自動車のガラストラブル 災害時のケース
公開日:2022.1.31 更新日:2024.4.3自動車のガラスが災害によりトラブルを起こした場合の事例や注意点を紹介します。車を運転中に災害に巻き込まれガラスが割れるなどのトラブルに巻き込まれることは普通に起こり得ます。特に車の中はガラスに囲まれているため対処法を誤るとさらなるトラブルに発展してしまいます。そこでここからは具体的な事例を紹介しながらその対策法や予防法について分かりやすく解説していきますのでトラブル解決の参考にして下さい。
自動車のガラスが災害によりトラブルを起こした場合の事例や注意点を紹介します。車を運転中に災害に巻き込まれガラスが割れるなどのトラブルに巻き込まれることは普通に起こり得ます。特に車の中はガラスに囲まれているため対処法を誤るとさらなるトラブルに発展してしまいます。そこでここからは具体的な事例を紹介しながらその対策法や予防法について分かりやすく解説していきますのでトラブル解決の参考にして下さい。
このトラブルで最初に紹介する事例はアンダーパスでのトラブルです。
昨年の大雨の時に、車で帰宅中アンダーパスを通ろうとしたのですが、思いのほか水が溜まっており途中で立ち往生してしまいました。どうにか抜け出そうと色々操作をしていると、みるみる水位が上昇し窓ガラスの部分まで浸かってしまいました。ヘッドレストの金属の部分でガラスが割れると聞いたことがあったので、必死になって叩いた結果、何とか割れて車から抜け出すことが出来ました。
次に紹介する事例も雨によってトラブルが起こってしまったケースです。大雨が降っていたので、気を付けて運転をしていたのですが、道路と川の境目が分からなくなり、誤って浅い川に侵入してしまいました。車の中に水がどんどん入ってくるし、ドアは開かないしで完全にパニックになっていると、男性の方が助けに来てくれ、石を使って助手席のガラスを割ってくれました。なんとか命からがら車から這い出ました。
この事例から分かることは、災害級の雨の日にはいかなる理由があっても運転してはいけないという事です。
さらにヘッドレストでガラスが割れたことはラッキーとしか言いようがありません。この方法は有効な手段として紹介されていますが実際はなかなか割れません。スマートフォンの角で叩くという方法も意味がありません。この二人は偶然によって助けられましたが、いざという時のために緊急脱出用ハンマーは常備しておきましょう。
このトラブルでまず紹介する事例は、緊急停車にまつわるケースです。
ある日、社用車を運転しているとスマートフォンからすごい音と共に緊急地震速報が流れてきたので、慌ててブレーキを踏んでしまい後続車に追突され、リアガラスが割れてしまいました。
実際に震度6でしたので停車後もかなり揺れたのですが、外に出てみると、どの車も止まっていたのに追突されたのは私だけでした。結果、顛末書と始末書を書かされることになってしまいましたが、未だに納得がいきません。
実はこのトラブル近年非常に増えています。ただ単に地震の回数が多いというだけでなく、緊急地震速報のアラーム音に問題があるようです。けたたましい音が大音量でなりますので、思わずブレーキを踏んでしまう気持ちも分からなくはありません。ですが、そういうときほど落ち着いて行動しなくてはいけません。いきなりブレーキを踏むなんてさらに大きなトラブルが起こってもおかしくない行動です。
このトラブルは結果的に双方の保険会社で話し合われ、こちら側の過失が8割、相手方が2割で決着したようです。割れてしまったリアガラスは保険がおりたので無事修理することが出来ました。地震などの災害時には直接的な被害だけでなく、こういった被害も想定されますので注意しておきましょう。
このトラブルで最後に紹介する事例が雹によるガラス破損です。
家でゆっくりしていると、ゴンゴン音がするので外を見ると大粒の雹が降っていました。その時は車のことなど全く気にしていなかったのですが、月極駐車場に止めてある車の所に行ってびっくり。見事にフロントガラスが割れよく見るとゴルフボールくらいの穴が開いていました。取り合えず保険会社に連絡すると車両保険に加入しているので保険金が下りるとのこと。高い保険料ですが、我慢して払ってきてよかったです。
この他にも竜巻や台風により車のガラスが割れてしまったというケースは大変多いです。自宅にガレージでもない限り基本的に車は野ざらしですので、災害の影響をストレートに受けやすいという事です。そこで助けになるのが車両保険です。年数が経過していると本体の査定額は落ちますが、災害によって割れたガラス代金はしっかりと保証してくれます。
このような災害トラブルは気を付けていても避けることが出来ません。車両保険に加入していない場合、修理費用として10万円以上必要になる事もあります。車は大切な財産の一部ですので、万が一のための対策はしておきましょう。特に地震が多い地域や台風の通り道にお住まいの方はより一層注意が必要です。
まずこのトラブルが起きてしまった時はガラスに絶対に近づかないで下さい。車のガラスは特殊なフィルムが貼り付けてあるのですぐに落下することはありませんが、時間と共にそのフィルムが破れて飛び散ることがあります。事故の後などで車中の物を取りに行き怪我をされた方もいらっしゃるので絶対に控えましょう。
注意点として次に紹介するのが、小さな傷を見落とさない事です。雹が降ったあとや台風が過ぎた時には絶対に車のガラスの点検をしましょう。なぜなら、フロントガラスに少しでもヒビや割れがあった場合、ガラス内の圧力バランスが崩れ、走行中に全て割れることがあるからです。もしそうなれば自分自身だけでなく他の運転手や通行人にまで被害が及ぶ可能性があります。
その他の注意点は、洪水や大雨などで車が水没し、車中に取り残された場合はフロントガラスではなく、ドアガラスを割ることです。フロントガラスは脱出用ハンマーでもなかなか割れません。
このトラブルで最後に紹介する注意点は専門店に依頼する前に、必ず保険会社に連絡することです。車両保険に加入していなくて保証されない場合でも、保険会社独自の見舞金などが支払われることがありますので、取り合えず連絡してみましょう。
このトラブルが起きた時の対処法や注意点を紹介してきましたが、最後にこれだけは押さえておきたいポイントをおさらいも兼ねて紹介します。
このトラブルはいつ起きてもおかしくはありませんので、緊急脱出用ハンマーは必ず手の届くところに置いておきましょう。
そして普段から運転前にガラスをチェックする習慣を身に着けておけば、災害後のトラブルにも早く気付くことが出来ます。
今回紹介した情報が少しでも皆様のお役に立てれば幸いです。