ペットの合同火葬とは? メリット・デメリットや業者選びのポイントについて
公開日:2021.12.3 更新日:2024.4.15![ペットの合同火葬とは? メリット・デメリットや業者選びのポイントについて](https://s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/prd-rescue-static-contents/column_image/thumbnail_discover/lTLAgmfbhtbOSgGcyc6bnQFenrtSB4C7cTPj7YzT.webp?v=1738721544)
大切な家族の一員として生活してきたペットは、亡くなった後にきちんと葬儀を行う必要があります。ペットの葬儀方法としては合同火葬や個別火葬などがあります。
今回はその中でも合同火葬を行うメリット・デメリットや、流れについて解説していきます。
大切な家族の一員として生活してきたペットは、亡くなった後にきちんと葬儀を行う必要があります。ペットの葬儀方法としては合同火葬や個別火葬などがあります。
今回はその中でも合同火葬を行うメリット・デメリットや、流れについて解説していきます。
ペット火葬方法には合同火葬をはじめ、4つの火葬方法があります。
なおペットの火葬についてはペット葬儀社はもちろん、自治体によって依頼を受け付けてくれるところがあります。
・合同火葬
他のペットと一緒に火葬する方法です。
自治体にペットの火葬を委託される場合、基本的にはこの合同火葬が執り行われます。
・個別一任火葬
家族は立ち会わず、業者に遺体を引き取ってもらい、火葬してもらう方法です。
メリットとしては、葬儀における過程を業者にすべて一任できるので、こちらが準備をする手間が省けること。
また、ペットが焼かれるのを見たくない方にとっても、精神面における負担が少なくなります。
ただし、しっかりペットを見送ってあげたいという場合には不向きになります。
・個別立ち会い火葬
人間と同様、ペットに立ち会って火葬してもらう方法。
この方法では、お骨拾いは家族で行うことになります。
・訪問火葬
火葬炉が積まれている車を用意してもらい、その中で火葬を執り行う火葬方法。
生前一緒に過ごしてきた場所に来てもらって葬儀を行います。火葬場までの移動が困難な時におすすめです。
この他、訪問火葬してもらいたいけれど火葬場所が見つからない方は、業者におすすめの場所を見つけてもらうことができます。
ここではペットの合同火葬を行うメリット・デメリットについてご紹介します。
■合同火葬を行うメリット
火葬をするメリットとして大きいのが業者数の多さ。ペット葬儀業者でも合同火葬を扱っている業者が多く、火葬に関する相談にも気軽に応じてもらえます。
また、前述の通り、自治体でも受け付けてくれるところが多いので、業者探しの負担が少なくなります。
専用の葬儀場にて行うので、葬儀に関するトラブルも少ないです。
もう一つのメリットは費用の安さ。個別火葬と比べても数万円以上安く抑えられることが多く、費用負担が少なくなります。
この他、大切なペットを一人ぼっちのまま旅立たせたくないという方におすすめです。
■合同火葬を行うデメリット
デメリットとしては遺骨が残りづらいことが挙げられます。他のペットと一緒に火葬するかたちで執り行われるので、他のペットの骨と混じってしまいます。
特に文鳥やハムスターといった小動物になりますと、骨が残らなくなります。
そのため、大切なペットの納骨をしてあげたいという方にとっては不向きな火葬方法になるでしょう。
また、個別火葬と比べてもお別れの時間が短くなり、しっかりとペットにお別れをしておきたい場合にも合同火葬はおすすめできません。
ここではペットが亡くなってから、合同火葬が終わるまでの流れをご紹介します。ちなみに具体的な流れは以下のようになります。
①ペットの遺体のケア
ペットシートを敷いておき、その上に遺体を寝かせます。そしたら、ガーゼを使って体を拭いてあげます。
体をきれいにしてあげたら、保冷材やドライアイスで冷やし、体にバスタオルをかけてあげます。
遺体は涼しい場所に安置してあげます。
②火葬の予約
葬儀者や自治体など、合同火葬を受け付けているところに連絡します。
専門業者に連絡される場合は、お電話にてお時間の確認、火葬プランの詳細な説明があります。
③施設へ来園もしくはお出迎え
基本的にご予約の日時に亡くなったペットと一緒に火葬場所へ向かうことになります。ご自身で向かう場合は駐車場の有無について事前に確認しておくようにしましょう。
また、業者によっては火葬場所までお迎えするサービスを行っているところもあります。
④ご遺体のお預かり
施設のスタッフがペットの遺体を引き取ります。
⑤合同火葬
他のペットと一緒に合同火葬を執り行います。
⑥合祀
霊園に設置されている合同の納骨堂にてご納骨を行い、ほかのペットたちと合祀します。霊園によってはお墓参りも可能です。
基本的に合同火葬をするとご遺骨の返却ができなくなってしまいます。最近ではさまざまな供養方法がありますので、デメリットとともに供養方法を知ってから合同火葬にするか検討する必要があります。
主なご遺骨の供養方法は次の通り。
・ペット専用のお墓
最近では人間と同様に、ペット専用のお墓が用意されています。
他のペットと一緒に埋葬される場合は「合同墓」、個別に埋葬される場合は「個別墓」になります。
また、骨壺の状態で収蔵される場合は「納骨堂」となります。
この他、最近では人とペットが一緒に入ることにできる霊園もありますので、最適な供養方法のある霊園を調べてみるといいでしょう。
・敷地内に埋葬する
自宅の庭など敷地内にペットの遺骨を埋葬する方法もあります。敷地にて埋葬される場合は、骨壺から遺骨を出し、きちんと包んだ状態で埋葬します。
・自宅内で保管する
自宅内にて遺骨を保管しておく必要があります。ただし梅雨の時期などはカビが発生しやすくなるため、保管される際には除湿剤を入れておきましょう。
・アクセサリーとして入れておく
最近ではペットのご遺骨をアクセサリーに入れておくことができます。
愛するペットと一緒にいられるということで、持ち歩く人もいらっしゃいます。
大切なペットを合同火葬してもらう場合、きちんとした業者にやってもらいたいところ。ペット葬儀者は数多くあるものの、優良業者と呼ばれるところとそうでないところがあります。
ペット火葬をきちんとやってくれる業者を選ぶ上で押さえておくべきポイントは次の通りです。
・実績が豊富である
業者の実績を確認するためにはその創業年数を見ておきます。創業から3年以上経過している業者であれば安心して依頼することができます。
・業者の評判を確認する
優良業者と呼ばれているところは、ほとんどが依頼された方より高い評価を受けています。業者の公式ホームページや口コミサイトには、実際にペット火葬を依頼された方の声を見ることができます。
・経験豊富なスタッフが在籍している
大切なご家族の供養ですので、信頼できるスタッフがいるかどうかも重要。お電話でのやり取りなど、こちらに親身に対応してくれるところほどしっかりとした業者である場合が多いです。
・見積もりに対応している
ペット葬儀社によっては無料見積もりを実施している業者もあります。見積もりは非常に重要であり、同じ合同火葬でも費用が数千円異なることも。
最低でも3社以上から見積もりを比較すれば、お住まいの地域で最もお得な業者を見つけることができます。