よくわかる!イタチとテン、オコジョ、フェレットを見分ける方法

屋や実の上にいるフェレットの写真 害獣

胴長な体に特徴的なフサフサした体毛……といえば、イタチやフェレットを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。人によってはテンやオコジョを答える方もいるかもしれません。これら4種は同じイタチ科の動物ですが、それぞれ別の種類なのです

それぞれの種類を見分けるのは、動物に詳しい方でないと難しいでしょう。この記事では、イタチ・フェレット・テン・オコジョなどのイタチに似た動物の特徴や、家に住み着いたときの対処方法をご紹介します。

イタチに似ている動物には何がいる?それぞれの特徴

イタチ 似ている動物

イタチ科の動物はイタチ・テン・オコジョ・フェレットのほかにも、アナグマやカワウソ、ラッコなどさまざまな個性を持った種類がいます。さらに、一見イタチに似ているが別種であるハクビシンという種類も。ここでは、ハクビシンと最初に挙げた4種を含めた5種の特徴を紹介します。

基本的に、イタチに似た動物はおもに肉食性の動物です。おもにネズミなどの小動物を食べて生活しますが、イタチ・ハクビシンに関しては雑食性の側面も持っています。

容姿に関しては、やや短足ぎみの胴長という点で共通しており、オスよりメスのほうがひと回り小さいといった特徴があるのです。

また、多くのイタチ科の野生動物やハクビシンに共通する特徴として「溜め糞」という特徴も。1ヵ所に溜めるように糞をしていき、きつい臭いを放つためイタチの居場所はわかりやすいのです。

意外と特徴的?イタチに似た動物を見分ける方法

イタチ 特徴的

ハクビシンを含めた5種のイタチに似た動物は体の形こそにているものの、よく見れば見分けることが可能です。もしイタチに似た動物を見かけたら、体の大きさや毛色をみて判断してみましょう。

一般的なサイズの柴犬より体の大きいものがハクビシンやテンであり、ハクビシンは灰色に近い毛をしていて、テンは茶色または黄色に近い毛並みをしています。

反対に柴犬よりも小さいのがイタチやオコジョ。イタチと夏毛はどちらも茶色系の毛並みなため、毛色よりもサイズで見分けるほうが分かりやすいです。イタチよりオコジョのほうがさらに一回り小さいので、よく見れば見分けがつきやすいでしょう。

最後にフェレットですが、柴犬よりも少し小さめな体をしていて、茶色に近い毛並みをしています。イタチと似ているものの、元々野生にいた品種ではありません。そのため、ペットが野生化していない限りは家に住み着くことは珍しいでしょう。

イタチ・テン・ハクビシンによる被害

イタチ 被害

イタチに似た動物である、イタチ・テン・ハクビシンの被害に遭っているという方も多いでしょう。これらの3種は日本各地に生息しており、天井裏や床下など人間の住居のなかで住み着き、さまざまな被害をもたらすのです。そのため、人間の生活に悪い影響をおよぼす「害獣」としての側面があります。

たとえば糞による被害。先ほど解説したとおり、ハクビシンを含むイタチ科の動物には、「溜め糞」という習性があります。1ヵ所に糞が溜まるため、強烈な悪臭がしてしまうのです。とくにイタチ科の動物のフンは強烈なにおいで、吐き気をもよおすほどきつい刺激臭といわれています。さらに、マーキングや攻撃の手段として体液をまき散らし、さらに臭いがひどくなることも。

また、人間やペットなどの健康にも被害が出るおそれがあり、病原菌や寄生虫の媒介となることも。さらに人間を直接襲うこともあるので、かなりの注意が必要な動物なのです。

イタチ・テン・ハクビシンを駆除するには

前述したように一部のイタチに似た動物は、悪臭や健康被害のおそれがあるため一刻も早く駆除をしなければいけない動物です。しかし、これらの動物は「鳥獣保護管理法」という法律により規制されており、うかつに手を出すことができません。一応、各自治体に定められた“狩猟期間”であれば捕獲や駆除が可能な場合があります。

ただ、イタチ・テン・ハクビシンは攻撃的で、捕獲するにも一筋縄ではいかないでしょう。そのため、捕獲や駆除ではなく「追い出す」ことでの対処が肝心です。たとえば市販の忌避剤は野生動物が苦手な臭いのため、イタチに似た動物を遠ざけやすくなります。

また、イタチ・テンは光を嫌う動物のためライトを当てることで逃げ出す可能性が高いですが、ハクビシンには逆効果になることも。そのため、対処前に種類をよく確認することが大切です。もし、追い出すことが難しい場合は害獣駆除のプロに相談することも考えてみてください。

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