【ゲジゲジ】じつは駆除しない方がいい?「益虫」としての側面も

ゲジゲジ 益虫 その他の害虫

足が何本もあり、見た目からして凶悪そうな印象を持ってしまいがちなゲジゲジという昆虫。ですが、意外にもゲジゲジは人間に危害を加えることはめったにありません。それどころか厄介な害虫を駆除してくれる益虫なのです。

ゲジゲジが発生したということは、近くに獲物となる害虫がいる可能性が高いので、できれば駆除をしないほうがよいでしょう。しかし、いくら益虫でも家の中のゲジゲジを放置したくないという人もいらっしゃるかと思います。

そこで今回は、ゲジゲジの特徴や対策方法について詳しく解説していきます。

ゲジゲジの特徴|見た目や生態を知ろう

ゲジゲジ 生態

ゲジゲジは特徴的な体に多くの脚を持っているので、ヤスデやムカデの仲間ではないかと思っている方もいらっしゃるかもしれません。たしかに、ゲジゲジはムカデなどと似た種類ですが、姿が大きく違います。

ゲジゲジの体長は約2~3cmほど。脱皮をするたびに脚の数が増えていき、最終的には15対(30本)もの脚が生えていくのです。この脚を利用することでヤスデやムカデよりも素早く動くことができ、獲物を捕食します。さらに、低空で飛んでいる蚊などにめがけてジャンプして狩ることもできるのです。このような特徴を持つことから、ゲジゲジは素早い動きで獲物をしとめるハンターのような昆虫なのです。

また、ゲジゲジはムカデとは違って毒を持っていないので、人間にとって無害といえます。そのため、とくに気にならないならゲジゲジを駆除しなくてもよいのです。

ゲジゲジはあの”ゴキブリ”を捕食してくれる益虫!

ゲジゲジ ゴキブリ

ゲジゲジは、人間の生活をおびやかす害虫であるゴキブリをも捕食することができます。ゴキブリといえば、素早い動きのせいで仕留めそこなうこともある人間にとって厄介な害虫ではありますが、ゲジゲジにとっては朝飯前なのです。

その理由は、前述した最大で15対も生える長い脚。ゲジゲジは長い脚が何本もあるおかげでゴキブリよりも素早い動きができ、器用な動き方で獲物をしっかりと捕らえます。さらにゲジゲジは約1,000個もの細かい目を持ち、これを使っているため視力にも優れています。この特徴から、暗い場所の中でもすぐにゴキブリを探し捕食することができるのです。

また、ゲジゲジは捕らえたゴキブリを残すことなく食べつくし、汚れも残さないキレイ好きな一面もあります。そのため、もし家の中で発生するゴキブリにお困りなら、あえてゲジゲジを駆除しないのもよい選択でしょう。

ゲジゲジは駆除よりも”侵入対策”が大切!

ゲジゲジ 侵入対策

ゲジゲジは肉食の昆虫なので、主食となる獲物を求めて家に侵入することがあります。そのためゲジゲジが侵入してくるのは、すでに家の中に虫が入り込んでいる可能性が高いです。できるだけ部屋を清潔にして、獲物になる虫を入らせないようにすることがゲジゲジの侵入対策として有効でしょう。

それから、ゲジゲジの侵入経路をしっかりとふさぐことも大切。ゲジゲジは脚が長いものの、わずかな隙間でも入ることができる柔軟性を持っています。窓のサッシや換気扇、通気口といった場所はゲジゲジの侵入経路となりやすいので、網などを使ってふさぐようにしてみてください。これらの対策はムカデなど、ほかの虫にも有効です。

また、消石灰という道具を侵入経路に置くことでも対策ができます。なるべくゲジゲジを駆除せずに侵入させないことで、家の外にいる害虫を食べてくれるので、なるべく駆除以外の手段で対策するほうがよいのです。

どうしてもゲジゲジを駆除したいときの方法とは

ゲジゲジ 駆除

いくらゴキブリを捕食してくれる益虫だからといっても、素早い動きはゴキブリと変わらないし不快!という方もいらっしゃると思います。そんなときは、ゲジゲジに殺虫スプレーをかけて駆除しましょう。ムカデ用の殺虫剤や冷凍スプレーがゲジゲジに有効です。

もし家の中でゲジゲジを逃がしてしまった場合は、燻煙剤を用いることによる駆除がおすすめ。購入した燻煙剤を、家中に行きわたるようにたくようにしてください。そうすることで、隠れたゲジゲジやほかの害虫をまとめて駆除することができます。

また、駆除が完了したらそのままで終わらせず、今後の予防もセットでおこなうとより効果的です。先ほどご紹介した侵入対策や、ヒノキやハッカなどのアロマの香りがする忌避剤を置いておくとよいでしょう。それでもゲジゲジに近づくことすらしたくないという場合は、害虫駆除のプロに相談してみることも考えてみてください。

税込み家中に潜む衛生害虫を迅速に駆除!!
0066-9809-0002293
タイトルとURLをコピーしました