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水道から水漏れしたときは、まず止水栓を閉めましょう。漏れたまま放置すると余計な水道料金がかかってしまいます。

ほとんどの場合、止水栓は水道管の途中に設置されています。
キッチンや洗面所の場合はシンク下奥、浴室は蛇口の根元にあることが多いです。洗濯場については、止水栓は存在しないので元栓を閉めるようにしましょう。

止水栓はハンドルタイプとドライバータイプがあります。ハンドルタイプは手で回すことができますが、ドライバータイプはマイナスドライバーが必要になるのでご注意ください。どちらも、閉める際は時計回りに、開ける際は反時計回りに回しましょう。

止水栓の場所がわからない場合は、水道の元栓を閉めてください。
元栓は大抵水道メーターの近くに設置されているので、止水栓を閉める要領で時計回りに回してください。
集合住宅にお住まいの方は、元栓を閉めると他の住民の水も止まってしまうこともあるので、管理会社に確認をとってから行いましょう。
なお、元栓を閉めると家の水が止まってしまうので注意してください。

洗面所やキッチン等で起こる水漏れは、給水管からの水漏れと排水管からの水漏れに分けられます。

透明で綺麗な水が漏れている場合は、給水管からの水漏れの可能性が高いです。原因として、部品の経年劣化や地震などの自然現象、接続部品の摩耗などが挙げられます。
給水管の水漏れは発見しづらい場合もあり、洗濯場や浴室のような水を大量に使用する場所で水漏れすると被害が大きくなりがちです。

排水管の水漏れは詰まりや排水管が外れたり緩んだりしていること、排水管が古く破損・穴があることが原因であるケースが多いです。
こちらも、台所や洗面台の下で水漏れが発生すると気付きづらい場所だといえます。

蛇口からの水漏れの場合は、器具の寿命や蛇口の部品の摩耗が原因として挙げられます。
蛇口の耐用年数は10年ほどなので、それ以上使っている場合は交換を検討することをおすすめします。部品の摩耗が原因の場合は、部品交換を行えば水漏れが直ることが多いです。

水漏れが起きた際の修繕費用の負担は、水道メーターから配水管までは「水道局」の責任で対応し、水道メーターから蛇口までの部分については「所有者」の負担となります。
もし、水道メーターの外側、つまり配水管側で漏水が発生した場合は、宅地内であっても水道工事業者ではなく、水道局に連絡する必要があります。

給水管や排水管の水漏れは、水道局に認定された指定業者（水道局指定工事店）に依頼するのが安心です。
軽度な作業や工事であれば、指定時業者以外でも対応できることがあります。しかし、水道管を新たに設置したり、改造工事や修繕を行ったりする場合は、水道法に基づき水道局指定工事店でなければ工事を行うことができません。