アスファルトとコンクリートの駐車場はどう違う?道路舗装の基礎知識

アスファルトとコンクリート 違い お庭

駐車場の地面に使われているのは、アスファルトまたはコンクリートのどちらかです。これらはどちらも車の重量に耐えうる硬い素材であることは共通していますが、意外にも多くの違った特徴を持っています。

そこで、この記事ではアスファルトとコンクリートで違う点やメリット・デメリットについてご紹介していきます。家庭用の駐車場としてアスファルトやコンクリートを検討している人は、参考にしてみてください。

アスファルトとコンクリートは「素材」が違う

アスファルトとコンクリート 素材

アスファルトとコンクリートで大きく違う点は「素材」です。ここでは、両者に使われている素材の特徴について解説していきましょう。

アスファルトで使用されている素材は「アスファルト合材」というものです。基本的にはガソリンや軽油を製造する際にできた残留物が元となっており、その残留物に砂利を混ぜることで構成されています。アスファルト合材は高温で熱すると溶解される性質があるため、道路の舗装材として使われることも多いのです。さらに、アスファルト舗装をするとつなぎ目が少ない仕上がりになります。

一方コンクリートは「セメント・砂・水」を混ぜて固めることによって作られます。セメントとは石灰石や粘土などを加工して作られた粉末状の接着剤です。アスファルト合材と比べて頑丈であり、自動車から落ちたガソリンで床がボロボロになることも少ないです。

アスファルト舗装のメリット・デメリット

アスファルト舗装 メリットとデメリット

つづいて、アスファルトを使用して舗装することによるメリット・デメリットについてまとめました。舗装を検討している人は参考にしてみてください。

・アスファルト舗装のメリット
アスファルト舗装は単価が比較的安く、施工時間も短いため急ぎで舗装が必要な場合に向いています。また、柔らかめの素材のため車を走行するときに音がなりにくいです。さらに、排水性も高いため、舗装部分に水がたまりにくくなっています。しかも、舗装に色をつけることもできるのでデザイン性も高いので、こだわりのある方に最適な舗装方法ともいえます。

・アスファルト舗装のデメリット
柔らかい素材ということもあり、硬い素材に比べて耐久性が低いのがデメリットです。ひび割れが起きることもあるため、数年おきにメンテナンスが必要になるでしょう。また、耐熱性が低いので夏の時期は舗装した場所が高温の状況になりやすいです。

コンクリート舗装のメリット・デメリット

コンクリート舗装 メリットとデメリット

コンクリート舗装はアスファルト舗装と比べて対照的なメリットやデメリットを持ちます。アスファルト舗装があまり魅力的でないと感じた場合はこちらを検討してみてください。

・コンクリート舗装のメリット
コンクリート舗装はとても硬いので、車が通ったあとのタイヤ跡がつきにくいのが大きなメリットです。さらに耐久性がとても高いため再工事が必要になる事があまりなく、長いもので50年以上使用できることもあります。

・コンクリート舗装のデメリット
アスファルト舗装と比べて施工価格が高くなる傾向にあります。さらに、一度施工すると追加工事をすることが難しく、施工時間と費用が多くかかりやすいのです。また、コンクリート舗装を施工する際、継ぎ目ができることで騒音の原因になることもあります。

アスファルト・コンクリートはどちらでもしっかりと駐車場を守ってくれるので、ご自身の都合に合わせて選びましょう。

家庭用の駐車場で使う舗装はどちらがよい?

家庭用駐車場 アスファルトとコンクリート

アスファルト舗装・コンクリート舗装はどちらも魅力的で、どちらにすればいいのか迷ってしまうという方もいらっしゃるでしょう。もし迷われているのであれば、コンクリート舗装のほうをおすすめします。なぜなら、コンクリート舗装は長期的に考えると得をしやすいからです。

先ほど、アスファルト舗装に比べてコンクリート舗装のほうが費用がかかるとお伝えしましたが、そのぶんコンクリートは一度舗装しておけば長く使用できます。そのため、定期的な補修工事で費用がかかるアスファルト舗装よりも、あまり比較的管理が必要ないコンクリート舗装のほうが管理の手間や長期的にかかる費用の面で家庭用の駐車場に向いているのです。

また、数十年使用する予定のない駐車場であればアスファルト舗装も検討しやすいでしょう。ご自身の状況を考えて適切な施工方法を選んでみてください。

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