家の中や屋外で赤いダニのような虫を見かけたことはありませんか。その正体は、カベアナタカラダニです。基本的には人に危害を及ぼすことはありませんが、つぶしたときに出る体液がかゆみや湿疹といった症状を引き起こすことがあります。
そのため、家の中に発生した場合は駆除するのがおすすめです。また、不用意に触るとダニの針が刺さってしまうことがあるため、注意しましょう。このコラムでは、赤いダニの生態や駆除方法について紹介していきます。ぜひ参考にしてみてください。
赤いダニの正体はカベアナタカラダニ！生態を解説
家の中や屋外で見かけた赤いダニの正体は、カベアナタカラダニというダニです。体長は0.3～1mmほどと小さく、全身が赤いのが特徴です。おもに森の中の植物に寄生していることが多いですが、発生のピークを迎える春頃にはベランダや家の壁などにくっついている姿を見かけることもあるでしょう。
人に危害を加えることはありませんが、庭の植物などに寄生すると枯れるおそれがあります。また、びっしり植物についている姿を見ると不快に感じる方も多いでしょう。
ただし、不用意に触ってしまうとダニが持っている針が刺さってしまうおそれがあります。また、洗濯物などの上でつぶれてしまうと、赤いシミのようになってしまうでしょう。そのため、直接触らないようにするのがおすすめです。
とても小さなダニなので、ときに家の中に侵入してきてしまうこともあります。家の中のダニは食べ物などに入ってしまうこともあるため、発見したらすぐ駆除するようにしましょう。
殺虫剤はNG……外にいる赤いダニの駆除方法
家の花壇にある植物にびっしり赤いダニがついていると、見た目にも気持ち悪く駆除したいと考える方も多いでしょう。家の外に赤いダニがいる場合は、洗剤と水を使って駆除するのがおすすめです。
スプレー容器などに水を入れ、中性洗剤を少し入れて混ぜ合わせます。その水を赤いダニに向かって噴射しましょう。その後は水をかけて赤いダニを洗い流してください。そうすればダニをつぶすことなく、離れたところに洗い流すことができるでしょう。
高圧洗浄機をお持ちの方は、水を流す際に使用するとより強い水圧で洗い流すことができるので効果的です。赤いダニには殺虫剤もよく効きますが、駆除するには大量に散布する必要があります。
そのため、小さなお子様やペットがいる家庭では殺虫成分を吸い込んでしまうおそれがあるため、あまりおすすめできません。水でも十分駆除することが可能なので、試してみてください。
赤いダニが家のなかに！室内での駆除方法
赤いダニは外に干してあった布団や洗濯物、換気扇などの隙間から家の中に侵入してきてしまうことがあります。しかし、家の中では水や洗剤をまいて駆除するのは難しいでしょう。
もし室内で赤いダニが現れたときは、掃除機か粘着テープが効果的です。赤いダニを掃除機で吸ってしまえば、つぶれてシミになる心配もありません。また粘着テープも同様で、優しくペタペタとくっつければ簡単に駆除することができるでしょう。
最近では、ダニ取り用のマットが販売されており薬局やホームセンターなどで簡単に手に入れることができます。ダニ取り用のマットはダニが好きな成分でおびき寄せ、マットにくっつけることで駆除するものです。
人体への安全性が高く、ダニが舞い上がる心配もありません。さらに、使用後はそのまま燃えるゴミとして捨てることができます。このようなダニ取りグッズも活用しながら、室内の赤いダニを駆除しましょう。
こまめに水で流して赤いダニを予防しよう
赤いダニが発生しないように防ぐには、庭やベランダをきれいに保つことが大切です。庭や駐車場の掃除をする際は、掃き掃除だけでなく水を流すとよいでしょう。この際も高圧洗浄機などを使って、コケなども取り除いておくとより効果的です。
また、庭で育てている植物などは葉の上に水がかかるように上から水を流してあげてください。水を流してきれいに掃除をした後は、ダニ駆除専用の薬剤をまいて予防しておくことをおすすめします。
「小さい子供がいるから、薬剤の使用は心配……」という方は、ハッカ油などでも代用することができます。いろいろな予防をしてみたものの赤いダニがわいてしまった、ダニのような虫がいるかもしれないと感じる方は、業者に依頼して駆除してもらいましょう。弊社にご依頼いただければ、迅速かつ丁寧に対応させていただきます。
