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群馬・伊勢崎で41.6℃ 国内最高気温を本日更新

公開日:2025.8.5 更新日:2025.8.5
群馬・伊勢崎で41.6℃ 国内最高気温を本日更新

桐生の記録をわずか数時間で上回る 気象史に残る猛暑日

2025年8月5日(火)、群馬県伊勢崎市で観測された41.6℃が、日本の気象観測史上で過去最高の気温となりました。
この記録は、わずか6日前の7月30日(水)に兵庫県丹波市の柏原(かいばら)で観測された41.2℃を上回るもので、記録の更新が続く異例の猛暑が続いています。

伊勢崎市の記録に先立ち、同じ群馬県内の桐生市でも41.2℃を観測。これが柏原と並ぶ日本タイ記録かと思われましたが、午後になって伊勢崎市がさらに上回り、記録が再び更新されました。
関東の内陸では熊谷市や館林市などでも40℃超えが相次いでおり、気象庁は「命の危険がある暑さ」として最大限の警戒を呼びかけています。

熱中症への備えは「いのちを守る」行動に

エアコンの使用と設備点検は最重要対策

エアコンを使用する女性の写真

これほどの高温では、屋外だけでなく屋内でも熱中症のリスクが非常に高まります。
特に高齢者や乳幼児、持病のある方は、短時間でも重症化する危険性があるため注意が必要です。

室温が28℃を超えたらエアコンを使用するのが基本ですが、冷えにくい・風が弱いといった異変を感じたら、エアコン内部の不具合やガス漏れの可能性も考えられます。

早めに点検・修理を依頼することが、命を守る備えになります。
エアコンの故障は、猛暑日が続く時期には業者への依頼が集中し、対応が遅れることもあります。違和感を覚えた段階で速やかに対処することが重要です。

≫エアコンメンテナンス事業者を探す
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今後も続く高温傾向 最新の予報に注意を

局地的な雷雨も一時的 猛暑そのものは継続へ

猛暑によりしおれたひまわりの写真

今後も全国的に高気圧の勢力が強く、関東を含む広い範囲で35℃を超える猛暑日が連日続く見通しです。
一部では夕立や雷雨が発生して一時的に気温が下がる場面もありますが、暑さの根本的な解消にはつながらない見込みです。

また、連日の高温は体力を奪い、慢性的な疲労や睡眠不足を引き起こすことで、より熱中症になりやすい状態になります。
毎朝の体調チェックや、無理のないスケジュール管理、涼しい場所での休息を心がけることが求められます。

異常な暑さに日常の対策も“更新”を

気温の常識が変わる今、「備えの常識」も変えるべき時

熱中症対策を訴えるイラスト

桐生市の41.2℃、そして伊勢崎市の41.6℃。
今年7月末の柏原の記録を含めると、わずか1週間足らずの間に日本の最高気温記録が3度も入れ替わったことになります。

これは単なる異常気象ではなく、もはや日本の夏が「新しい常態」に突入していることを示しているのかもしれません。

命を守るための準備も、過去の常識にとらわれずアップデートする必要があります。
エアコンはぜいたく品ではなく、命を守るライフラインです。不調を感じたら我慢せず、すぐに点検や修理を依頼してください。

今後さらに高温が続く可能性もある中で、自分と家族を守る行動が、これからの夏を安全に乗り切るカギとなります。