本文へ移動

12日(金)にかけて寒気南下 気温低下と凍結に警戒を

公開日:2025.12.8 更新日:2025.12.8
12日(金)にかけて寒気南下 気温低下と凍結に警戒を

12日(金)にかけて冬型の気圧配置が強まり、全国的に気温が下がる見通しです。北海道から日本海側では雪が降りやすい状態となり、山沿いを中心に積雪が増える可能性があります。太平洋側でも朝晩の冷え込みが強まり、路面凍結や水道管の凍結など、生活への影響が懸念されます。気温が大きく下がる時期は交通・家庭インフラともにトラブルが起きやすく、早めの備えが重要です。本記事では寒気による影響と、生活面で役立つ具体的な対策を解説します。

12日(金)にかけて冬型が強まり、気温が下がる見通し

日本海側は雪の可能性 太平洋側も冷え込みが強まる

ニットを着た冷え性の日本人女性の写真

12日(金)にかけて冬型の気圧配置が強まる影響で、北日本から西日本まで広い地域で気温が下がる予想です。北海道から北陸、山陰にかけては雪が降りやすい状態となり、山沿いでは積雪が増える可能性があります。沿岸部も一時的に強い雪が降るケースがあり、視界の悪化や交通への影響が懸念されます。一方、太平洋側では晴れる時間が多い見通しですが、朝晩の冷え込みは強まり、内陸部では氷点下まで下がる地域もあります。放射冷却が加わると霜が降りやすく、路面に薄い氷が残ることもあります。全国的に寒暖差が大きくなるため、防寒対策や体調管理が欠かせません。気温低下による影響が出やすい時期のため、早めの準備が重要です。

交通への影響が懸念される 路面凍結は朝晩を中心に注意

ブラックアイスバーンの危険性 安全運転を徹底

凍結した路面(市街地道路)の写真

積雪が予想される地域では道路状況の悪化が懸念されますが、雪の少ない地域でも気温低下による路面凍結が大きなリスクになります。特に早朝は気温が最も下がる時間帯で、前日までの雨や雪が残っている場合は凍結しやすくなります。ブラックアイスバーンと呼ばれる薄い氷は透明で見えにくく、気づかずに速度を出すとスリップ事故につながる危険性が高まります。橋の上やトンネル付近、日陰のカーブなどは冷えやすく、凍結が早く発生する傾向があります。運転時は冬用タイヤの装着を確認し、急ブレーキ・急ハンドルを避け、車間距離を十分に確保することが重要です。積雪地域では視界不良になる場合もあるため、早めのライト点灯や速度調整が安全につながります。

水道管凍結が発生しやすい気象条件 家庭内の備えが重要

凍結の目安は外気温−4℃前後 屋外配管は要対策

凍結した蛇口の写真

気温低下が進むと、水道管の凍結トラブルが起きやすくなります。外気温が−4℃前後になると一般的に水道管が凍結しやすいとされ、夜間の冷え込みが強い地域では早めの対策が欠かせません。特に屋外に露出した配管や北側の外壁に設置されている給水管は冷気の影響を受けやすく、保温材を巻く、段ボールなどで囲うといった対応が有効です。給湯器周辺は風が直接あたる場所に設置されることが多く、凍結による点火エラーが起きやすいため注意が必要です。凍結してしまった場合は、熱湯をかけると破裂の危険があるため、タオルを巻いた上からぬるま湯をゆっくりかけて溶かすのが安全です。水漏れが発生している場合や、解凍しても水が出ない場合は、水道修理業者への相談が推奨されます。

≫水道修理事業者を探す

暖房使用が増える時期 エアコンの効率低下に注意

フィルターと室外機の環境が性能を左右する

白色のエアコンとリモコン操作をする手の写真

気温が下がると暖房の使用が増え、エアコンに負荷がかかりやすくなります。外気温が低い状態では暖まりにくくなり、フィルターにほこりが溜まっている場合はさらに効率が落ちます。こまめなフィルター掃除は暖房能力を保つうえで最も効果的で、風量や温度の立ち上がりにも差が出ます。また、室外機は風通しが悪いと霜がつきやすく、暖房運転が停止することがあります。周囲に物が置かれていないか、雪が積もりやすい位置に設置されていないか確認することが必要です。古い機種では部品の劣化から急な停止が起こるケースもあるため、寒波が来る前に点検を受けておくと安心です。暖房需要が高まる時期は点検依頼が集中するため、早めの予約が推奨されます。

≫エアコンメンテナンス事業者を探す
≫エアコンクリーニング事業者を探す

寒気に備えた実践的な対策 外出・家庭・設備の3点を整える

気温低下による生活リスクを最小限にするポイント

雪に埋まった温度計の写真

寒気の影響が予想される期間は、外出・家庭・設備の3点で準備を進めることが重要です。外出時は凍結リスクを想定した靴選びや、積雪地域への移動時間に余裕を持たせるなど、無理のないスケジュール設定が必要です。家庭では水道管や給湯器の保温対策を行い、生活インフラへの影響を最小限に抑える準備を整えましょう。設備面では暖房機器のメンテナンスを前倒しで行い、急な故障を避けることが重要です。気温低下は体調にも影響を与えるため、室温管理や湿度調整も忘れずに行う必要があります。寒気が接近する際は天気予報をこまめに確認し、生活の安全確保を優先した行動が求められます。