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賃貸のエアコンは勝手に掃除してもいい?作業の注意点や掃除方法について

公開日:2021.5.25 更新日:2024.4.15
賃貸のエアコンは勝手に掃除してもいい?作業の注意点や掃除方法について

「エアコンのカビ汚れが気になる」「エアコンから異臭がする」
このようなエアコンのトラブルは、エアコンの掃除が必要なサインです。
ただし、お住まいが賃貸物件で、そのエアコンが備え付けである場合、勝手に掃除を業者に依頼していいものかと悩んでしまう方も多いはず。

そこで今回は賃貸物件でエアコンを掃除する際のポイントを解説します。
エアコン掃除を業者に依頼する場合の費用の負担者や掃除すべきタイミングについてもご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

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1.賃貸のエアコンは勝手に掃除できる?

エアコン掃除を業者に依頼するなら大家さんに相談を

エアコンが設置された部屋の写真

最近では賃貸のマンションやアパートに契約すると、お部屋にエアコンが備え付けられていることが多いです。
使用していると、どうしてもエアコンの汚れは溜まっていきます。そうしたエアコン汚れは勝手に掃除していい物なのでしょうか。

結論からいうと、フィルターの掃除など自分でできる範囲であれば大家さんへの報告義務はないので、自由に掃除ができます。

ただし、業者にエアコン掃除を依頼する場合は、大家さんへの相談が必要です
賃貸住宅における備え付けのエアコンなどの家電や家具はお部屋の備品にあたりますので、それらを快適に使用し続けるために大家さんや管理会社側がメンテナンス作業をしなければならないと決められています。
なので、許可なく勝手にエアコン掃除を依頼してはいけません。

もしエアコンをつけていてにおいが気になることがあれば、大家さんもしくは管理会社に相談するようにしましょう。
それから具体的にエアコン掃除をどうするのかについて指示を受けます。

では個人で取り付けたエアコンについてはどうするべきなのでしょうか。
これに関しても確認が必要で、賃貸物件では自分で取り付けたエアコンであっても、掃除を業者に依頼する際は必ず大家さんや管理会社に相談しなければなりません。

エアコン掃除を業者に依頼するとなると、壁が破損したり、水を使うことで床が浸水したりといったリスクがあり、仮にそうなってしまうとお部屋の修繕が必要になります。
こうしたことから、個人で取り付けたエアコンでもあらかじめ相談が必須となっています。

ただしこの場合は、エアコンの所有者は賃借人である自分なので、エアコン掃除にかかる費用は賃借人負担となります。

2.賃貸物件のエアコン掃除の費用はだれが負担する?

状況により負担者は異なる

疑問を感じている女性の写真

それでは賃貸物件におけるエアコン掃除を業者に依頼した場合の費用はだれがすることになるのでしょうか。

①大家さんが負担する場合
・自分でできる範囲のエアコン掃除を行っているにも関わらず異臭や異音がする
・入居して間もないのに異臭・異音や動作不良がみられる
・賃貸借契約書に大家さんまたは管理会社側が負担する旨の記載がある
・大家さんまたは管理会社が費用負担を許可した 
・退去の際 等

基本的にエアコン掃除を業者に依頼する必要になった原因が賃借人側にない場合は、大家さんや管理会社に費用の支払い義務が発生します。

ただし、賃貸借契約書に「入居中の修繕費用は借主負担」と書かれている場合においては、基本的にどのような原因であっても入居中はすべて賃借人が負担しないとなりません。
契約の際はこちらについてきちんと確認をしておき、入居は直後ににエアコンに異常がないか点検をしておきましょう。

②賃借人が負担する場合
・自分でできる範囲のエアコン掃除を定期的に行っていない
・入居者が喫煙者であり、エアコンがヤニで汚れている
・エアコンが個人で取り付けたものである
・エアコン自体は問題なく稼働するが、汚れが気になるので掃除したい 等

賃借人の管理不足が原因であったり、エアコンの所有者が賃借人であったりといった場合は、費用の負担責任は賃借人にあります。

ただし、物件によって規約が異なり、エアコン掃除にかかる費用を管理者側が負担してくれる場合もあります。
これについては大家さんや管理会社に確認してもらうようにしましょう。

3.自分で賃貸のエアコンを掃除する方法

具体的な作業手順

エアコンのフィルターを掃除している写真

賃貸の備え付けのエアコンであっても、自分でできる範囲のエアコン掃除は自分で行わなければなりません。
エアコン掃除に必要な道具と手順は次の通り。

1.エアコンの周りのものを保護する
エアコン周辺にある家具や家電に汚れが付かないように、ビニールシートや養生テープなどで保護しておきます。

2.電源を切る
掃除の前に電源とコンセントを必ず抜いておきましょう。

3.エアコン表面を拭く
エアコン本体の表面をタオルで乾拭きしておきます。

4.カバーを外す
エアコンのカバーを破損させないようにゆっくりと外しておきましょう。

5.フィルターを外す
エアコンにあるフィルターを外していきます。ホコリが溜まりやすい箇所であるため、慎重に取り外します。

6.ルーバーを外す
エアコンの中央と左右でルーバーが固定されていますので、こちらも慎重に取り外していきます。

7.掃除機を使う
フィルターなどホコリが溜まっている箇所については掃除機を使って掃除していきます。

8.洗浄液できれいにする
洗濯用中性洗剤をバケツに溜めた水で薄めておきます。それを汚れの付いていない歯ブラシにつけてフィルターやルーバーなどを掃除します。

9.水ですすぐ
洗剤をつけた歯ブラシで洗ったら、水を流していきます。

10.乾燥させる
水で洗い流した後は1時間ほど乾燥させます。

11.取り付けを行う
しっかりと乾燥させたパーツを元通りに取り付けします。

4.エアコン掃除を業者に依頼した場合の費用はいくら?

具体的な費用相場

エアコン掃除の費用相場のイメージ写真

賃貸物件のエアコン掃除の費用負担が賃借人側にある時、業者に依頼すると一体どれくらいの費用がかかるのでしょうか。
専門業者による費用相場は以下のようになります。

▼壁掛け型
エアコン本体:8,000~10,000円
掃除機能付きエアコン本体:13,000~16,000円
消臭抗菌コート:1,000~2,000円
室外機洗浄:3,000〜4,000円

▼天井埋め込み型
エアコン本体:15,000~17,000円
掃除機能付きエアコン本体:40,000~45,000円
消臭抗菌コート:1,000~2,000円
室外機洗浄:3,000〜4,500円

エアコン掃除にかかる費用は、壁掛け型か天井埋め込み型かで異なります。また、通常のエアコンよりも掃除機能付きのものの方が費用は高めです。
さらに作業にかかる費用以外にも業者がご自宅まで来てもらう出張費用も別途加算されます。

ただし、そんなエアコン掃除の費用を少しでも安く抑える方法があります。

費用を抑える一番のコツは見積もりを活用すること
最低3社以上比較すれば、地域で一番安い業者を見つけることができます。多くの業者では無料見積もりを受け付けていますので、積極的に利用しましょう。

この他、期間限定での割引複数台掃除した場合は費用が安くなるなどのキャンペーンを行っているところもあります。
お住まいのエリアにある業者を調べてみて、現在どういったキャンペーンを実施しているのかどうか確認しておきましょう。

5.エアコン掃除業者の選び方

業者選びのポイント

エアコンの内部を点検する事業者の写真

賃貸物件でエアコン掃除を業者に依頼する際に、大家さんや管理会社側から業者を指定されない限り、自分で業者を探さないといけません。
エアコン掃除業者を選ぶ際に見ていただきたいポイントは以下の通りです。

・料金体系が明確である
業者を選ぶにあたっては見積もりの料金が明確であるかどうか確認しましょう。
優良な業者であれば作業の内容ごとに料金の内訳の明記があるはずです。
また、不明点を質問するとこちらが納得するまで説明してくれます。

・作業実績や口コミを確認する
専門業者の公式ホームページや口コミサイトなどで、実際に作業依頼された方からの業者の評価を見ることができます。
ただし、口コミによっては偏った意見もあるので、複数の口コミを見ておくことが大切です。

・スタッフの対応が丁寧
優良とされている業者であれば、きちんとスタッフの育成がされているので、顧客への対応も丁寧です。
業者に直接問い合わせてみて、その際のスタッフがどのように対応してくれるかについても注目してみましょう。

また、優良な業者であれば実際の作業にかかわらず、お手入れの仕方や正しいエアコンの使い方など、エアコンに関する相談になんでも応じてくれます。
疑問に思うことがあれば何でも聞いてみましょう。

・アフターサービスが充実している
多くの専門業者ではエアコンの事後点検をはじめ、さまざまなアフターサービスがあります。
サービス内容や保証期間は業者によって異なるので、事前に確認しておきましょう。

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