お風呂は湿度が高くなりがちな場所であり、雑菌やカビなどが繁殖しやすい環境にあります。そのため、いつの間にかお風呂場に劣化が発生していることも。特にお風呂場の扉が壊れている場合、ひび割れなどの部分が足などに引っ掛かってしまい、怪我をしてしまうことも。服を脱いで使用するお風呂場は、他の場所よりも怪我が起こる可能性が高いので、早めの修理が肝心なのです。
そこで、この記事では壊れたお風呂場の扉を修理する方法について解説。また、壊れていなくても古い扉は交換しておくのがよいでしょう。
お風呂場の扉が割れたときの対処法
壊れたお風呂場の扉は修理が必要で、基本的には自分で直すか修理業者に依頼をして直してもらうことになります。この章では、お風呂場に使われている「樹脂パネル」または「ガラス」素材のときの対処法についてご紹介します。
・樹脂パネル
叩くと乾いた音のする樹脂パネルの修理は業者依頼以外に、DIYで修理することも可能。お風呂場に利用できる樹脂パネルはホームセンターや通販サイトなどで購入できるため、ご自宅のお風呂場の扉のサイズに合ったものを購入しましょう。手順は、お風呂場の扉をいったん外し、古い樹脂パネルを取り除いてから新品のパネルと交換後に元に戻したら修理が完了になります。
・ガラスパネル
ガラスが割れてしまっている、ヒビが入っているといった場合は怪我のリスクが高いため、下手に触ろうとせず業者依頼をして直してもらうようにしましょう。
お風呂場の扉を交換した方がいいタイミング
お風呂場の扉の修理をすることも重要ですが、扉が壊れる前に早めの交換対応をしておくことも大切です。お風呂場の扉交換を業者に依頼するとき、場合によっては業者が到着するまでに時間がかかる場合があります。そうなると、修理・交換が終わるまでお風呂場が使えない不便な状態になってしまうでしょう。そのため、実際に壊れてしまう前に交換をしておくことで、安心してお風呂場を利用できるのです。
その具体的な交換基準ですが、お風呂場の耐用年数は約15～20年といわれているので、購入してから少なくとも15年経つ前に交換しておくことをおすすめします。なお、お風呂場の扉の使用状況によってはそれよりも早く寿命が来てしまうこともあるので注意が必要です。たとえば「取れないカビが多くなってきた」「ゴムパッキンの劣化が激しい」「小さなヒビができてきた」などの症状があったときも、交換を検討しましょう。
扉のタイプを新しいものに変えるのもあり
同じタイプの扉にするのもよいですが、せっかくお風呂場の扉を交換するのであれば別のタイプを検討するのも面白いかもしれません。お風呂場の扉には大きく分けて「折れ戸・開き戸・引き戸」の3タイプがあります。それぞれ特徴を紹介していくので、よさそうなタイプがあればぜひ検討してみてください。
・折れ戸
開くことで扉がたたまれたような形となるタイプが折れ戸です。部屋のドアのような開き戸タイプと比べて扉の解放時に邪魔になりにくいためお風呂場のスペースを圧迫しにくいです。しかし、少し複雑な構造であるため繋ぎの部分が故障しやすい点に注意しましょう。
・開き戸
一般的な部屋のドアと同じタイプのものです。掃除もしやすく比較的丈夫ですが、使用するには少し広いスペースを必要とします。
・引き戸
横にスライドさせて開閉するタイプです。スライドをするレールの設置が必要になりますが、扉が邪魔になりにくいです。
お風呂場の扉交換をするならカバー工法
お風呂場の扉の壊れ具合にもよりますが、扉全体を交換しなければいけない場合は大掛かりな工事が必要です。その場合、施工期間や費用が多くかかってしまうため、できるだけ安く頼みたいという方も多いでしょう。そんなときは、「カバー工法」によるお風呂場の扉交換がおすすめです。
カバー工法とは、その名の通り被せるようにおこなう工事方法で、古くなったお風呂場の扉の上にかぶせる形で新しい扉を取り付けていきます。これにより既存の扉を壊したり交換したりする必要がなくなるので、通常の方法で工事をおこなうよりも安い費用で工事ができるのです。
なお、カバー工法は扉の壊れ具合などの状況によってできない場合がある点にご注意ください。もしカバー工法を検討したいという場合は、依頼をする業者にあらかじめ伝えておき、カバー工法が可能かどうか確認しておきましょう。
