トイレにティッシュを流したら詰まるって嘘?確率や原因・対処法を紹介
公開日:2019.4.3
更新日:2026.6.10
トイレにトイレットペーパーがないとき、少量ならティッシュを流してもいいと考える人は多いものです。
しかし、ティッシュはトイレットペーパーと違い、水に溶けにくく破れにくい性質があるため、詰まりの原因になることがあります。少量でも繰り返し流していると、排水管の中に残って少しずつ蓄積する可能性があるため注意が必要です。
この記事では、トイレにティッシュが詰まりやすい理由を整理したうえで、詰まったかどうかの見極め方、起こり得るトラブル、してはいけない行動、自分でできる対処法、業者へ相談すべき判断基準までわかりやすく解説します。
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トイレにティッシュが詰まる確率はトイレットペーパーよりも高い!その理由とは?
トイレにティッシュが詰まる確率は、トイレットペーパーよりも高いです。主な理由として、以下の2つが挙げられます。
- ティッシュはトイレットペーパーよりも水に強いため
- 少量でも排水管の中に蓄積される可能性が高いため
それぞれの理由について詳しく解説していきます。
ティッシュはトイレットペーパーよりも水に強いため
ティッシュがトイレに詰まりやすい1つ目の理由は、トイレットペーパーよりも水に強いためです。
トイレットペーパーは水に触れると繊維がほどけやすく、排水と一緒に流れやすい性質があります。一方、ティッシュは鼻水などを拭いても破れにくいように作られており、水を含んでも繊維がほどけにくいのが特徴です。
そのため、ティッシュをトイレに流すと、便器の奥や排水管の曲がった部分に引っかかることがあります。詰まりの原因となるため、ティッシュをトイレットペーパー代わりに使うのは避けましょう。
少量でも排水管の中に蓄積される可能性が高いため
ティッシュがトイレに詰まりやすい2つ目の理由は、少量でも排水管の中に蓄積される可能性が高いためです。
ティッシュは一度に流す量がたとえ1~2枚でも、繰り返すうちに排水管の中へ残り、詰まりにつながる可能性があります。なぜならティッシュは水に溶けにくく、トイレットペーパーのように細かく崩れて、排水と一緒に流れにくいためです。
流れきらなかったティッシュが便器の奥や排水管の途中にとどまると、あとから流れてきた紙や汚れと絡まり、少しずつ水の通り道を狭くすることがあります。その結果、排水管内に溶けきらなかったティッシュが塊となり、水の流れをせき止めてトイレを詰まらせる可能性があるため注意が必要です。
トイレにティッシュが詰まったかどうか見極める方法
トイレにティッシュが詰まったかどうかは、以下のポイントを確認することで見極めることができます。
詰まりが疑われる状態で何度も水を流すと、便器から水があふれるおそれがあります。以下で具体的な見極め方を見ていきましょう。
水位をチェックする
ティッシュが詰まったかを見極める時は、まず便器内の水位が普段どおりに戻るかを確認しましょう。
排水管の途中でティッシュが引っかかっていると、水の通り道が狭くなり、水位が上がったままなかなか下がらない場合や、いつもより水が引くまでに時間がかかる場合があります。
トイレを流した直後に水位が一時的に上がり、その後ゆっくり下がっていく場合や水がほとんど引かない場合は、トイレにティッシュが詰まっている可能性を疑いましょう。
ゴボゴボ、コポコポと異音がする
トイレからゴボゴボ、コポコポという異音がする場合は、ティッシュによる詰まりで排水の流れが妨げられている可能性があります。
ティッシュが便器の奥や排水管の途中に引っかかると、流した時に空気が押し戻されたり、水の流れが乱れたりして、普段とは違う音がするので注意が必要です。
異音が続く場合は、トイレにティッシュが詰まっている可能性が高いと考えましょう。
トイレにティッシュが詰まったときに考えられるトラブル
ティッシュを流したあと、水位が上がったり流れが悪くなったりした場合は、ティッシュが原因の詰まりの可能性が考えられます。トイレにティッシュが詰まったときに考えられるトラブルは次の通りです。
- 水があふれて階下に漏れる
- 異臭がする
- 近隣の部屋の排水も流れなくなる(集合住宅の場合)
以下で、それぞれのトラブルを詳しく説明します。
水があふれて階下に漏れる
ティッシュが原因でトイレが詰まると便器から水があふれ、階下への水漏れにつながるため注意が必要です。
排水管の途中でティッシュが詰まると、水や汚物が正常に流れず、便器内に汚水が逆流します。ティッシュが詰まった状態でトイレを流し続けると床材や配管まわりから水が階下に漏れ、修理費や清掃費が発生するケースもあるため、気を付けましょう。
異臭がする
トイレにティッシュが詰まると封水がなくなり、異臭がすることがあります。
封水とは便器の底に常にたまっている水のことです。封水は下水管からの悪臭や害虫の侵入を防ぐ蓋の役割を果たしています。
しかし、トイレにティッシュが詰まると、ティッシュが毛細管現象によって封水を下水管側へ吸い出すことがあるため注意が必要です。封水が切れると下水の臭いがそのまま室内に漏れやすくなり、異臭の原因になります。
(集合住宅の場合)近隣の部屋の排水も流れなくなる
集合住宅では、ティッシュの詰まりが原因で近隣の部屋の排水に支障をきたす場合があります。
マンションやアパートでは、各部屋の排水が建物内の共用排水管につながっているケースが多いです。そのため、ティッシュの塊が自室の便器内ではなく、奥の排水管や共用部分で詰まると、近隣の部屋の排水も流れなくなってしまいます。
集合住宅で排水異常が広がっている場合は自分だけで対処することは難しいため、早めに管理会社や専門業者へ相談しましょう。
トイレにティッシュが詰まったときにしてはいけないこと
トイレにティッシュが詰まったときにしてはいけないこととして、次の行動が挙げられます。
- もう一度水を流す
- ワイヤーやブラシを押し込む
- パイプユニッシュを使う
- むやみに解消法を試す
以下で、それぞれの避けるべき行動を具体的に見ていきましょう。
もう一度水を流す
トイレにティッシュが詰まったときは、もう一度水を流してはいけません。なぜなら、排水の通り道がふさがっている状態でさらに水を流すと、便器内の水位が上がり、汚水があふれるおそれがあるからです。
水を流したあとに水位が高いまま下がらない、いつもより水の引きが遅い、ゴボゴボと音がする場合は、詰まりが残っている可能性があります。この状態で「もう一度流せば押し流せるかも」と考えてレバーを引くと、便器から水があふれ、床や階下に被害が広がるおそれがあるため注意が必要です。
ワイヤーやブラシを押し込む
トイレにティッシュが詰まったときにワイヤーやブラシを無理に押し込むと、詰まりをかえって悪化させる可能性があるため注意しましょう。
ティッシュが便器の奥や排水管の途中に引っかかっている状態でワイヤーやブラシを押し込むと、詰まりを取り出すどころか、さらに奥へ押し込んでしまうことがあります。ワイヤーやブラシを使うと、詰まりを悪化させたり便器を傷つけたりするおそれがあるため避けましょう。
パイプユニッシュを使う
ティッシュが原因でトイレが詰まったときは、パイプユニッシュを使っても効果は期待できません。
パイプユニッシュは、排水管に付着したぬめりや汚れを落とすための薬剤で、ティッシュなどの紙類を分解して流す目的のものではありません。そのため、薬剤を入れてもティッシュは塊のまま便器の奥や排水管に残る可能性が高く、時間や費用の無駄になってしまいます。
ティッシュ詰まりには、パイプユニッシュを使わないようにしましょう。
関連記事:トイレの詰まりにパイプユニッシュは効果なし!詰まりの原因を根本的に解消する方法
自分で解決しようとむやみに解消法を試す
詰まりの原因やトイレの構造をよく確認しないまま、むやみに解消法を試すのは避けましょう。
トイレの詰まりは、ティッシュだけでなく、固形物の落下や排水管の奥の詰まりなど複数の要因が重なって引き起こされている場合も多いです。原因に合わない解決法を試すと、詰まりを奥へ押し込んだり、便器や排水管を傷つけたりして、修理費用が高くなってしまうこともあります。
ティッシュを流した直後の軽い詰まりであれば自力で対処できる場合もありますが、水が引かない、異音や異臭が続く、何を詰まらせたかわからないといった場合は、無理に作業を続けず専門業者へ相談するのが安全です。
トイレにティッシュが詰まった場合の対処法
ティッシュが詰まった場合は、まず止水栓を閉めて給水を止めて次の対処法を試しましょう。
- ティッシュが少量ならひとまず様子を見る
- お湯を流してみる
- ラバーカップを使う
温水洗浄便座がある場合は、コンセントを抜いてから作業すると安全です。便器内の水位が高いときは、あふれないようにバケツや灯油ポンプなどで水をくみ出してから作業を行いましょう。
ティッシュが少量ならひとまず様子を見る
流したティッシュが少量で詰まりの症状も軽い場合は、まずしばらく様子を見ましょう。
ティッシュはトイレットペーパーより水に溶けにくいものの、1〜2枚程度であれば時間の経過とともに自然と詰まりが解消する場合もあります。
ただし、日常的にティッシュを流していた場合や、一度に多く流した場合は、排水管の途中に残って詰まりが悪化する可能性があるため注意が必要です。水が引かない、水位が高いまま変わらない、ゴボゴボ音が続く場合は、放置せず別の対処法に切り替えましょう。
お湯を流してみる
ティッシュによる軽い詰まりであれば、40〜60℃程度のぬるま湯を流すことで改善する場合があります。なぜなら、ティッシュは水に溶けにくい性質がありますが、ぬるま湯を使うとふやけて柔らかくなり、詰まりが改善する場合があるからです。
熱湯を使うと便器がひび割れたり破損したりするおそれがあるため、沸騰したお湯は使用を避けましょう。便器内の水位が高い場合は、あふれないようにバケツや灯油ポンプなどで水を少しくみ出してから、ぬるま湯をゆっくり注ぎます。
その後、しばらく時間を置いて水位が下がるか確認してください。水が引かない、異音や異臭が続く、多量のティッシュを流した場合は、別の対処法を検討しましょう。
関連記事:トイレの詰まりはお湯で直る!?完全に詰まりをとる方法も紹介
ラバーカップを使う
ティッシュによる詰まりで水が引かない場合は、ラバーカップを使って詰まりを解消しましょう。
ラバーカップは、排水口に密着させて水の流れに力を加え、便器の奥や排水管に引っかかった異物を動かす道具です。ラバーカップのゴム部分が水に浸かる状態にして排水口へしっかり密着させ、ゆっくり押し込んでから勢いよく引きましょう。
何度か試しても水が引かない、異音や逆流が続く場合は、自分で対処しようとせず専門業者への依頼を検討しましょう。
業者に依頼する判断基準
自分で試しても水の流れが戻らない場合や、短期間で詰まりを繰り返す場合は、無理に作業を続けず専門業者へ依頼しましょう。
ティッシュによる軽い詰まりであれば、様子を見る、お湯を使う、ラバーカップを使うといった方法で改善することがあります。ただし、排水管の奥で詰まっていたり、固形物など別の原因が関係していたりする場合、自力での解消は難しくなります。なぜなら、原因がわからないまま作業を続けると、詰まりを奥へ押し込んだり、便器や排水管を傷つけたりするおそれがあるためです。
次のような症状がある場合は、業者への依頼を検討しましょう。
- ラバーカップを使っても水が引かない
- ゴボゴボ音や異臭が続いている
- ティッシュ以外の固形物を落とした可能性がある
- 一度解消しても、短期間で何度も詰まる
- 集合住宅でほかの部屋の排水にも影響が出ている
- 原因が特定できない
特に、集合住宅でほかの部屋の排水にも影響が出ている場合は、排水管の奥で詰まりが起きている可能性があります。また、戸建住宅の場合も症状を放置していると排水桝から汚水があふれたり、敷地内の排水管全体に影響が出たりするおそれがあるため注意が必要です。
被害を広げないためにも、自力で対処するのではなく、症状が出たら早めに専門業者へ相談しましょう。
トイレにティッシュが詰まったときのよくある質問
トイレにティッシュが詰まったときのよくある質問は次のとおりです
自分で解消する方法はありますか?
軽度のティッシュ詰まりであれば自分で解消できる場合もありますが、少しでも不安がある場合は業者へ相談するのが安全です。
例えばティッシュによる軽度の詰まりであれば、時間を置いたり、ラバーカップを使ったりすることで流れが戻ることがあります。ただし、原因や詰まっている場所がわからないまま作業すると、ティッシュを排水管の奥へ押し込んだり、水をあふれさせたりするおそれがあるため注意が必要です。
ラバーカップの使い方に自信がない場合や、水位が高い、異音や異臭が続く場合は、無理に自分で直そうとせず、早めに専門業者へ相談しましょう。
どうしてもティッシュしか使えない場合どうすればいいですか?
どうしてもティッシュしか使えない場合でも、基本的にはトイレに流さず、ビニール袋などに入れて可燃ごみとして処分しましょう。
ティッシュはトイレットペーパーと違い水に溶けにくいため、少量でも便器の奥や排水管に残る可能性があります。やむを得ず使用する場合は、温水洗浄便座を併用するなどして、使う量を最小限に抑えましょう。
ティッシュが詰まった場合の業者対応費用はいくらですか?
ティッシュが詰まった場合の業者対応費用は、軽い詰まりなら8,000円〜15,000円が目安ですが、作業内容によっては数万円かかることもあります。
ラバーカップや専用器具で解消できる軽度の詰まりは比較的安く済むことがほとんどです。一方で、便器の脱着や排水管の洗浄が必要になると、20,000〜40,000円ほどかかるケースもあります。
また、夜間・早朝対応、出張費、見積もり後のキャンセル料などが別途発生する業者もあるため、依頼前に料金の内訳を確認しておきましょう。
ティッシュは何枚で詰まりますか?
ティッシュが何枚で詰まるかに明確な基準はありません。
トイレの詰まりやすさは、流した枚数だけでなく、種類や丸め方、排水管の状態によって変わります。
1〜2枚を一度流した程度であれば、すぐに詰まるケースは多くありません。一方で、丸めたティッシュを流したり、何枚もまとめて流したり、日常的に流し続けたりすると、少しずつ蓄積して詰まりにつながるおそれがあります。
ティッシュは「何枚までなら詰まらない」と考えず、基本的にトイレへ流さないようにしましょう。
ティッシュがトイレに詰まったら無理をせず業者を頼ろう
ティッシュがトイレに詰まったら、無理に自力で直そうとせず、早めに業者へ相談するのが安心です。
ティッシュはトイレットペーパーより水に溶けにくく、便器の奥や排水管に残ると、水の流れを妨げる原因になります。自分で解消する方法もありますが、やり方を誤ると詰まりを奥へ押し込んだり、便器から水をあふれさせたりするおそれがあるため注意が必要です。
詰まりの解消に時間がかかるほど、床への水漏れや近隣トラブルにつながるリスクも高まります。ティッシュ詰まりを早く確実に解決したい場合は、無理をせず業者への依頼を検討しましょう。
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