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畳でよくあるトラブルとは?

公開日:2021.11.29 更新日:2024.4.9
畳でよくあるトラブルとは?

畳には様々な種類の物が存在し、畳トラブルの種類も様々なものがあります。模様替えで家具を移動したら、畳に跡がくっきり残っているなどといったトラブルや、室内でタバコを吸っていて、うっかり焦がしてしまったりなど様々なトラブルが存在します。
このように畳はトラブルがとても起こりやすいものということが言えます。そのため、定期的なメンテナンスを行い、トラブルの起こりにくい環境を作るようにしていく必要があります。

今回はそんな畳に関する情報をご紹介します。

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1.畳のトラブル①カビ

畳にカビが生えてしまう大きな要因は部屋の湿気です。湿気が多いとカビが生えてしまいます。

カビが生えた畳の写真

梅雨などの湿度が高い時期などにふと畳を見てみたら、ふわふわとしたカビが生えていた…そんな経験がある方も多くいらっしゃいます。

畳はイ草という天然素材でできているため、その性質上どうしてもカビが生えやすく、少し換気や掃除を怠っただけで一面にカビが生えてしまうこともそう珍しくありません。

まず、カビが生えてしまう条件としては気温が20から30℃、湿度が70から80%の場合に発生します。カビはホコリや汚れなどが栄養分なため、定期的なメンテナンスが必要になります。畳に使われているイ草は空気を吸収して放出する性質を持っているため、天然の畳が敷かれている部屋は、イ草のおかげである程度の除湿効果が期待できます。ですが、あまりにも湿度の高い状態が続くと、湿気がたまりにたまったイ草に、カビが発生しやすくなってしまいます。その油断がカビの発生の原因になります。 気を抜かずこまめな掃除やメンテナンスをすることでカビの発生を大きく減らす事ができます。

また、湿度を吸収する効果は、新鮮なイ草ほど強くはたらきます。なので新しい畳や表替えをしたばかりの畳の方がカビが生えやすく、イ草の潰れてしまった古い畳はカビが繁殖しづらいといった特徴があるので覚えておくと便利でしょう。

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2.畳のトラブル②ダニ

ダニは畳に落ちた人間の皮膚や髪の毛などを食べ繁殖しています。

ダニが潜む畳の写真

ダニによる被害は様々で、代表的なのが噛まれて痒みが出るといった被害があります。そんな厄介なダニの発生条件は温度が20から30℃で湿度が60%ある場所に発生します。

ダニはフケや垢、ホコリ、食べカスなどがあると繁殖して数を増やします。なのでシンプルに畳の上で食事を控える、こまめに掃除をするなどといった対策を行うことによってダニの発生を大きく減らす事ができます。

畳にいるダニは、ツメダニ、ヒョウダニの大きく2つに分けることができます。この中でも、ハウスダストアレルギーや喘息の原因になると言われているのがヒョウダニになります。ヒョウダニ自体、人を刺すなど人体に直接害を加えることはありません。ですがヒョウダニの死骸やフンの残骸を吸い込むと気管支に炎症が起こり、喘息やアレルギー反応を起こしてしまうといったトラブルを引き起こす場合があります。

そして、そのヒョウダニを捕食するのが、ツメダニになります。ツメダニがいてくれればヒョウダニ対策になるのでは?と思った方もいるかと思います。ですが、ツメダニは人を刺すなど厄介なダニの種類でヒョウダニが増えることでこのツメダニも増えてしまいます。なのでダニを許してはいけません。

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3.畳のトラブル③家具の跡

畳は跡が付きやすいため、畳の上にタンスなどの家具を置くとその重みで跡がついてしまいます。

家具の跡が残っている畳の写真

模様替えで家具を移動したりすると思います。その時にふと畳を見てみると畳に跡がくっきり残っているなんてことがよくあります。こういった経験をした方も多いかと思います。

これは、畳の上に直接タンスやテーブルなどを置いていた場合に、強い圧力がかかって起こるトラブルになります。ですが、簡単にその跡を元に戻す事ができる方法があります。

その方法とは、へこんで跡になってしまった箇所に霧吹きなどで湿らせて水に濡らしたタオルを絞ってその上に置き、ゆっくりとアイロンをかけます。そして乾拭きした後に喚起してよく乾かすといった方法になります。そうすることによって簡単に家具などでついてしまった畳の跡を元に戻す事ができます。

この方法を行う際に注意するべき点がアイロンの作業です。アイロンは畳に直接触れてしまうと痕が残ってしまう恐れがあります。なので必ずタオルや雑巾を敷いてアイロンをかけるようにしましょう。また、アイロンを当てるタオルや雑巾を濡らすのを忘れずに行うようにしましょう。

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4.畳のトラブル④日焼け

畳の日焼けとは、日焼けによって畳が変色してしまう現象のことを言います。

日の光が差し込む和室の畳の写真

畳も使っていくうちに日焼けによって元々の色からどんどん変色していってしまいます。残念ながら、畳の変色を完全に防ぐことはできません。なので畳は日に日に色が変わっていくものになります。ですが、日焼けの対策や修復方法はあります。なのですぐに諦めてしまうのは勿体無いです。

畳を綺麗なままにしておきたいと思うと、まず考えるのが日焼けしないようにすることだと思います。確かに畳が日焼けしなければ綺麗な状態を保てます。ですが、それはほぼ不可能に近いです。畳の日焼け対策に一番効果的なのが紫外線を防ぐということです。

畳が変色するのは、畳に使われているイ草が化学反応を起こすことが原因になります。イ草には葉緑素が含まれているため日光に当たることで変色してしまいます。この反応を起こさなければ変色を防ぐことは可能になります。

紫外線を防ぐために効果的な方法は、遮光カーテンやUVカットをしてくれるカーテンを使用する方法になります。畳の日焼けを完全に防ぐには、光を遮断するしかありません。ですが現実的には難しいです。なので少しでも紫外線を防ぐためにこういったアイテムをうまく活用するようにしましょう。

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5.畳のトラブル⑤落書き

小さいお子さんがいる家庭ではイタズラで畳に落書きをしてしまうという場合があります。

畳の上で子供がクレヨンを使って絵を描いている写真

小さいお子さんがいる家庭では畳などに落書きをしてしまうというトラブルが多く発生しています。子供は最初どこに書いてよくてどこに書いちゃダメかの区別が付けられないためしょうがない事です。ですが、せめて書いたあとの落書きを綺麗に消したい方も多いと思います。

まず、畳は傷みやすいものです。なので拭く際は気をつけて拭く必要があります。また、編み目が沢山あることから拭き取る時には出来るだけ編み目の中に汚れが入っていかない様に編み目に沿って優しく汚れを拭き取ることが肝心になります。

油性ペンでの落書きの場合、要らなくなった歯ブラシに歯磨き粉を付けて、畳の目に沿ってこすります。色が浮かんできたら濡れ布巾で拭き取って乾布巾をかけて拭き取りましょう。水性ペンの場合、中性洗剤を使うと綺麗にとることが出来ます。

他にもクレヨンの場合は、粉末クレンザーを使うと効果的です。粉末クレンザーを畳の上の落書き部分に撒いて歯ブラシなどで軽くこすります。そして最後に濡れ雑巾でトントンと軽く叩きながら拭き取れば綺麗に落とすことができます。

こういった解決方法を知っておくといざとなった時とても便利なので是非覚えておくようにしましょう。

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6.畳のトラブル⑥ペットのおしっこ

犬や猫を飼っている家庭では、発情期などに畳なとの床でおしっこをする場合があります。

畳の上で寝ている犬の写真

動物には発情期があります。発情期になると自分の縄張りを主張するようにマーキングという尿をかけて自分の縄張りを主張する行動をすることがあります。そのため、畳などにマーキングをした場合、鼻につくようなツーンとした臭いがします。

そんな時いち早く処理をしないと再び同じ場所にマーキングを行ったり、そこをトイレと勘違いして毎回そこにおしっこやうんちをしてしまう場合があります。

そんなことを防ぐためには、まずしてしまったらすぐ処理することが大切です。まず、してしまった場所をすぐに濡れ雑巾を使って拭き取りましょう。畳に含まれるイ草という草は黄ばんでしまう可能性があるので早めに拭きましょう。そうしたら熱湯をかけ拭き取ります。そうすることにって鼻につくアンモニア臭は消すことができます。

熱湯の他にも消毒エタノールなどを吹きかけて拭き取るという方法もあります。エタノールは消臭、殺菌効果が期待できるため、臭いも消臭でき、さらに菌の増殖も抑えることが出来るため一石二鳥の効果が期待できます。なので是非試してみてください。
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7.畳のトラブル⑦醤油をこぼした

畳に醤油をこぼした時は染み込む前にあわてず対処するのが一番です。

大量の醤油が入った器の写真

醤油を畳にこぼしてしまって、慌ててフキンなどで拭き取ってしまうと逆効果です。かえって汚れを広げたり、溝に入って取れなくなってしまいます。

しかし、放っておくとシミになってしまうので、落ち着いて対処するようにしましょう。こぼして間もないタイミングならば、小麦粉をふりかけることで、大概の畳の醤油汚れはきれいに落とすことができます。

ポイントは小麦粉をたっぷり使うことぐらいです。小麦粉が醤油の水分でどろどろになってしまわないぐらいたっぷりとかけてください。もし、醤油をこぼしてから気づくまでに時間がかかってしまった場合は、小麦粉に吸い取らせる作戦は残念ながら効果はでません。その場合はお湯でしぼったタオルを使ってください。タオルで拭くときは畳の目に沿って拭くようにしましょう。畳の目を横から拭くと醤油汚れもとれませんし、畳が傷んでしまいます。

油系のものをこぼしてしまったときは、ベンジンやアルコール類をタオルや雑巾等にしみこませて畳の目に沿って拭くようにしましょう。水溶性のたとえばインクや墨のようなものをこぼしてしまった時は、キッチンペーパーなどで水分は素早く拭き取ったあと、牛乳を染み込ませた布で拭くとよく落ちます。牛乳くさくならないよう汚れがおちましたら、お湯やお水を含ませた布でよく拭くようにしましょう。

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