毛布のダニを効率的に駆除するには?天日干しより使える対処法

毛布のダニ 駆除 害虫

寒い冬を乗り切るために心強い「毛布」ですが、春になり暖かくなってくる頃には不要になり、押し入れなどにしまいますよね。その時に気になる事といえばダニの繁殖。できる限りダニの駆除をしておきたいところですが、気温が低い場合の天日干しでは本当に駆除ができてるか不安になってしまうでしょう。

この記事では、毛布のダニを効率的に駆除する方法について解説。お気に入りの毛布を快適に使うための参考にしてみてください。

実は効率が悪いダニの駆除方法とは

ダニ駆除 効率が悪い

ここでは、ダニを駆除する方法として有名ではありますが、実はあまり効果が期待できない方法についてご紹介します。

・天日干し
ダニといえば日光に当てて駆除する方法が有名ですが、うまく駆除できないどころか逆効果になる場合も。ダニは50度以上の熱で死滅するのですが、天日干しから毛布の温度が上がるまでに時間がかかります。その間、ダニに逃げる隙を与えてしまうのです。

・掃除機をかける
死んでいるダニであれば有効ですが、生きているダニには効果が薄い方法です。ダニはカギ爪のような脚をして毛布にしがみつけるため、なかなか掃除機で捕らえることはできません。

・丸洗い
ダニは水中に長くいても生きられるほど生命力の強い害虫であり、洗剤もあまり効果がありません。水や洗剤の力をもってしても死滅させることは難しいです。

効率的に毛布のダニを駆除する方法

ダニ駆除 効率的

ダニは生命力が強くてなかなかしぶとい害虫ですが、50度以上の熱にはとても弱いです。そのため、効率的な駆除をするには高温を利用した方法が必要になります。その方法とは、コインランドリーなどで使える「衣類乾燥機」を使うのが手軽です。ここでは、衣類乾燥機を使ったダニの駆除方法を解説しましょう。

【衣類乾燥機によるダニ駆除方法】
1.毛布をコインランドリーに持っていく
2.洗濯機に入れて洗濯、乾燥機能も使用する
3.家に帰ったら、掃除機を念入りにかける

コインランドリーの乾燥機能は50度を超える熱風を全体的に当てることで乾燥させていくので、毛布にしがみついたダニでも逃がすことなく駆除することができるのです。ただ、コインランドリーの利用が終わっても毛布にダニの死骸がついたままになっているので、掃除機で死骸を吸い取るようにしましょう。

天日干しなどの方法は「予防面」では有効

ダニ駆除 予防法

先ほど、天日干し・掃除機・丸洗いはダニの駆除においては効率が悪いとお伝えしましたが、ダニが繁殖しにくい環境づくりのための「予防」としてなら有効です。

・天日干し
天日干しにより十分に日が当たることによって、毛布自体の湿度を下げることができます。ダニはジメジメとした湿度の高い環境を好むため、乾燥させておくことが予防になるのです。

・掃除機、丸洗い
ダニは人間から出た老廃物(垢、フケなど)を大好物としています。掃除機や丸洗いをすることで、ダニのエサが少なくなるためダニ繁殖の予防になります。

・部屋の湿度対策をしておく
湿度55%以上の環境でダニは繁殖しやすいです。湿度を上げ過ぎないために、部屋の換気や除湿剤の設置をしておきましょう。また、人間は寝るときに1リットルほどの汗をかくため、寝具のシーツはなるべく取り替えたほうがよいです。

厄介なダニの生態も知っておくことが大切

ダニ 生態

最後に、ダニの生態について詳しく知っておきましょう。ダニの特徴や弱点をしっかりと把握しておけば、駆除・予防どちらの面でも役立ちます。

・ダニの好物
ダニは人間から出る垢やフケなどの老廃物を好物としています。人間は寝ている間に「新陳代謝」とよばれるものをおこなっており、古い皮膚が剥がれてることによって古い皮膚が毛布に付着するのです。

・ダニが好む環境
ダニは20度以上かつ55%以上の湿度になっている環境を好みます。毛布の内側は外側よりも暖かくなっているため、ダニにとって好都合な環境です。また、人間が寝ているときにかく「汗」も、毛布の内側の湿度を上げる原因になります。

・ダニの産卵時期
ダニは1年中産卵が可能な害虫ですが、とくに6~8月のシーズンは繁殖のピークを迎えます。この時期の場合は、約3か月という短い寿命のうちに200~300個ほどの卵を産んでしまいます。

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