群馬・桐生で41.2℃ 国内最高気温を更新
公開日:2025.8.5 更新日:2025.8.5
2025年8月5日、群馬県桐生市で観測された気温が41.2℃に達し、国内の歴代最高気温記録を塗り替えました。これまでの最高は、2020年に静岡県浜松市と埼玉県熊谷市で記録された41.1℃で、今回はそれを0.1℃上回る結果となりました。全国的にも猛暑日が続いており、関東内陸部を中心に気温40℃超の地点が相次いでいます。今後も極端な高温が予想されているため、引き続き熱中症対策が求められます。
2025年8月5日、群馬県桐生市で観測された気温が41.2℃に達し、国内の歴代最高気温記録を塗り替えました。これまでの最高は、2020年に静岡県浜松市と埼玉県熊谷市で記録された41.1℃で、今回はそれを0.1℃上回る結果となりました。全国的にも猛暑日が続いており、関東内陸部を中心に気温40℃超の地点が相次いでいます。今後も極端な高温が予想されているため、引き続き熱中症対策が求められます。
8月5日午後、群馬県桐生市に設置された気象庁の観測点で、41.2℃という気温が記録されました。これは、2020年に静岡県浜松市(8月17日)と埼玉県熊谷市(8月17日)が記録した41.1℃を0.1℃上回るもので、日本の気象観測史上で最も高い気温となります。
桐生市は関東の内陸に位置し、フェーン現象や強い日差しの影響を受けやすい地域です。今回も太平洋高気圧の勢力が強まったことで、広い範囲で晴天が続き、地表の熱が蓄積される形となりました。
桐生市の記録に限らず、5日は全国的に気温が上昇しました。群馬県伊勢崎市で41.0℃、埼玉県鳩山町で40.7℃、岐阜県多治見市でも40.4℃と、複数の地域で40℃超えが相次いでいます。東京都心部でも35℃超となり、駅構内や路上では体調を崩す人も見られました。
このような極端な高温は、体力を消耗しやすく、気づかないうちに脱水症状や熱中症を引き起こす恐れがあります。特に高齢者や乳幼児、屋外作業をする人は注意が必要です。
今回の記録的猛暑の背景には、太平洋高気圧の張り出しと、フェーン現象の重なりがあります。高気圧は関東や東日本を広く覆い、晴天と強い日差しをもたらしました。一方、山を越えた空気が乾燥・加熱されるフェーン現象により、特に内陸部では気温が一気に上昇しました。
さらに今年は偏西風の蛇行により熱が抜けにくい気象パターンが続いており、高温が持続しやすい傾向となっています。
気象庁や環境省は、40℃を超えるような極端な暑さが命に関わるリスクであるとして、「熱中症警戒アラート」を発表しています。こまめな水分・塩分補給に加えてエアコンの使用や冷却グッズの活用、日中の外出を控える行動が推奨されています。
特に屋内でも室温が高いと熱中症のリスクはあるため、在宅中でも適切な冷房を使うことが大切です。
最近では、エアコンの効きが悪い・風が弱いなどの症状が出ていてもそのまま使い続けている家庭も多く見られますが、これは機器の不調や内部の汚れが原因となっている可能性があります。
暑さが本格化する今の時期こそ、エアコンの点検・修理を検討する重要なタイミングです。
「冷えが弱い」「異音がする」「風量が不安定」など、少しでも気になる症状がある場合は、専門業者による早めのチェックが安心です。
最寄りのエアコン修理業者を探して、予約することもできるため、設備トラブルによる健康リスクを未然に防ぐ手段として、積極的な対応をおすすめします。
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また、周囲に体調を崩している人がいないか声を掛け合うことで事故を防ぐことにもつながります。
最新の気象予測では、今後1週間程度は全国的に気温の高い日が続く見通しです。特に関東や東海、近畿では35℃超の猛暑日が予想され、体調管理には引き続き注意が必要です。また、熱帯夜による睡眠不足が体調に影響を及ぼす可能性もあり、快適な睡眠環境の工夫も欠かせません。
今後の気象情報や熱中症警戒アラートをこまめに確認し、必要に応じて行動の見直しを図ることが、自身と家族の健康を守ることにつながります。