意外とおとなしい?たまに見かける黒い蜂の正体とは

黒い蜂 正体 ハチ

庭や歩道などを歩いているときに、黒い蜂を見かけることもあるでしょう。突然高速で飛び回るので、刺されるのではないかと心配になってしまいますよね。

たしかに、蜂のなかには近づいただけで人を襲う危険な種類も存在します。しかし多くの蜂は自身や巣に危機が迫ったとき以外はおとなしいため、落ち着いて対処をすれば刺されるリスクはそこまで高くありません。

もちろん、黒い蜂も例外ではないですが、万が一刺されるリスクを考えて種類を見極めておくのがよいでしょう。ここでは、よく見かける黒い蜂について種類や特徴を詳しく解説していきます。

見かけやすい黒い蜂の種類を紹介

黒い蜂 種類

黒い蜂には、見た目も生態も違うさまざまな種類がいます。ここでは、見られることの多い黒い蜂を4種類ご紹介しましょう。

・クマバチ(クマンバチ)
ずん胴な体型にフサフサの毛があるのがクマバチで、攻撃性も低いので刺される危険は少ないでしょう。オスは動くものを追いかけますが、針がないのでオス蜂に刺される心配はありません。

・クロスズメバチ
黒い体に白いしま模様を持つ蜂です。性格は温厚なほうですが、スズメバチということもあり強力な毒を持ちますので下手に刺激しないようにしましょう。

・クロアナバチ
最大3cmの個体もいるアリに近い姿をした大きな蜂で、土のある場所に巣を作って単独行動をします。毒は比較的弱くて攻撃性も低いですが、人を刺す可能性があります。

・ドロバチ
胴に黄色いラインが複数あるのがドロバチです。泥を固めて巣を作り、芋虫などの獲物を針で動けなくさせてエサを保存します。

黒い蜂で気をつけたい被害内容とは

黒い蜂 被害内容

ここまでご紹介したとおり、黒い蜂の多くは性格がおとなしくて攻撃性が低いです。そのため、わざと蜂にいたずらをしたり巣を壊そうとしたりさえしなければ、そこまで心配ないでしょう。しかし、一部の黒い蜂は人間の建物や所有物を壊してしまう原因になることも。進んで駆除をする必要はありませんが、気になるのであれば対策しておいたほうがよいでしょう。

・木材に穴を空けて巣を作る
クマバチは木材や樹木に穴を空けてその中で生活をします。さらに一度作られたクマバチの巣はほかのクマバチが再利用することもあるので、対処しない限り住み着いてしまうでしょう。樹木に穴を空けられた場合は、それが枯れる原因にもなるため注意が必要です。

・家財が汚染される
ドロバチは屋根裏や天井、家具などさまざまな場所に巣を作ることがあります。巣を作られると泥によってその場所が汚染されてしまうので、必要に応じて駆除することになるでしょう。

黒い蜂に遭遇したときの対処と予防方法

黒い蜂 対処と予防

黒い蜂の多くはおとなしい性格で、基本的には放っておいても問題ありません。しかし、クロスズメバチのような強力な毒を持った蜂もいるため、念のために対処方法を知っておくことに越したことはありません。

・黒い蜂の対処法
もし黒い蜂に出くわした場合は、とにかく蜂を怒らせないようにしずかに行動することが大切。急いで逃げようとすると、蜂が驚いて興奮してしまうので注意が必要です。また、部屋のなかに黒い蜂がいる場合は、なるべく部屋の中を暗くしてから窓を空けましょう。こうすることで、明るい所を好む黒い蜂を誘導して外に逃がしやすくなります。

・黒い蜂の予防方法
基本的に蜂は、食べ物を探すための嗅覚が発達しているため、刺激の強いものを置けば予防が可能です。たとえば「ハッカ油」や「木酢液」は多くの虫が苦手とする刺激臭があるため、黒い蜂に困っているなら活用してみましょう。

なかには黒い蜂に擬態している昆虫も

黒い蜂 擬態

虫のなかには、黒い蜂に擬態することで天敵から襲われにくくしているものも存在します。そのなかで代表的なのは、蜂にもハエにも似た姿をしている「アブ」という昆虫。とくにクマバチと形がよく似ていて、見間違えてしまうことも少なくないでしょう。

さらに、アブは毒針こそ持っていませんが、蚊と同じように産卵期のメスが人間の血を吸いに来ることがあります。弱めの毒を持っているため、アブが血を吸った部分は腫れてしまうでしょう。

おもに夏~秋ごろのシーズンでアブに噛まれる被害が起きる可能性があります。そのため、自然の多い場所に行く際には長袖を着たり、アブに対応した虫よけスプレーや薬などを用意したりなどの対策をして、十分注意するようにしてください。

また、黒い蜂やアブが生活圏内に住み着いて対処に困っている場合は、プロの業者に依頼して駆除してもらうのもよい対策方法といえるでしょう。

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