1.庭のリフォームに補助金・助成金は使える
どんなリフォーム工事でも使えるわけではない
補助制度は国や自治体の政策に合わせて、さまざまな分野で用意されています。庭のリフォームでも、工事の内容によっては対象となる制度があるため、リフォームを検討している場合は利用できる制度がないか確認しておくことが大切です。制度の内容や条件は地域ごとに異なるため、対象となる工事や申請条件を事前に確認しておきましょう。
庭の工事でも、外構設備の設置や木材利用、緑化などの条件を満たすと補助制度の対象になる場合があります。具体的には、次のような制度があります。
①住宅省エネキャンペーン(住宅省エネ支援制度)
国が実施している住宅改修支援制度で、断熱改修や省エネ設備の設置など対象工事を行う場合に補助を受けられる制度です。リフォーム内容によっては宅配ボックスの設置など外構設備が対象になる場合もあります。
補助額や対象工事は年度ごとに変更されるため、最新の制度内容は公式サイトで確認しましょう。
②外構部等の木質化対策支援事業
合法的に伐採された木材を使用した木製の塀やウッドデッキを設置する場合に補助を受けられる制度です。塀の場合は上限220万円、ウッドデッキの場合は上限150万円など、工事内容に応じて補助額が設定されています。
実施の有無や条件は年度ごとに変更されるため、募集状況の確認が必要です。
③自治体独自の補助制度
自治体が独自に制度を設けている場合もあります。たとえば東京都墨田区には「緑のへい助成制度(沿道緑化)」があり、生垣の工事では植え込み地の長さ1m(10cm未満は切り捨て)につき2万円、植樹帯の工事では植え込み地の面積1㎡(10平方cm未満は切り捨て)につき2万4,000円の助成を受けることができます。
お住まいの自治体でも利用できる制度がないか確認してみましょう。
また、庭のリフォームではデザインだけでなく安全性や機能性も重要です。自治体によっては古いブロック塀の撤去やフェンスの設置に補助制度を設けている場合があります。古いブロック塀は地震で倒れる危険があるため、撤去や改修を促進する目的で制度を用意している自治体が増えています。
さらに、雨水タンクの設置を対象とした制度を用意している自治体もあります。雨水を貯めておくことで庭の水やりに利用でき、水道代の節約や災害時の備えにもなります。最近はデザイン性の高い雨水タンクも増えており、庭の景観に合わせやすい製品も多くなっています。
また、屋上や壁面の緑化を対象とした補助制度を設けている自治体もあり、個人住宅が対象になる場合もあります。ただし、利用するためには緑化面積や植える植物の種類など条件が設定されていることが多いため、申請前に制度の詳細を確認しておきましょう。
なお、補助制度は年度ごとに内容が変更されることや、予算の上限に達すると受付が終了することがあります。利用を検討している場合は、自治体や公式サイトで最新の募集状況を確認することが重要です。
2.庭のリフォームで補助金・助成金を使うメリット
リフォームの幅が広がる
庭のリフォームで補助制度を活用すると、予定していた予算より費用を抑えながら理想に近い庭づくりを進められる可能性があります。補助を受けられる場合、工事費用の一部が軽減されるため、予算が限られている場合でもリフォームを実現しやすくなるでしょう。
補助制度を活用すると、工事費の一部が軽減されるため、同じ予算でも設備やデザインの選択肢を広げやすくなります。そのため、庭の改修では費用を抑えるだけでなく、リフォーム内容のグレードを上げられる点もメリットといえます。
たとえば、設置するフェンスやカーポートをより耐久性や機能性の高いものに変更したり、ウッドデッキや花壇を設置したりするなど、庭の空間をより有効に活用する計画を立てやすくなります。また、庭のスペースを広く整備することで、ガーデニングや家庭菜園を楽しめる環境を整えることも可能です。
さらに、樹木の数を増やしたり芝生の面積を広げたりすることで、庭全体の景観を整えやすくなります。これまで費用面で難しかった設備や植栽を取り入れられる可能性があるため、完成後の満足度も高まりやすいでしょう。
また、補助制度は目的に応じたリフォームを後押しする役割もあります。省エネを目的とした制度を利用すれば、断熱性や環境性能を高める工事を行いやすくなり、防犯対策を目的とした制度を利用すれば、フェンスや照明など防犯性を高める設備を導入しやすくなります。
このように補助制度を利用できる場合は、当初の予算では難しかった設備やデザインを取り入れられる可能性があります。結果として、より理想に近い庭づくりを実現しやすくなるでしょう。
3.庭のリフォームで補助金・助成金を使うときの注意点
申請時期は要チェック
庭のリフォームに関する補助制度が自治体で用意されていても、利用できる条件や申請のタイミングは制度ごとに異なります。そのため、制度を利用する場合は事前に条件や申請方法を確認しておくことが大切です。
多くの補助制度では、リフォーム工事を始める前に申請しておく必要があります。自治体によってはリフォーム業者と契約する前に申請しなければならない場合や、契約後でも工事開始前までに申請を済ませる必要がある場合があります。そのため、工事を依頼する前に自治体へ問い合わせて、申請のタイミングを確認しておきましょう。
また、補助制度では工事完了の期限が決められている場合もあります。定められた期間内に工事が完了していない場合は、補助を受けられないことがあるため注意が必要です。
さらに、工事がすべて終わってから申請しても対象外になるケースが多くあります。補助制度を利用する予定がある場合は、リフォームの計画段階で制度の条件を確認しておくことが重要です。
補助制度は税金をもとに運営されているため、あらかじめ利用できる予算枠が設定されています。年度ごとに予算が決められており、上限に達した場合は受付期間中でも申請が締め切られることがあります。
また、申請できる件数が決められている制度もあり、上限に達すると新規申請を受け付けてもらえません。人気の制度では受付開始直後に枠が埋まる場合もあるため、利用を検討している場合は早めに情報を確認しておくと安心です。
希望する補助制度を見つけた場合は、申請条件だけでなく予算枠や受付状況も確認しておくとよいでしょう。
4.庭のリフォームで補助金・助成金を使うときの流れ
まずは自治体への問い合わせから
庭のリフォームで補助制度を利用したい場合は、まず自治体の担当窓口へ問い合わせて制度の有無や条件を確認する必要があります。補助制度は地域ごとに内容が異なり、対象となる工事や申請方法も自治体ごとに定められているためです。
庭の工事で利用できる補助制度は、自治体が独自に設けているものが多いため、まずは自治体への確認が必要です。庭の改修計画が決まったら、対象となる工事で補助制度が利用できるかどうかを事前に確認しておきましょう。工事内容によっては対象外となる場合もあるため、リフォームを始める前に問い合わせておくことが重要です。
また、自治体ごとに補助額や対象工事が異なる場合があるため、制度の詳細を確認しておく必要があります。問い合わせの際には、補助制度を利用できる条件もあわせて確認しておきましょう。制度を利用するには定められた条件を満たす必要があるため、条件を正しく把握しておくことが大切です。
条件を確認したうえで不明点がある場合は、自治体の担当窓口へ質問して疑問を解消しておきましょう。事前に確認しておくことで、申請のタイミングや必要書類などを把握しやすくなります。
また、庭のリフォームで利用できる補助制度については、エクステリア業者に相談する方法もあります。エクステリア業者は補助制度を活用した施工を経験している場合も多く、制度に関する情報を持っていることがあります。
制度の条件を満たしているか判断できない場合でも、エクステリア業者に相談することでアドバイスを受けられる可能性があります。リフォームの計画を進める際は、自治体への確認とあわせて業者へ相談してみるとよいでしょう。
5.お得に庭のリフォームをする方法
信頼できる業者から相見積もりを取って料金を比較する
お得に庭のリフォームを行うためには、信頼できる複数の業者から相見積もりを取ることが重要です。まずは過去の施工実績や対応内容を確認しながら、信頼できそうな業者をいくつかピックアップしましょう。そのうえで、候補となる業者に庭のリフォームの見積もりを依頼します。
複数の業者から見積もりを取ることで、費用の相場や工事内容の違いを比較しやすくなります。多くの業者は無料で見積もりに対応していますが、念のため事前に費用が発生しないか確認しておくと安心です。複数の見積もりを確認すれば、極端に高い金額を提示している業者にも気づきやすくなります。
また、費用だけでなく工事内容にも注目することが大切です。見積もりの内訳や工事内容を比較することで、それぞれの業者が得意としている工事や提案内容の違いが見えてきます。そのため、金額だけで判断するのではなく、工事内容と費用のバランスを確認しながら検討しましょう。
最終的には見積もり金額と工事内容を総合的に比較し、自分の希望に合う業者を選ぶことが大切です。複数の業者を比較することで、納得できる条件で庭のリフォームを進めやすくなるでしょう。
6.庭のリフォームで補助制度を活用するためのポイントまとめ
補助制度の確認と業者選びが費用を抑えるポイント
庭のリフォームでは、工事内容によって自治体の補助制度を利用できる場合があります。制度を利用できれば工事費の一部が軽減されるため、当初の予算よりも費用を抑えながら庭づくりを進められる可能性があります。ただし、補助制度は自治体ごとに内容や条件が異なるため、利用する前に制度の対象工事や申請のタイミングを確認しておくことが重要です。
多くの補助制度は工事開始前の申請が必要で、申請枠や予算が上限に達すると受付が終了する場合があります。そのため、庭のリフォームを検討している場合は早めに自治体へ問い合わせ、制度の条件や申請方法を確認しておくと安心です。また、エクステリア業者に相談すると、補助制度を活用した工事についてアドバイスを受けられることもあります。
さらに、費用を抑えながら満足度の高い庭づくりを行うためには、複数の業者から相見積もりを取ることも大切です。工事費用や施工内容を比較することで相場を把握でき、自分の希望に合う業者を選びやすくなります。
補助制度の確認と業者選びをしっかり行うことで、費用を抑えながら理想に近い庭のリフォームを実現しやすくなるでしょう。