鑑定書なしでもダイヤモンドの買取は可能なの?高く買い取ってもらうためのポイントを解説
公開日:2024.11.12
ダイヤモンドを売ろうと考えていても「買ったときに付いていた鑑定書をなくしてしまった」という人もいるでしょう。
鑑定書なしでもダイヤモンドを買取してもらうことはできるのでしょうか。
この記事では、鑑定書がない場合のダイヤモンドの買取について、注意点や高く買い取ってもらうためのコツなどを含めて解説します。
ダイヤモンドを売ろうと考えていても「買ったときに付いていた鑑定書をなくしてしまった」という人もいるでしょう。
鑑定書なしでもダイヤモンドを買取してもらうことはできるのでしょうか。
この記事では、鑑定書がない場合のダイヤモンドの買取について、注意点や高く買い取ってもらうためのコツなどを含めて解説します。
結論からいえば、鑑定書なしでもダイヤモンドの買取自体は可能です。
なぜなら、熟練した鑑定士なら、たとえ鑑定書がなくても、ダイヤモンドの正確な品質が分かるからです。そのため、買取時に鑑定書が必須とは言えないのです。
本来、鑑定書というのは、ダイヤモンドを販売する時に、購入した人が安心できるよう、品質を証明するために発行されることが多いです。
買取の場合は、熟練した鑑定士がダイヤモンドの品質をしっかりと見極められさえすれば、鑑定書がないからといって、買取が不可となってしまう可能性は低いといえます。
鑑定書があるに越したことはありませんが、ないからといって、買取してもらうことを諦める必要はありません。
しかし、もしも熟練した鑑定士が買取店にいない場合、正確な鑑定ができないという理由で買取を断られる可能性があるので注意が必要です。
鑑定書なしのダイヤモンドを買取してもらうには、熟練した鑑定士がいる買取店を選ぶようにしましょう。
それでは、鑑定書がないダイヤモンドを買取してもらう場合、リスクはなにもないのでしょうか。
その場合、以下のようなリスクが存在します。
①査定に時間がかかる可能性がある
②買取価格が低くなる可能性がある
もしもダイヤモンドの鑑定書がない場合、鑑定書がある場合に比べて査定にかかる時間が長くなってしまう可能性があります。
鑑定書がないと、鑑定士がダイヤモンドを普段より時間をかけて鑑定し、品質を確かめる必要があるからです。
いくら熟練した鑑定士であっても、高価なダイヤモンドに鑑定書がない場合、ある程度慎重にならざるを得ません。
ダイヤモンドの買取は、鑑定書に記載されている4Cという品質評価基準をもとに、鑑定士が相場表と照らし合わせながら、適切な買取価格を算出するのが通常のやり方です。
ちなみに、4Cというのは、Carat(カラット=重さ)、Cut(カット=輝き)、Clarity(クラリティ=透明度)、Color(カラー=色)のことを意味します。
鑑定書がないのであれば、ダイヤモンドの4Cを判断するところから始める必要があるので、どうしても鑑定書がある場合に比べて時間もかかってしまうというわけです。
鑑定書がない場合はその場でダイヤモンドの4Cの判断をする必要があります。そのため、経験や知識が足りない鑑定士の場合、正確な価値を見極めることができず、実際の価値よりも低く査定される恐れがあります。
ダイヤモンドの鑑定というのは、実は想像以上に難しく、たとえば透明度の判断に関しては、微妙な色合いの違いを見極める技術が必要になります。
このような微妙な違いについては、経験や知識が足りない鑑定士では正確に判断できず、適切な買取価格に比べると、低い価格になってしまう可能性があるといわざるを得ません。
ダイヤモンドの鑑定書がない場合は、買取価格で損してしまう可能性があることを念頭に入れておきましょう。
それでは、買取してもらいたいダイヤモンドに鑑定書がない場合、どうすれば良いのでしょうか。
紛失した鑑定書は再発行してもらえる可能性があります。
前述の通り、鑑定書なしのダイヤモンドの場合、買取価格が低く見積もられてしまう可能性があります。
ダイヤモンドを「どうしても適正価格で売りたい」という場合は、鑑定書の再発行を検討してみるのがおすすめです。
ダイヤモンドの鑑定書は、以下で再発行が可能です。
①購入したジュエリーショップ
ダイヤモンドを購入したジュエリーショップなら、気軽に再発行を依頼することができます。
しかし、鑑定書の再発行をしていないジュエリーショップもあるので、注意が必要です。事前に、鑑定書の再発行が可能かどうか確認しておきましょう。
②鑑定機関
鑑定機関の利用には費用がかかりますが、誰でもダイヤモンドの鑑定書の発行を依頼することが可能です。
しかし、どの鑑定機関でも構わない、というわけではありません。鑑定機関は、業界内で明確にランク付けがなされています。
ランクの低い鑑定機関の鑑定書なら、その信頼性の低さゆえに鑑定書の意味がなくなる可能性があります。
GIA(米国宝石学会)、CGL(中央宝石研究所)といったランキング上位の鑑定機関を利用するようにしましょう。
鑑定書のないダイヤモンドを高く買取してもらうためのコツは、熟練した鑑定士のいる買取店を選ぶことです。
高い技術と豊富な知識を持つ熟練した鑑定士なら、ある程度の時間はかかりますが、しっかりとダイヤモンドの価値を正確に見極めてくれる可能性が高いといえます。
しかし、鑑定士が熟練しているかどうかは分かりにくい部分があります。
鑑定士の熟練度合いを確かめるために、鑑定中に何か質問をしてみたり、鑑定後に「どうしてその鑑定結果になったのか」を聞いてみたりするのがおすすめです。
熟練した鑑定士であれば、しっかりと質問に答えてくれるはずです。鑑定士が明確な受け答えをしているかどうかで、熟練度合いを判断してみてください。
また、鑑定士の世界には国家資格はありませんが、GIA(米国宝石学会)といった世界的な鑑定機関が認定する鑑定士の資格が存在しています。
そのような資格を持っている鑑定士なら、高い技術を持つ熟練した鑑定士である可能性が高いといえます。
世界的な鑑定機関が認定する資格を持っているかどうかで、鑑定士の熟練度合いを確かめてみても良いでしょう。
鑑定書なしのダイヤモンドを高く買取してもらうコツとして、複数の業者に見積もりを出してもらうということが挙げられます。
まずは、以下の点を意識しながら、信頼できる複数の買取業者を選びましょう。
①買取実績を提示している
買取実績というのは「これまで○○回ダイヤモンドを買取しました」「ダイヤモンドの買取実績は総額○○円です」というような、具体的な数字を伴った実績です。
このような買取実績を提示している業者は信頼できる可能性が高いといえます。
②手数料が高くない
ダイヤモンドを買取してもらう時は、手数料が発生します。商売ですから手数料が必要なのは分かりますが、できるだけ安く抑えたいですよね。
手数料が高ければその分だけ自分の手元に残る金額は少なくなってしまうので、必ず手数料について確認するようにしましょう。
③熟練した鑑定士が常駐している
鑑定書なしのダイヤモンドを高く買取してもらうには、熟練した鑑定士に見てもらう必要があります。
繰り返しになりますが、鑑定士の技術が不足していると、鑑定書が付いていないダイヤモンドの価値を正確に見極められない可能性があります。
損をしないためにも、熟練した鑑定士が常駐している買取店を選びましょう。
信頼できる買取業者をいくつか選んだら、見積もりを出してもらいます。
複数の業者から見積もりを出してもらうことによって、鑑定書なしのダイヤモンドの買取価格の相場を把握することが可能になります。
そして、一番高い見積もりを出してくれた業者にダイヤモンドの買取を依頼しましょう。