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トイレにティッシュを流すと詰まる?!原因やつまったときの対処法について解説します

公開日:2019.4.3 更新日:2024.4.3
トイレにティッシュを流すと詰まる?!原因やつまったときの対処法について解説します

トイレで紙がなかったとき、やむを得ずポケットティッシュを使ってしまったことのある方も多いかと思います。
ただしこれは危険な行為で、トイレットペーパー以外の紙を流すとそのトイレを詰まらせてしまう恐れがあります。

この記事では、トイレにティッシュを流すと詰まる理由や、トイレットペーパーとティッシュの違い、トイレが詰まってしまったときの対処法などをご紹介します。
トイレをつまらせないポイントなども解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

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1. ティッシュペーパーはトイレに流してはいけません

どうしてティッシュペーパーをトイレに流してはいけないのでしょうか

ティッシュペーパーを取っている写真

その理由についてまずご説明します。

トイレが詰まって壊れてしまう場合、最も多いのは排水パイプの詰まりが原因のケースです。排水パイプが詰まると水が流れなくなってしまいます。

ティッシュペーパーをトイレに流すと詰まってしまうといわれている理由は、ティッシュペーパーは水に溶けない性質のため、排水パイプに溜まってしまうからです。水に溶けない性質であっても、数枚のティッシュペーパーくらいでは排水パイプは詰まりません。

排水パイプは本来、汚物がスムーズに流れるような構造で作られています。だからと言って、一度に大量のティッシュペーパーをトイレに流したり、少量でも毎日ティッシュペーパーを流してしまったりするようなことは避けましょう。また、水に溶ける性質のトイレットペーパーでも、一度に大量に流すと排水パイプは詰まってしまいます。何事も適量を守ってトイレを使用しましょう。

2. ティッシュペーパーとトイレットペーパーの違い

次に、ティッシュペーパーとトイレットペーパーの違いについてみていきましょう。

ティッシュペーパーを流したトイレの写真

ぱっと見ただけではどちらも薄手でよく似ているので、性質の違いは簡単にはわかりません。ただ先ほど述べたとおり、ティッシュペーパーには水に溶けにくいという性質があります。

トイレットペーパーも水に完全に溶けるというわけではないのですが、水を吸収した後にかき混ぜるとバラバラにちぎれて細かくなります。

ティッシュペーパーもトイレットペーパーと同じように吸水性が高くなっていますが、トイレットペーパーと違ってかき混ぜても形を留めたまま崩れません。

そのため、細かくバラバラになるトイレットペーパーは排水パイプに詰まることなく流れていきますが、ティッシュペーパーはトイレを詰まらせる原因となってしまいます。

3. ティッシュペーパーがトイレに詰まった場合の対処法

もしもトイレでティッシュペーパーを使用して排水パイプに詰まってしまったら、どうすればいいのでしょうか?

ラバーカップを使いトイレのつまりを解消している写真

最初に試していただきたい方法は、お湯を使うこと。ティッシュペーパーには冷たい水よりもお湯に対して溶けやすいという性質があります。

お湯を使っても詰まりが直らなければ、パイプクリーナーと呼ばれる薬剤を使ってみましょう。ホームセンターなどで購入することも可能ですが、自家製のパイプクリーナーを作ることも可能です。必要なものは、重曹と酢の二つ。重曹と酢を混ぜ合わせることで二酸化炭素を発生させ、詰まったティッシュペーパーを効率よくと溶かすことができます。

重曹と酢を2対1の割合で便器に入れ、その後に40度から60度くらいのお湯を流し入れます。それよりも高温のお湯を入れると便器にダメージを与えてしまう可能性があるので控えましょう。お湯を入れた後は1時間程度放置し、流してみてください。

それでもダメな場合はラバーカップを使いましょう。ラバーカップの先を便器の中に入れたら、穴にラバーを押し当ててから一気に引き上げます。一度で効果が見られなくても、そのまま続けてみてください。それでも解消しない場合は専門の業者にお願いしましょう。

4. トイレを詰まらせないために気を付けるポイント

では今度は、トイレを詰まらせないために気を付けることは何か、順番に見ていきましょう。

トイレにティッシュペーパーを流そうとしている写真

まずはティッシュペーパーの使用を控えること。トイレットペーパーと違って、ティッシュペーパーは水に溶けません。どれだけ長い時間水の中に浸けていても、ティッシュペーパーは原形を留めたままなので、もしも大量に流してしまうと排水パイプが詰まってしまう原因になります。

次に、トイレに流せる商品として売られているものにも注意しましょう。流せる赤ちゃん用お尻拭きや、流せるお掃除シートなど、流せる商品は多く売られています。流せると書かれているからと安易にトイレに流してしまうと、トイレが詰まる原因になってしまいます。

これらの商品は水の中で溶ける性質がありません。また、これらのシートはトイレットペーパーどころかティッシュペーパーよりも厚手ですので、複数枚使用すると特に排水パイプに詰まりやすくなります。流せるという言葉に安心して、安易にトイレに流さないようにしましょう。

他にトイレを詰まらせてしまう原因になるものといえば、衣服に貼っていた使い捨てカイロ、小さなこどもが使うおもちゃ、携帯電話などさまざまです。トイレに物を落とさないように、ポケットの荷物には注意するようにしましょう。

5. まとめ

トイレットペーパーとティッシュペーパーの大きな違いは、水に溶けやすいか溶けにくいか。

ペーパー類の写真

水に溶ける性質のないティッシュペーパーをトイレで使用して流すのは控えましょう。一度だけなら問題ありませんが、長期的な使用となると詰まりの大きな原因になります。

また、流せる赤ちゃん用お尻拭きや、流せるお掃除シートなどの流せる商品も、ティッシュペーパー同様、水に溶けない性質ですので注意しましょう。衣服に貼っていた使い捨てカイロや、衣服のポケットの中にある携帯電話も、便器の中に落としてしまわないよう注意してください。

もしもティッシュペーパーのせいでトイレが詰まってしまった場合、まずはお湯を流し入れてみましょう。それでも解消されない場合はパイプクリーナーの使用をおすすめします。それでもダメな場合はラバーカップ。

簡単な詰まりであれば、これらの方法でじゅうぶんに対処することが可能です。

もしもこれらの方法を試しても直らなければ、専門の修理業者に修理の依頼をしてください。急にトイレが詰まって困らないよう、日頃からトイレではティッシュペーパーを使わずトイレットペーパーだけを流すようにしたいですね。

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