家の鍵を忘れたらどうする?入れないときの対処法と業者依頼の判断基準
公開日:2026.8.19
「家の鍵を忘れて入れない」「鍵屋を呼ぶべきか、自分で何とかできるのか分からない」と困っている方も多いのではないでしょうか。
家に入れない焦りから無理に開けようとすると、鍵穴やドアを傷めたり、けがや近隣トラブルにつながったりするおそれがあります。
この記事では、家の鍵を忘れたときにまず確認したい対処法、自力でやってはいけない行動、鍵屋へ依頼した方がよいケース、費用相場、再発防止策まで解説します。
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鍵を忘れて家に入れないときにまずやるべき対処法
鍵を忘れて家に入れないときは、焦って無理に開けようとせず、連絡できる相手や安全に入れる方法を順番に確認することが大切です。
- 家族や同居人に連絡して鍵を開けてもらう
- 窓や裏口から入れるか確認する
- 賃貸・マンションの場合は管理会社や大家へ相談する
- 鍵屋に連絡して鍵開けを依頼する
それぞれ詳しく説明します。
家族や同居人に連絡して鍵を開けてもらう
家族や同居人と暮らしているなら、まず家の鍵を持っている人へ連絡します。すでに家の中に人がいるときは、電話やメールで事情を伝えれば中から開けてもらえます。外出中でも帰宅時間が近ければ、鍵屋に依頼せずに家へ入れるため、費用をかけずに済みます。
一方で、帰宅まで長時間かかるときは、玄関前で待ち続けるのは避けた方が安全です。夜間や悪天候、子どもだけで待っている状況では、防犯面や体調面の不安も大きくなります。短時間で開けてもらえないときは、待つ場所を確保したうえで、必要に応じて鍵屋への相談も検討しましょう。
窓や裏口から入れるか確認する
玄関の鍵を忘れたときは、窓や勝手口など玄関以外から入れないか確認します。戸建てや1階の住宅では、庭に面した窓、掃き出し窓、勝手口が開いていれば、鍵屋を呼ばずに家へ入れる可能性があります。
ただし、2階以上の窓やベランダによじ登る行為は、転落につながるため危険です。窓や勝手口が閉まっているときに無理にこじ開けると、ガラスやクレセント錠を破損するおそれもあります。
鍵が開いている出入口が見つからないときは、自力でこじ開けず鍵屋へ相談した方が安全です。
家に入れたとしても、窓や勝手口が無施錠だったなら防犯面の見直しが欠かせません。外出時は玄関だけでなく、窓や勝手口にも鍵をかけておくと空き巣対策につながります。
賃貸・マンションの場合は管理会社や大家へ相談する
賃貸住宅やマンションで家の鍵を忘れたときは、鍵屋へ依頼する前に管理会社や大家へ連絡します。物件によっては、管理会社が予備の鍵を保管していたり、夜間窓口や提携している鍵屋を案内してくれたりします。先に連絡しておけば、物件側の決まりと違う対応を避けやすくなります。
管理会社に対応してもらう際は、入居者本人かどうかを確認するため、免許証や保険証などの身分証を求められることがあります。通常の窓口につながらないときは、エントランスや掲示板、入居時の案内メールなどに緊急連絡先がないかを確認しましょう。
緊急連絡先も見つからず、外で待つのが難しいときは、賃貸物件であることを伝えたうえで鍵屋へ相談する方法もあります。
鍵屋に連絡して鍵開けを依頼する
家族や同居人に開けてもらえず、窓や裏口からも入れないときは、鍵屋に解錠を依頼します夜間で外に長くいられないときや、すぐに家へ入る必要があるときは、待ち続けず鍵屋へ相談する判断も必要です。
鍵屋へ連絡する際は、住所、建物の種類、鍵の種類を分かる範囲で伝えます。戸建てかマンションか、カードキーか一般的な鍵かなどを伝えられると、受付時に必要な確認が進みやすくなります。家に入る方法が見つからないときは、無理に時間をかけず鍵屋へ相談する判断も必要です。
家の鍵を忘れたときにやってはいけないNG行為
家に入れない焦りから自己判断で開けようとすると、鍵やドアの破損、けが、近隣トラブルにつながるおそれがあります。特に避けたい行動は次のとおりです。
- ピッキングやバンピングなどの自力開錠は鍵穴を傷めるおそれがある
- サムターン回しやカム送りは一般の人が試す方法ではない
- 鍵やドアを壊して開けると修理・交換が必要になることがある
- ベランダから無理に入ると転落や近隣トラブルにつながる
- オートロックの非常解錠ボタンを勝手に押さない
それぞれ詳しく説明します。
ピッキングやバンピングなどの自力開錠は鍵穴を傷めるおそれがある
ピッキングやバンピングは、鍵屋が鍵の構造を確認したうえで行う開錠方法です。名前を見聞きしたことがあっても、一般の人が見よう見まねで試す作業ではありません。構造を理解しないまま鍵穴を触ると、内部の部品を傷つける原因になります。
特にヘアピンや針金、手元にある細い道具を鍵穴へ差し込む行為は危険です。先端が折れて中に残ると、鍵を忘れて入れない状態に加えて、鍵が差さらない、回らないといった別の不具合につながります。
防犯性の高いシリンダーは不正開錠への対策が施されているため、自力で開けるのが難しく、無理に触ると鍵穴を傷める原因になります。
鍵穴が傷むと、解錠だけで済まず、シリンダー交換が必要になることもあります。家に入りたい気持ちが強くても、自力開錠を試すより、鍵屋へ相談した方が余計な修理費を避けやすくなります。
関連記事:鍵を開ける方法は?自分でできる対処と業者依頼の判断基準
サムターン回しやカム送りは一般の人が試す方法ではない
サムターン回しやカム送りは、玄関ドアや錠前の構造を確認したうえで行う特殊な開錠方法です。サムターンは室内側のつまみ、カムは錠前内部の動きに関わる部品のため、鍵穴だけを見ても対応できるか判断できません。
自己判断でドアスコープや郵便受けまわりを触ったり、細い道具を差し込んだりすると、部品の破損やドアの傷につながりかねません。防犯対策済みのサムターンや錠前では開けられないことも多く、無理におこなうと修理が必要になる範囲が広がります。
サムターン回しやカム送りは、一般の人が試す対処法ではなく、鍵屋が現場の構造を見て判断する作業です。
鍵やドアを壊して開けると修理・交換が必要になることがある
鍵やドアを壊して開ける方法は、家に入れないときでも安易に選ぶべきではありません。自己判断で鍵穴やドアまわりに強い力をかけると、シリンダーだけでなく、ドア内部の錠ケースやドア枠まで傷めるおそれがあります。
破壊して開けた後は、元の鍵を使えなくなるため、シリンダー交換や部品交換が必要です。防犯性の高い鍵は壊すにも専用工具や知識が求められ、無理に作業すると破損範囲が広がります。
破錠が必要かどうかは鍵の種類やドアの状態で変わるため、自己判断せず鍵屋に確認してから決めるのが安全です。
家に入れない状況では焦って力をかけたくなりますが、壊した後の復旧には手間も費用もかかります。開け方に迷った時点で作業を止め、現地で状態を見てもらう方がトラブルを抑えられます。
ベランダから無理に入ると転落や近隣トラブルにつながる
ベランダや外壁を使って家に入ろうとする行為は、転落事故につながるため危険です。1階でも足場が不安定な場所ではけがをしやすく、2階以上では命に関わる事故になりかねません。
また、集合住宅では、隣のベランダや共用部を通ろうとすると、不審者と間違われるおそれがあります。戸建てでも、外から窓やベランダを触っている姿は周囲から見て不自然に映ります。鍵を忘れた本人に悪意がなくても、近隣から通報される可能性は否定できません。
鍵を忘れて家に入れないときでも、ベランダや外壁を使って入ろうとする行動は避け、鍵屋へ相談した方が安全です。
オートロックの非常解錠ボタンを勝手に押さない
オートロックのマンションでは、エントランス付近に非常解錠ボタンが設けられていることがあります。火災や地震などの緊急時に避難経路を確保するための設備であり、鍵を忘れたときに使うものではありません。
「押せば入れるかも」と考えて操作すると、警報が鳴ったり、警備会社が出動したりする事態になりかねません。建物によっては、管理会社への説明や出動費用の負担を求められるケースもあります。
鍵を忘れてオートロックを開けられないときは、非常設備を使わず、管理会社や管理人へ連絡するのが基本です。
また、オートロックのエントランスをほかの住人の後について入ろうとする行為も、防犯上は適切ではありません。部屋の鍵も持っていない場合は、エントランスに入れても自宅のドアは開けられないため、必要に応じて鍵屋への相談も検討したほうがよいでしょう。
家の鍵を忘れたときに鍵屋へ依頼した方がよいケース
家族の帰宅を待つ、別の出入口を確認するだけでは解決しにくい状況もあります。外で待つリスクや防犯面の不安があるときは、鍵屋への相談を検討します。
- 外で安全に待てないケース
- 鍵を紛失した可能性があるケース
それぞれ詳しく説明します。
外で安全に待てないケース
子どもだけで家に入れないときや、深夜に一人で締め出されたときは、玄関前で待ち続けるのは危険です。知らない人に声をかけられたり、暑さや寒さで体調を崩したりするおそれがあります。
近くに家族や知人がいるなら、まず安全に待てる場所へ移動します。頼れる人がいない、移動できない、周囲が暗く不安があるといった状況では、早めに鍵屋へ相談した方が安全です。
鍵屋へ依頼するか迷ったときは、費用よりも外で安全に待てるかを基準に判断することが大切です。
鍵を紛失した可能性があるケース
家の中に鍵を置き忘れただけなら、鍵屋の解錠作業だけで済むことが多いです。一方で、外出先で落とした疑いがあるときは、家に入れた後の防犯対策まで考える必要があります。
鍵をどこでなくしたか分からないと、誰が拾ったかも分かりません。住所が分かるものと一緒に紛失している場合は、拾った人に自宅を知られ、その鍵で玄関を開けられる危険が残ります。
ディンプルキーはピッキングに強いタイプが多いものの、鍵そのものが第三者の手に渡れば防犯性を保てません。鍵の所在が分からないときは、解錠だけで済ませず、防犯のためにシリンダー交換を鍵屋へ依頼することが大切です。
鍵を外で落とした可能性がある場合は遺失届を出す
鍵を外で落とした可能性があるときは、心当たりのある場所を探すだけでなく、警察署へ遺失届を出しておくことも大切です。遺失届には、氏名や連絡先、鍵をなくした日時や場所、鍵の色・形・キーホルダーの有無などを記入します。
届け出ておくと、警察に鍵が届いた際に照合してもらいやすくなります。ただし、遺失届を出してもすぐに鍵が戻るとは限りません。
拾得物の保管期限は原則3か月のため、見つかる可能性を残す意味でも早めの提出が必要です。
関連記事:鍵を無くしたらどうする?紛失時にやるべき対処法を紹介
関連記事:家の中で鍵を無くしたときの探し方|30分で見つからない場合の対処法
家の鍵を忘れて鍵屋を呼ぶときの費用は作業内容で変わる
鍵屋に依頼したときの費用は、鍵を壊さずに開けるのか、破壊して開けるのか、交換まで必要になるのかで変わります。作業前に見積もりを確認しておくと、想定外の請求を避けやすくなります。
費用は鍵の種類や建物の構造、作業時間帯によって変動します。特に破壊開錠を行う場合は、開けた後にシリンダー交換が必要になることがあるため、解錠費用と交換費用を分けて確認することが大切です。
- 破壊せずに開けられる場合
- 破壊開錠をしてシリンダー交換が必要になる場合
それぞれ詳しく説明します。
破壊せずに開けられる場合
家の中に鍵を置き忘れただけで、鍵穴やドアまわりに故障がなければ、シリンダーを壊さずに開けられることが多いです。破壊せずに解錠できると、開けた後も同じ鍵を使えるため、シリンダー交換の費用を抑えられます。
費用は鍵の種類によって差が出ます。ギザギザした刻みキーは約8,000〜20,000円、ディンプルキーは約15,000〜40,000円、カードキータイプは約30,000〜80,000円が目安です。
防犯性の高い鍵ほど構造が複雑なため、破壊せずに開ける場合でも作業料は高くなる傾向があります。
また、同じ種類の鍵でも、建物の構造や時間帯、作業の難しさによって金額は変動します。鍵屋へ連絡する際は、鍵の種類を分かる範囲で伝え、現地作業前に見積もりを確認すると費用トラブルを避けやすくなります。
破壊開錠をしてシリンダー交換が必要になる場合
シリンダー交換が必要になるのは、鍵を外で紛失した可能性があるときや、破壊開錠でシリンダーを壊したときです。鍵を拾われたまま同じシリンダーを使い続けると、第三者がその鍵で玄関を開けられる危険が残ります。
破壊開錠の費用目安は約30,000〜50,000円です。さらにシリンダー交換を行う場合は、刻みキーで約20,000〜30,000円、ディンプルキーで約30,000〜50,000円が目安になります。
破壊開錠とシリンダー交換を同時に行うと費用が高くなりやすいため、作業前に総額を確認することが大切です。
悪質な鍵屋に依頼しないために確認すべきこと
家に入れない状況では、到着時間の早さだけで鍵屋を選びがちです。高額請求や作業内容のトラブルを避けるため、依頼前に確認したい点を整理します。
- ホームページに会社情報や対応エリアが明記されているか確認する
- 料金表があるか確認する
- 電話対応や現地見積もりで不審な点がないか見る
それぞれ詳しく説明します。
ホームページに会社情報や対応エリアが明記されているか確認する
鍵屋を選ぶときは、ホームページに会社名、所在地、電話番号、対応エリア、受付時間が載っているかを確認します。情報が少ない鍵屋は、作業後に料金や対応で疑問が出ても、問い合わせ先を特定しにくいためです。
鍵開けは自宅の防犯に関わる作業です。到着の早さや料金の安さだけで選ばず、運営元と連絡先がはっきりしている鍵屋を選ぶ必要があります。会社情報が曖昧な鍵屋は、料金トラブルや作業後の相談先不明につながるため避けた方が安全です。
料金表があるか確認する
鍵屋を選ぶときは、最低料金だけで判断しないことが大切です。鍵開けの費用は、鍵の種類、時間帯、解錠方法、部品交換の有無で変わるため、表示金額だけでは総額を判断できません。
出張費、夜間・早朝料金、キャンセル料、部品代が別料金になるかも確認が必要です。電話で概算を聞き、現地見積もりの金額に納得してから作業に進めば、想定外の請求を避けやすくなります。料金表がある鍵屋でも、作業前に総額を確認することが費用トラブル防止につながります。
電話対応や現地見積もりで不審な点がないか見る
鍵屋へ連絡した際は、住所だけで訪問を決めようとせず、鍵の種類や建物の状況を聞いてくれるかを見ます。電話の時点で作業内容や料金の目安を伝えてもらえれば、現地で提示された見積もりと比べやすくなります。
自宅に鍵屋が到着したら、すぐに作業へ進まず、先に見積もりの総額と開け方を確認します。理由を示さず破壊開錠や交換をすすめる鍵屋は、慎重に判断した方が安全です。納得できないまま作業を任せると、請求額や作業内容をめぐるトラブルにつながります。
作業内容や料金に不明点が残るときは、その場で契約せず別の鍵屋に相談する判断も必要です。
家の鍵を忘れないためにできる再発防止策
家の鍵の置き忘れは、急いで外出するときや荷物が多い日に起こりやすいトラブルです。再発を防ぐには、無理なく続けられる対策を生活の中に取り入れる必要があります。
- 自宅内で鍵の保管場所を決めておく
- 外出前に鍵を持ったか確認する習慣を作る
- 紛失防止タグやスマートロックを活用する
それぞれ詳しく説明します。
自宅内で鍵の保管場所を決めておく
家の鍵をリビング、バッグの中、棚の上など、その日によって違う場所に置いていると、外出前に鍵が目に入りにくくなります。急いでいる日は持ったかどうかの確認が抜け、鍵を持たないまま外へ出てしまうこともあります。
保管場所は、外出時に必ず通る玄関付近が向いています。玄関の壁に鍵フックを付けたり、靴箱の上に鍵専用トレーを置いたりすると、出かける前に鍵の有無を確認しやすくなります。外出前に鍵が自然と目に入る場所へ置くことで、持ち忘れに気づきやすくなるでしょう。
外出前に鍵を持ったか確認する習慣を作る
外出前の持ち物確認をその場の感覚に任せていると、急いでいる日に鍵を見落としやすくなります。「靴を履く前にバッグを開く」「玄関を出る前に鍵を手で触る」など、毎回同じタイミングで確認する流れを作ると習慣にしやすいです。
荷物を準備したつもりでも、鍵が別のバッグや上着のポケットに残っていることがあります。鍵だけでなく、財布やスマートフォンもあわせて見るようにすると、外出時の忘れ物をまとめて減らせます。外出前に鍵が自然と目に入る場所へ置くと、持ち忘れに気づきやすくなります。
紛失防止タグやスマートロックを活用する
鍵を見失いやすい人は、紛失防止タグを付けておくと探しやすくなります。スマートフォンと連携し、位置情報の目安を確認したり、音を鳴らしたりして鍵の場所を探せるため、バッグの中や自宅内で鍵が見つからないときにも役立ちます。
ただし、紛失防止タグはスマートフォンとの連携が前提です。Bluetoothの範囲外では位置を正確に確認しにくい機種もあるため、対応端末や通知機能を見て選ぶ必要があります。紛失防止タグは鍵を探しやすくする補助機器であり、鍵の管理そのものを不要にするものではありません。
物理鍵を使う頻度を減らしたいなら、スマートロックも選択肢です。スマートフォンやカードで解錠できる機種なら、鍵を持ち歩く負担を軽くできます。一方、スマートロックは本体費用や設置費用がかかるうえ、電池切れや通信エラーへの備えも必要です。
導入前に非常時の解錠方法を確認しておくと、締め出しのリスクが低下します。
子どもが家の鍵を忘れたときを想定して連絡先と待ち場所を決めておく
小学生や中学生の子どもが家の鍵を忘れたときに備えて、誰に連絡し、どこで待つかを家庭内で決めておくことが大切です。無理に家へ入る方法を探させず、安全に行動できる流れを確認しておきます。
- すぐに家族へ連絡する流れを決めておく
- 近くの親族宅や店舗など安全な場所で待つ
- 玄関ドア周辺に合鍵を隠すのは避ける
それぞれ詳しく説明します。
すぐに家族へ連絡する流れを決めておく
子どもが家の鍵を忘れたときは、まず家族へ連絡する流れを家庭内で共有しておくことが大切です。スマートフォンを持っている子どもなら、保護者や同居家族に電話やメッセージで状況を伝えられます。
連絡を受けた家族側も、すぐ帰るのか、迎えに行くのか、管理人や親族に連絡するのかをあらかじめ考えておくと慌てずに動けます。
スマートフォンを持っていない子どもには、家族の電話番号を書いたメモをランドセルや財布に入れておきます。メモだけでは連絡できないため、親しい友達の保護者、顔なじみの近所の人、マンションの管理人など、電話を借りてよい相手も決めておく必要があります。
子どもが一人で判断に迷わないよう、誰に連絡するかをすぐ分かる状態にしておくことが重要です。
近くの親族宅や店舗など安全な場所で待つ
家族がすぐに帰れないときは、子どもを玄関前で長時間待たせないようにします。人目の少ない場所で一人のまま過ごすと、知らない人に声をかけられたり、暑さや寒さで体調を崩したりするおそれがあります。
あらかじめ、近くの親族宅、顔なじみの店舗、マンションの管理人室など、困ったときに向かう場所を決めておきましょう。子どもだけで遠くへ移動すると迷子や事故につながるため、歩いて行ける範囲か、保護者が迎えに行きやすいかも確認が必要です。
家の前で待たせるより、明るく人目があり、家族と連絡を取りやすい場所を決めておく方が安全です。
待機先を決めたら、家族全員で共有し、子どもにも何度か伝えておきます。鍵を忘れたときに「どこへ行くか」が分かっていれば、一人で判断に迷う時間を減らせます。
関連記事:小学生の子どもに鍵を持たせる際の注意点
玄関ドア周辺に合鍵を隠すのは避ける
子どもが鍵を忘れたときに備えても、玄関ドア周辺へ合鍵を隠すのは避けるべきです。植木鉢の下、郵便受け、メーターボックス、玄関マットの下などは見つけやすく、侵入者にも探されやすい場所です。
合鍵を外に置くと、家族以外でも玄関を開けられる状態を作ってしまいます。子どもが困らないための備えでも、空き巣対策としては危険が大きく、自宅の防犯性を下げます。
そのため、鍵を忘れたときの便利さより、第三者が触れられない管理方法を優先することが大切です。
備えるなら、信頼できる親族に合鍵を預ける、鍵を忘れたときの連絡先を決めるなど、鍵を外へ置かない方法で考えましょう。
家の鍵を忘れるトラブルに備えて合鍵を作成しておくこともおすすめ
合鍵を用意しておくと、家の鍵を忘れたときに家族や信頼できる人へ頼れる可能性があります。ただし、作成方法や管理方法を誤ると、防犯リスクにつながるため注意が必要です。
- 合鍵は鍵屋やホームセンターで作成できる
- 合鍵作成にかかる費用は鍵の種類によって変わる
- ネットで合鍵を作成する場合は鍵番号の管理に注意する
- 家族や信頼できる人に合鍵を預けておく
それぞれ詳しく説明します。
合鍵は鍵屋やホームセンターで作成できる
一般的な刻みキーなら、鍵屋やホームセンターで合鍵を作れることが多いです。店頭で対応できる鍵であれば作業時間も比較的短く、家族用や予備用として用意しやすい種類です。
一方、ディンプルキーや登録制シリンダーの鍵は、防犯性が高いぶん、その場で作成できないケースもあります。メーカーへの取り寄せが必要だったり、セキュリティカードの提示を求められたりするためです。合鍵を作れる場所や手順は、鍵の種類によって変わります。
また、摩耗した鍵を元に合鍵を作ると、溝のズレまで写ってしまい、鍵穴で引っかかったり回りにくくなったりするおそれがあります。合鍵を作るときは、できるだけ純正キーや摩耗の少ない鍵を元にすることが大切です。
合鍵作成にかかる費用は鍵の種類によって変わる
合鍵作成の費用は、刻みキー、ディンプルキー、特殊キーなど鍵の種類によって差が出ます。昔からある刻みキーは比較的安く作りやすい一方で、ディンプルキーは構造が複雑なため、費用が高くなりやすいです。
特殊キーや登録制の鍵は、店頭ですぐに作れず、メーカーへの取り寄せになることがあります。その場合は費用だけでなく、受け取りまでの日数も確認しておく必要があります。
安さだけで合鍵を選ぶと、鍵穴との相性が悪く、抜き差ししにくい鍵になることがあります。合鍵作成では費用の安さだけでなく、鍵穴に合う精度も確認することが重要です。
ネットで合鍵を作成する場合は鍵番号の管理に注意する
合鍵をネットで注文できるサービスは、店舗に行く手間を省ける反面、鍵番号や鍵の写真を送る必要があるため、管理面の注意が欠かせません。
鍵番号は、合鍵作成に使われる重要な情報です。番号が写った写真を不用意に共有したり、第三者が見える場所で保管したりすると、無断で合鍵を作られるリスクにつながります。
また、ネット注文では店頭のように鍵の摩耗や歪みを直接見てもらえません。届いた合鍵が回りにくい、ドアに合わないなどの不具合が出ることもあります。
ネットで合鍵を作るときは、価格だけで選ばず、運営会社の情報と鍵番号の取り扱いを確認することが大切です。
関連記事:合鍵をネット注文するのは危険?リスク・注意点・費用相場を解説
家族や信頼できる人に合鍵を預けておく
家の鍵を忘れたときに備えるなら、家族や信頼できる人に合鍵を預けておく方法があります。近くに住む親族や長く付き合いのある知人に預けておけば、家に入れないときでも鍵屋を呼ばずに済むケースがあります。
ただし、合鍵は家に入れる権限そのものです。誰にでも預けてよいものではなく、紛失や保管場所の管理まで考える必要があります。預けた相手が鍵をなくしたり、第三者に保管場所を知られたりすると、防犯上のリスクが生じます。合鍵は作って終わりではなく、誰に預け、どのように管理するかまで決めておくことが大切です。
一人暮らしの場合も、安易に玄関まわりへ合鍵を隠すのではなく、確実に信頼できる相手へ預ける方が安全です。預け先がない場合は、鍵の保管場所や外出前の確認方法を見直し、持ち忘れを防ぐ対策を優先しましょう。
家の鍵を忘れて入れないときは、自力で開けようとせず鍵屋へ相談する
家の鍵を忘れて入れないときは、まず家族や同居人に連絡し、玄関以外に無理なく入れる出入口がないか確認します。賃貸住宅やマンションでは、管理会社や大家へ相談する流れも必要です。
一方で、ヘアピンやクリップを鍵穴に入れる、サムターン回しやカム送りを試す、ベランダから無理に入るといった行動は避けるべきです。鍵やドアを傷つけるだけでなく、けがや近隣トラブルにつながるおそれがあります。
子どもだけで待っている、一人暮らしで頼れる人が近くにいない、深夜で外に長くいられないといった状況では、早めに鍵屋へ相談した方が安全です。また、鍵を外で落とした可能性がある場合は、解錠だけで終わらせず、防犯のためにシリンダー交換を依頼する必要があります。
費用トラブルを避けるには、作業前に料金と作業内容を確認することが欠かせません。家に入れないときは焦りやすいため、安全性と防犯性を優先し、無理な自力対応を避けることが余計な修理費用の防止にもつながります。
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