黒いてんとう虫は害虫かも!てんとう虫の種類と駆除まとめ

その他の害虫

ガーデニングや農業などで植物を栽培した経験がある方にとっては、てんとう虫は人間にとって良い影響をもたらす「益虫」というイメージを持つ方も多いでしょう。たしかにてんとう虫は、植物をおびやかすアブラムシを食べてくれるありがたい存在です。しかし、体の黒い「てんとう虫のような生物」には植物を食べてしまう害のあるものもいるのです。この記事では、てんとう虫の種類と気をつけるべき「黒いてんとう虫」について解説していきます。

お庭の植物を元気に育てたいなら、まずは害虫を駆除しましょう

黒いてんとう虫 駆除

ガーデニングや農業などで植物を育てるときに大切なのは、害虫を駆除して益虫はなるべく残すこと。基本的に自然の環境で育っている植物は、害虫と益虫が生息しているバランスがうまくとれているため植物が元気よく自生しやすいのです。しかし、ガーデニングなどの場合は話が違ってきます。

なぜなら、自然とは少し違った環境で植物を育てることになるため、害虫と益虫の生息バランスが崩れやすいからです。そうなると、せっかく今まで育ててきた植物が実ることなく枯れてしまうことも。そのため、害虫の駆除を益虫に任せるだけでなく、こちらの手で駆除をして育てている植物を守りましょう。

また、害虫の駆除は自分でおこなうだけでなく業者にお任せすることも可能です。害虫駆除のプロにおまかせすれば植物に寄ってくる害虫を効率よく駆除することができるので、植物を元気に育てやすくなりますよ。

てんとう虫には様々な種類がいます!

黒いてんとう虫 種類

世界には約4,500種類ものてんとう虫がおり、そのなかの200種類は日本に生息していることが確認されています。このように、てんとう虫の種類は多く、その種類によって食生活はさまざまです。

一般的に益虫とよばれているてんとう虫の多くはアブラムシなどの害虫を食べる「肉食性」のものです。身近な種類でいえば、赤色をベースに7つの黒い斑点がついた「ナナホシテントウ」や、黒い体に赤い斑点が付いている「ナミテントウ」や「ダンダラテントウ」が代表的です。さらに、肉食ではなく菌類食ですが、頭以外の黄色が特徴的な「キイロテントウ」も益虫とされています。

しかし、「ニジュウヤホシテントウ」のような草食性のてんとう虫はテントウムシダマシと呼ばれ、育てている植物を食べる害虫と区別されることが多いです。ニジュウヤホシテントウは、茶褐色の体に黒い斑点が28個ほどついており、見つけたら駆除をするのがよいでしょう。

その黒いてんとう虫は害虫かも!

黒いてんとう虫 害虫

なかには、黒いてんとう虫に似た姿をしているが、じつは全く別の昆虫であるケースもあります。これからご紹介する2種は、人間の生活圏に害をおよぼす害虫のため見つけたら駆除しましょう。

1種類目は、ナミテントウと姿形がよく似ている「ヘリグロテントウノミハムシ」です。見た目こそ同じものの、両者を見比べてみるとヘリグロテントウノミハムシのほうが体が小さく、触覚が長いため注意深く見ておくと見分けやすいでしょう。植物を主食として食べるため注意が必要です。

2種類目はカツオツブシムシといい、黒いてんとう虫のような形をしていますが、体にてんとう虫特有の「ツヤ」がないため、この特徴を知っていれば判別がつきやすいです。カツオツブシムシの成虫そのものに害はありませんが、家に侵入されて衣服などに卵を産み付けられると、その衣服を食害してしまいます。

改善がみられなかった場合はプロに依頼

黒いてんとう虫 依頼

今回ご紹介した「ニジュウヤホシテントウ」「ヘリグロテントウノミハムシ」「カツオブシムシ」は、殺虫スプレーなどの薬剤系の道具で駆除をすることが可能です。ただ、どんな薬剤でも有効というわけではなく、その害虫の種類によく効くものを選ばなくては効率的な駆除をすることができません。

たとえばニジュウヤホシテントウであれば、育てている植物に合わせた農薬で有効に駆除をすることができます。ヘリグロテントウノミハムシの場合は「スミチオン乳剤」などの乳剤タイプの殺虫スプレーが効き、カツオツブシムシなら衣類の近くに防虫剤を置くことで対策になります。

それでもうまく害虫を駆除できない、もっと効率的に害虫駆除をしたいという場合は、害虫駆除のプロにおまかせするのがおすすめ。プロの手で効率的に駆除をすれば、黒いてんとう虫に植物を食い荒らされるまえに対応することが可能です。

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