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漏水調査の方法には何がある?修理費用の相場や水道料金の減額方法を紹介!

公開日:2023.12.12 更新日:2024.4.22
漏水調査の方法には何がある?修理費用の相場や水道料金の減額方法を紹介!

排水管から水が漏れていないか確認する漏水調査をご存じでしょうか。音聴調査や漏水探知機などさまざまな方法があり、調査の方法によって料金が変わります。

今回この記事では、漏水調査の方法や料金相場について解説します。
あわせて漏水によって高くなった水道料金の減額方法、漏水を早期発見するためのセルフチェック方法も紹介しているのでぜひ参考にしてみてください。

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1.そもそも漏水調査とは何か

普段は気付かない水漏れの原因を見つけること

漏水調査を行う事業者の絵

漏水調査とは、普段の生活でなかなか気付けない漏水を見つける調査のことです。
水道使用量の増加は、我々が気付かないまま発生しています。そして、その水道使用量の増加の原因は、大半が漏水です。

漏水は水道管の破裂によって発生します。水道管は地下に埋まっているため、水道管の破裂は一般人にはわからないものです。
そこで漏水調査を行い、漏水が起こっている場所を特定し修理することで、経済的損失を最小限に抑えられます。

また、漏水調査はピンポイントで漏水が起こっている場所を特定するため、工事をする箇所も少ないです。そのため、工事費の削減にもつながります。

■どうやって漏水を特定するのか
漏水調査にはさまざまな方法がありますが、そのうちの1つに、音で漏水を発見する方法があります。これを音聴調査といって、水の噴射音を音聴棒で聞き分け特定するわけです。

また、工事現場の配管状況や漏水量に応じて、他の方法を使うことも考えられます。

■漏水調査は一般人では難しい
漏水の音は、水道管の材質や発生している穴の形状、漏水の噴出状況などによって変わります。素人では、この音を他の環境音と聞き分けることはなかなか難しく、長年の経験がないとわかりません。
漏水調査は、プロの専門事業者に依頼することをおすすめします。

2.漏水調査の方法は何があるのか

主に音聴調査や漏水探知機がある

漏水調査を行う事業者の絵

漏水調査には、主に3つの方法があります。

・音聴調査
音聴調査は、水道メーターや止水栓といった箇所に音聴棒をあて、聞こえる音で漏水が起こっているかどうかを調査する方法です。
掘削や水圧試験といった大規模な調査を行う必要はないため、調査する範囲が1キロメートルほど広くても1日で終わります。

・漏水探知機
漏水探知機を使い、路面や弁栓に伝わる振動で漏水の発生箇所を特定していく方法です。漏水の音を漏水探知機によって増幅させ、その音を聞き分けて漏水箇所を特定するわけです。
機械を使うので、音聴棒を使った音聴調査よりも早く漏水箇所を特定できます。

なお、漏水探知機を使った調査は、騒音が少ない夜間に行われます。

・削除法
削除法は、水漏れとして考えられない箇所を削除していき、水漏れ箇所を見つけ出す方法です。
例えば、雨が降っていないのに土が湿っていたり、水を止めているのに配管から音がしたり、不自然に水がたまっている箇所を調査します。そのような状態がない箇所をどんどん削除していくわけです。

量水器といった機材を使用し、量水器が動いていなければ漏水していない、といったように削除していきます。

3.漏水調査の費用相場

調査方法によって変わる

費用相場のイメージ写真

漏水調査の費用相場は、調査の方法や内容によって異なります。

音聴棒を使った調査だと8千円から1万5千円ほどで、漏水探知機を使った調査は1万2千円から1万5千円ほどです。漏水の事実を確認すると1万円から2万円になります。

また、ガスを使って加圧した後に漏水探知機を使うことがありますが、その場合は2万円から3万円とさらに高くなることも覚えておきましょう。

・料金は何で決まるか
漏水調査の費用を決める要因は、漏水調査に使う道具の種類や、調査の難しさになります。
先ほどのように、音聴棒を使った調査は漏水探知機よりも安く済む場合が多いです。音聴棒を使う場合は装備が少なく済むのが、安い理由です。

また、調査に時間を要してしまうと、費用が高くなってしまいます。
一戸建てとマンションだと、マンションの方が水道管の配管が複雑であるため、調査に要する時間がかかったり調査の難易度が上がったりします。
そのため、マンションの方が漏水調査の費用が高くなるわけです。

・費用を抑える方法
漏水が起こっている場所がマンションであれば、マンションの管理組合が加入している火災保険が使える場合があります。火災保険に水漏れ原因調査費用補償を付けていれば、調査費用を補償してくれます。
この補償は、水漏れが発生しているのが、個人の所有部分なのか共有部分なのかをはっきりとさせるための補償です。
修理費用については対象外になるので注意しましょう。

火後は、複数の業者に相見積もりを取ることも大切です。複数の業者から見積もりを取れば、修理費用の相場がわかるからです。

4.漏水で高くなった水道料金は減額できるか

3つの条件を満たせば減額できる

水道料金の書類の写真

水漏れで水道料金が高くなった場合、以下の3つの条件を満たすことで水道料金を安くしてもらえます。

・故意的ではないこと
・修理済みであること
・2ヶ月以内の申請であること


条件を満たす場合は、減額申請書を提出しましょう。

水漏れの原因が蛇口やトイレのように自分に原因がある場合だと、減額申請はできません。水道を正しく利用したのにもかかわらず、水道管や設備に問題があって漏水が起きた場合に限り、減額申請ができるわけです。
地震や豪雨といった災害に遭って水道管が破裂した場合も、減額申請が可能です。

また、減額申請をするには水漏れを修理している必要があるので、先に専門業者に依頼して修理を済ませておきましょう。

そのほか、2ヶ月以内に申請をすることも忘れてはいけません。

■増加した水道料金全てが返ってくるわけではない
減額申請が通った場合でも、水漏れによる水道料金の上昇分が全て返ってくるわけではありません。水漏れが起きていない分を基準として、上がった使用量分の一部が返ってくるわけです。
返ってくる割合は自治体によって異なりますが、大体50%から70%ほどになります。

■減額申請の手順
まずは、水漏れの箇所を直しておきましょう。修理が終わったら、水道局から減額申請書を取り寄せます。
電話で取り寄せる際に、工事をした日にち・場所・修理をした業者名を伝えましょう。
減額申請書を受け取り、必要事項を記入して提出すれば完了です。

5.漏水を早期発見するためのチェック方法

水道料金を比較してみよう

水道料金をチェックしてる写真

漏水を早期発見できれば、それだけ水道料金も上がらずに済みます。ここからは、漏水を早期発見する方法を紹介いたします。

・水道料金をチェックする
水道料金の明細書で、数ヶ月の料金を振り返ってみましょう。以前よりも不自然に水道料が高くなっていれば、水漏れが起こっている可能性があります。
しかし、ビニールプールを使っていたり、花に水をやったりなど、いつもより多く水を使っていたことで水道料が上がる場合もあります。
そのため、水道料金が上がった月は、水をどう使ったかについても、振り返ってみましょう。

ちなみに、1ミリの水が漏水している場合は、1ヶ月で6立方メートルの水が漏水していることになり、約千八百円値上がりするといわれています。

・家の水道設備を見る
家の中で漏水が起こりやすい場所は、キッチン・トイレ・洗面台・お風呂・洗濯機です。

キッチンはシンクの下で水漏れが発生しやすいので、下を開けて水がたまっていないかチェックしましょう。

トイレは、タンクと便器の接合部分、便器と床の接合部分、ウォシュレットで起こりやすいです。止水栓を止めることで応急処置が可能です。

洗面台は、蛇腹ホースや排水パイプ、排水口と排水パイプの接合部分でよく発生します。経年劣化や詰まりで水漏れが発生しやすいので覚えておきましょう。

お風呂では、シャワーホースや蛇口をチェックしましょう。

洗濯機からの水漏れは、ホースや、ホースと本体の接合部分などによって発生します。また、洗濯機によっては、洗剤ケースやフィルターの汚れによって水漏れが起こることもあるので覚えておきましょう。

漏水しているかもしれないと思ったら、早めに専門事業者に相談するのがおすすめです。

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