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害獣トラブルについて種類別に紹介しますvol.2

公開日:2021.12.2 更新日:2024.4.11
害獣トラブルについて種類別に紹介しますvol.2

農作物や森林を荒らす動物のことを害獣と言います。
イノシシであれば農作物被害、シカは森林被害、タヌキやコウモリは糞害といった被害に遭われている方が多いです。
あくまで人間にとって都合の悪い動物たち。一方で害獣の多くは鳥獣保護法によって護られており、勝手に駆除すると罰せられることもあります。

そこで今回は、イノシシ、シカ、タヌキ、コウモリによるトラブルの実態と対処方法について紹介していきます。

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イノシシによるトラブルとは?

イノシシによる農作物の被害は甚大!その額なんと年間約48億円です!

森に生息するイノシシの写真

平成29年の農林水産省の資料によると、イノシシによる農作物の被害額は約47億8千万円です。イノシシは雑食性ですので、根菜類だけでなく果樹にも被害が及びます。

また、近年ではゴミステーションの生ゴミを漁ったりもしています。街中での出没回数、目撃件数も増加傾向にあり、怪我をされる方も多くなっています。もしも路上でイノシシに出会った場合は、決して背中を見せないようにして下さい。逆にものすごい勢いで追いかけて体当たりしてきます。そうならないためにも、目線を外すことなく、少しづつ後ろに下がり距離を取りましょう。

イノシシへの対処方法として有名なのが罠による狩猟です。銃やくくり罠でイノシシを捕獲します。昨今のジビエ料理ブームにより、捕獲されたイノシシの肉は質の良いものであれば高額で取り引きされています。罠の使用には免許が必要ですので、一般の方であれば忌避剤や警告機材、専用のテープで対策して下さい。どうしても畑に侵入されたくない場合は、費用が掛かりますし面倒ですが電気柵を設置しましょう。

イノシシはイメージと違い賢い動物です。一度でも危険な目に合うと、その場所へはよほどのことが無い限り近づくことはありません。また、後ほど紹介する習性を知っておくことで、より効果の高い対処法を実施することができます。

タヌキによるトラブルとは?

タヌキは同じ場所で何度も糞をするから、とんでもない悪臭を放ちます

森に生息するタヌキの写真

習性の箇所でも紹介しているのですが、タヌキによるトラブルで有名なのがため糞といって、同じ場所に何度も糞をすることです。それ以外では嗅ぐことがないくらい激臭です。

また、イノシシやシカほどではありませんが、農作物にも被害を及ぼします。タヌキが起こすトラブルへの対処方法としては罠が効果的です。箱罠やくくり罠など複数の種類の罠があります。まだ免許をお持ちでない方は、良い機会ですので取得することをおすすめします。

その他の対処方法は忌避剤や音と光で撃退する機械があります。タヌキは住宅地に出没することも多いので、猟銃で狩猟するのは控えて下さい。また屋根裏に住み着いたタヌキを追い出す際は自分で対処しないように。噛まれたり引っかかれたり、さまざまなトラブルへと発展してしまいます。タヌキの追い出しは業者に依頼することが賢明です。

この害獣への対処方法で最後に紹介するのはその他の対処法です。比較的タヌキが苦手といわれている犬を飼育したり、敷地内にタヌキの食べ物になるものを置いておかないことです。また屋根と壁の隙間に空間がある場合は、ネットやフェンスで通れないようにしておくことも重要です。タヌキは地味に被害がある害獣ですので、可愛い見た目に騙されないように。

シカによるトラブルとは?

シカによるトラブルは食害と森林破壊!被害量はイノシシの10倍!

こちらを見つめるシカの写真

近年問題となっているのが急増したシカによる食害と森林破壊です。平成29年の農林水産省の資料によると、被害額55億円、被害量37万2千トン、被害面積3万5千ヘクタール(東京ドーム7.5個分)となっています。被害金額だけで見るとイノシシよりも7億円程度多いだけですが、被害量はイノシシの約10倍、被害面積は約5倍となっています。毎年これだけの被害を出しているわけですから、森が壊滅していくのも分かりますね。

シカトラブルの対処法として効果があるのが、狩猟することです。さらに個別で対策するのではなく、エリアを決めて重点的に行うことで高い効果が得られるとされています。それにはたくさんのハンターが必要になってきますが、登録料も含め莫大なコストがかかりますから、シカの市場価値が上がっているにも関わらずあまり増えていません。

その他の対策としては、箱罠による捕獲や忌避剤の散布、電気柵、音や光で追い払う機械を使用する方法があります。他の害獣と比較して電気柵にも高さが必要になりますから、ここでも余計に費用が必要となります。シカによる被害を問題視している自治体も多く、多めに補助金を出しているケースもありますから、対策するのであれば、事前にお住まいの担当課まで連絡して補助金の有無や条件などを聞いておきましょう。

コウモリによるトラブルとは?

コウモリによるトラブルは騒音と糞尿!放っておくと天井にシミができることも

飛んでいるコウモリの写真

この害獣は今回紹介した他の動物と比較しても、農作物を食い荒らすわけではありませんし、あえて人に攻撃を加えてくることはありません。ただ天井裏を住処にするだけです。

しかしこれが問題で、数が増えてくるとものすごい音がするようになり、溜まる糞尿も多くなります。そのままにしておくと、屋根を支えている木材が腐ることがありますし、コウモリに付着している菌や寄生虫により健康被害が出ることも予想されます。

対策方法としては、専門業者による追い払いや忌避剤・忌避シートの活用、超音波の機械を使用することなどが考えられます。各対策の詳しい費用については後述していますので参考にして下さい。

コウモリへの対策として最も問題になっているのが、追い出した後の除菌・清掃です。コウモリがいなくなっても天井裏がそのままの状態でしたら、意味がありませんので必ず掃除をする必要があります。

この害獣を申請なく駆除や追い払うことは鳥獣保護法によって禁止されており、違反すると1年以下の懲役または50万円以下の罰金刑に処せられることがあります。感染症の心配がありますから、自身で対策することはあまりお勧めしません。どうしてもコウモリ駆除を業者に依頼したくない時は自治体の担当課に相談して下さい。

害獣トラブル情報まとめvol.2

害獣への対策はノウハウと知識の豊富な専門業者に依頼するのがおすすめ

木の裏からのぞくタヌキの写真

今回紹介した全ての害獣に共通して言えることですが、対策する際は専門業者に依頼するのがおすすめです。

自身で対策して効果がなければ費用の無駄になりますし、怪我では済まされないトラブルに発展する危険もあります。さらに自治体への申請など手続きも煩雑です。その点、害獣駆除の専門業者であれば、実際の駆除作業を通して蓄積されたノウハウと専用の道具、必要な知識がありますから、安心してお任せすることができます。

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