週末は南西諸島で荒天の恐れ 台風発達に注意
公開日:2025.7.11 更新日:2025.7.11
沖縄の南を進む熱帯低気圧が、今後24時間以内に台風5号へと発達する可能性があります。すでに南西諸島では風雨が強まりつつあり、12日から13日にかけて影響がピークを迎える見込みです。
また、週明けには別の熱帯低気圧や低気圧も日本付近を通過し、広範囲で雨が強まる恐れがあります。今後の気象情報に注意し、早めの備えを進めましょう。
沖縄の南を進む熱帯低気圧が、今後24時間以内に台風5号へと発達する可能性があります。すでに南西諸島では風雨が強まりつつあり、12日から13日にかけて影響がピークを迎える見込みです。
また、週明けには別の熱帯低気圧や低気圧も日本付近を通過し、広範囲で雨が強まる恐れがあります。今後の気象情報に注意し、早めの備えを進めましょう。
7月11日(金)現在、沖縄の南海上を進む熱帯低気圧は、今後24時間以内に台風5号へと発達する見込みです。中心気圧は1002hPa、最大風速は15m/s程度とされていますが、周辺海域では発達した雨雲や強い風が観測されており、すでに先島諸島などでは天気が荒れ始めています。進路によっては奄美地方や九州南部にも影響する可能性があるため、今後の動きに引き続き注意が必要です。
この熱帯低気圧が台風に変わった場合、12日(土)から13日(日)にかけて南西諸島に接近・通過するおそれがあります。接近に伴い、沖縄本島や先島諸島では非常に強い風と大雨に見舞われ、海上では大しけとなる見込みです。
局地的には1時間に50mmを超える激しい雨が予想され、土砂災害や低地の浸水などにも注意が必要です。
離島ではフェリーや航空機の運休、停電の可能性もあるため、交通・生活面への備えも重要です。
台風が接近する前の今こそ、自宅の屋根やベランダ、排水口などの点検を行っておくタイミングです。古くなったシーリング材や雨樋の詰まりは、暴風雨の際に雨漏りや水の逆流を招く原因となります。
また、飛ばされやすい物品を屋内に収納し、雨戸のチェックや物干し竿の撤去も忘れずに。
雨漏りの疑いがある場合は、天候が荒れる前に専門業者へ相談することで、被害を最小限に抑えることができます。
さらに14日(月)以降は、今回の熱帯低気圧(台風に発達した場合)が東日本の東の海上を北上し、関東・東北・北海道の太平洋側で雨が降る可能性があります。一時的に雨が強まる時間帯もあり、気象庁は今後の動向に注意するよう呼びかけています。
加えて、14日(月)から15日(火)にかけては、別の低気圧が東シナ海から接近し、本州付近を通過する見込みです。こちらの影響で全国的に雨の強まるタイミングがあり、広範囲での備えが求められます。
熱帯低気圧が発達し、台風として日本に影響する前段階から、できる限りの備えを進めておくことが重要です。特に屋根や外構、排水関連の点検は被害の抑制に直結します。
また、週明け以降は別の気圧系の影響で広範囲にわたり雨のピークが見込まれるため、最新の気象情報を確認しながら早めの行動を心がけましょう。災害は“起きる前”の準備が最も大切です。