小麦粉にいるダニに要注意!見分け方と予防する方法とは

害虫

カーペットや布団などの場所に発生し、次々と繁殖して人間に危害を加えてくるダニ。じつは小麦粉の中にも発生することがあることはご存知でしょうか。ダニが入った小麦粉を食べてしまうとアレルギー反応が出るなどといった悪影響が起こる可能性があるので、注意しなければなりません。

しかし、小麦粉とダニはどちらも白っぽい色をしているため見分けがつきにくいものです。そんな両者の見分け方と小麦粉のダニ対策についてこの記事でご紹介していきます。

小麦粉はダニにとって繁殖しやすい場所

小麦粉 ダニの繁殖

家の中で発生することのあるダニの多くは「コナヒョウダニ」と「ケナガコナダニ」の2種類です。これらのダニは大体0.5mmほどの大きさで25度前後の気温を好むという特徴を持っています。さらに、ダニは人間の髪の毛やフケなどのゴミを好んで食べますが、床に落ちた食べかすなども食べてしまうのです。

もちろん、小麦粉もダニの格好のエサとなってしまいます。さらに、小麦粉が入っている袋は狭い空間かつほどよい温度となっており、ダニにとっては理想に近い環境であるため、できれば小麦粉を使用する前にダニがいないか確認するのがおすすめです。

また、ダニの死骸やフンを食べてしまうとアレルギーの原因となってしまうだけでなく、アナフィラキシーショックにより死に至るおそれもあります。ちなみに、小麦粉のダニによる被害をアメリカではパンケーキシンドロームと呼ぶことがあり、それほど注意すべきことなのです。

小麦粉とダニは道具を使うと見分けが可能

小麦粉 ダニの見分け方

小麦粉にいるダニを誤って食べないためには、小麦粉を使って料理をする前にダニの存在に気づくことが大切です。しかし、小麦粉とダニの色は似ているため袋のままでダニの有無を見極めるのは大変です。そんなときは、黒色のフライパンや食器の上に小さじ1杯程度の小麦粉を乗せてじっくりと確認してみてください。

もしダニがいる場合は小麦粉が動いて見えるでしょう。その場合、残った小麦粉ごと捨てるようにしてください。パッと見た感じダニがいなさそうに思えても、たまたますくった位置にダニがいなかっただけかもしれません。1回確認しただけで安心せず、袋の奥や端など色々な位置から小麦粉をすくってダニの有無を確認することが大切です。

また、どうしても小麦粉にダニがいるか不安であれば、開封した小麦粉は1ヵ月以内に使い切ることを心がけてみてください。場合によっては、購入する小麦粉の容量を見直す必要もあります。

小麦粉にダニを繁殖させないための予防法

小麦粉 ダニ予防

小麦粉を購入して開封したならば、その後の保管方法に気をつけるようにしましょう。ダニは25度以上60%以上の環境を好んで生活するため、なるべくこれらを満たさない環境に保管することが大切です。たとえば冷蔵庫や冷凍庫といった場所はダニが活動しにくいので保管場所としては最適です。

ただし、一緒に冷蔵庫に入れている野菜などの水分により湿気の影響を受けてしまうかもしれないので、真空パックなどの密閉容器に入れておくのが安心です。なお、20度以下の気温であれば、湿度に気をつけたうえで常温保管も選択肢に入ります。常温保管をする場合は水回り近くに置くのを避け、乾燥剤を入れることでダニ予防ができます。

また、小麦粉を袋から取り出すときは念入りに手を洗うことも大切です。人の手にはダニだけでなくさまざまな雑菌がいる可能性があるので注意しましょう。

小麦粉以外でダニが繁殖する場所とは

ダニ 繁殖場所

もちろん小麦粉だけでなく、ほかの食品にもダニが住みつくことがあります。もし小麦粉にダニが発生していたら、ほかの食品にもダニが発生していないか確認しておいたほうがよいです。たとえばお好み焼きやたこ焼き用の粉やホットケーキミックスなど。さらに、ダニはタンパク質の多い食べ物を好むためチーズやかつお節などにも注意しておくことが大切です。

また、食べ物だけでなく畳やカーペットや布団などといった場所にもダニがいる可能性が。ダニは家の中のあらゆる場所に発生し、アレルギーやかゆみなどの症状が出るおそれのあるやっかいな害虫です。

もしダニが家の中で発生して困っているのであれば、害虫駆除業者に依頼するのもよいでしょう。業者であればダニの駆除だけでなく、今後ダニが発生しにくくなるための予防策までしてもらうことが可能です。

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