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洗濯機が破損した! 壊れてしまう原因とすぐにできる対処法を紹介

公開日:2023.7.19 更新日:2024.4.10
洗濯機が破損した! 壊れてしまう原因とすぐにできる対処法を紹介

生活必需品として欠かすことのできない洗濯機ですが、時として破損したり、故障してしまうことがあります。今回はそんな洗濯機が破損ないしは故障してしまう原因についてご紹介します。また破損した際にやっておくべき応急処置の方法についても解説していきます。

1. 洗濯機の平均寿命とは?

家電製品ですので、使用していればいつかは寿命が来ます。それは洗濯機の場合も同様。

扉が開けられたドラム式洗濯機の写真

一般的にご家庭で使われている洗濯機の寿命は、およそ6~8年程度と言われています。使用されている頻度や使い方によって異なってきますが、約8年を一つの目安として考えていいでしょう。毎年内閣府が実施している消費動向調査によると、2019年の電気洗濯機における平均使用年数は10年ほどという調査結果が出ています。長くても10年使えば買い替えるというパターンが多いようです。そう聞くと10年までは大丈夫と思われるかもしれません。しかし洗濯機は時として破損したり、故障をしたりするというリスクが存在します。

そこで考えておかなければならないのが、各メーカーが定めている補修用性能部品の保有期間です。これは使用している洗濯機の部品交換にいつまで応じてもらえるか、ということを定めた年数です。

例えばドラム式洗濯乾燥機の場合ですと、ほとんどの日本メーカーの洗濯機が6年と決められています。「壊れても修理すれば大丈夫」と思われるかもしれませんが、年数が経過していて部品交換に応じてもらえないこともあります。ご自身がいつ頃その洗濯機を購入したのかをきちんと把握しておくようにしましょう。

2. 洗濯機が破損する原因

洗濯機が破損したり、故障したりする原因はいくつかあります。

洗濯ものが入った洗濯機の写真

・排水による詰まり
洗濯機の場合、細かいゴミや汚れで排水が詰まらないようにネットやフィルターが取り付けられています。しかしそうしたフィルターでも取り切れないゴミが溜まってしまうことも。そうしますと、排水の詰まりが起こって故障につながる可能性があります。

・設置環境の問題
置き方によっては洗濯機が破損しやすくなることがあります。排水溝における配置の関係でかさ上げしていたり、本体が傾いた状態で置かれていたりする場合は要注意です。置き方が悪いと、些細な揺れで傾いた時に故障してしまう恐れがあります。

・パルセーターに異物が付いている
パルセーターとは、洗濯槽の底に付いているプロペラ部分のことを指します。洗濯していると、衣類から外れた小石や金属などがパルセーターのところへ落ちてしまうことも時として起こり得ます。パルセーター部分が破損していると、ガリガリという異音が洗濯機を動かしている時にしてきます。そうした音が聞こえるようでしたら、パルセーター部分に何かないか見ておきましょう。他にも洗濯機にあるベルトがすり減っているとキュルキュルという音がします。その場合はベルト交換で改善できます。

・洗濯機の使い方が悪い
洗濯機の使用方法によっては本体の寿命を早めることにつながります。汚れのひどいものを一緒に洗濯する、金属小物を入れたまま洗濯してしまうなどすると破損につながりやすくなります。

3. 修理か交換かを見極めるポイント

洗濯機を修理するか、交換するかを見極めるポイントはいくつかあります。

部品が分解された洗濯機の写真

・洗濯機が運転中によく止まる
洗濯機を動かしている間に止まってしまうことはありませんか。そうした事態があったら、まずはコンセントがちゃんと差さっているかどうかを確認しましょう。もしコンセントが差してあるにもかかわらずこうした事態が続くようでしたら、破損ないしは故障と考えていいでしょう。8年以上使っている洗濯機の場合であれば、交換してもいいでしょう。

・異音が聞こえてくる
洗濯機を使用している間、時として異音が聞こえてくることがあります。異音が続くようであれば、洗濯機内部の部品が破損している可能性があります。洗濯槽内部をきちんと確認してみましょう。何かしらの異物が付着しているようでしたら、それが原因かもしれません。そうでなければ部品の破損が考えられるので、業者に一度見てもらうことをおすすめします。

・異臭がしてくる
ものが焦げたような臭いなど、洗濯機本体に何かしらの異臭が漂うことがあります。洗濯機内部の部品が破損している以外にも、寿命が来ていたりするとそうしたことが起こりやすくなります。掃除をしたり、部品交換しても臭いが気になる場合は交換が必要です。

・乾燥が甘い
フィルター部分を掃除しても乾燥が甘い時は、本体に寿命が来ていると考えられます。乾燥機能が必要な場合は、交換するのが一番です。

4. 破損した際にやっておくべき対処法

破損状況や洗濯機本体の寿命によっては、ご自身による対処でそのまま使い続けることができます。

破損した洗濯機の洗濯槽の写真

・パルセーターを交換する
パルセーターが破損していても、ご自分で交換することができます。使用されている洗濯機のメーカーおよび型番を把握しておけば、インターネットでそれに対応したパルセーターを購入できます。交換する際にはドライバーを使用して、洗濯槽の底に付いているパルセーターを取り外します。そしたら、新しいものを取り付けて元のようにドライバーで留めておけば作業は終了です。

・ベルトを交換する
洗濯機本体のベルトについてもご自分で交換することができます。交換を行う際は、まず初めにモーターなどのボルトを緩めておきます。この時ボルトに潤滑油を差しておくと作業がより楽に行うことができます。ベルトが緩んでいる方向にモーターを動かしていきます。こうすることでベルトが外れるようになります。あとは新品のベルトに交換して、元通りにボルトをしっかりと締めておきましょう。

このように洗濯機の破損個所によっては自分できちんと対処することができます。ただし修理で行き詰まったりした時は、無理をせず作業を中断しましょう。どうしても難しい時は、修理のプロである専門業者に依頼するのが望ましいです。

5. 洗濯機の修理は専門業者にお任せ

洗濯機の破損状況がご自身の手に負えない、洗濯機の異常の原因がはっきりしないといった時に頼りになるのが専門業者。

洗濯機を点検している事業者の写真

費用こそかかりますが、洗濯機修理に精通した専門スタッフが対応しますので、安全かつ確実です。業者に依頼される場合は、洗濯機を自分で持ち込む場合と業者にご自宅まで来てもらう場合の2パターンがあります。業者に来てもらう際は作業費用に加えて出張費用がかかってきます。

なるべく料金を安くしたい時は、ご自宅に近い業者へ依頼されるのが一番。出張費用の規定は業者によって異なりますので、ホームページにてチェックしておきましょう。

作業に入る前にはあらかじめ見積もりを取っておくことをおすすめします。近年では多くの業者が無料見積もりを受け付けています。費用の内訳を確かめておくことで料金設定が適切であるかどうかを確かめられます。可能であれば複数社から見積もりを取っておき、比較検討してみるといいでしょう。

また業者と実際にいろいろ相談してみて、説明が丁寧かどうかも把握しておくことも肝心。分かりやすく作業内容を話してくれるスタッフほど、きちんと修理してもらうことができます。洗濯機の破損でお困りでしたら、まずはお近くにある業者をインターネットで調べてみましょう。

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