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風呂の換気扇がトラブル!!

公開日:2022.4.28 更新日:2024.4.9
風呂の換気扇がトラブル!!

風呂の換気扇にトラブルが起きたときに必要な情報を分かりやすく紹介します。この場所でトラブルにより換気扇が使用できなくなると生活にかなり影響がありますね。床や天井にカビが発生したり、お風呂の中に下水の臭いが充満することもあります。特に多機能の換気扇を使用されているご家庭でしたら、余計に出来ないことが増えてしまいます。そこで今回は、お風呂の換気扇でトラブルが起こる原因や解決方法、事前対策などの情報を紹介していきますので参考にして下さい。

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1. 風呂での換気扇トラブル事例

お風呂の換気扇トラブル事例。知らないと高額請求されることも!!

換気扇を事業者に修理してもらっている写真

今回紹介する事例は修理費用が8万円から1,160円になったケースです。分譲マンションにお住まいのTさんが、入浴後に換気扇をつけようとスイッチを入れたところ一切反応がありませんでした。当日は遅かったので翌日に業者に連絡して点検してもらうことに。

やってきた業者が一通りの点検を終えたあと、故障しているから交換するしかないとのことで、料金を聞くと詳しくは見積もりしないと分からないけど大体20万円と言われました。高すぎると判断したTさんは、少し考えますと言って業者の方に帰ってもらいました。

とはいえ換気扇が動かないのではお風呂にも入れない。すると翌日に業者から連絡があり、今回は特別に8万円にしますとのこと。さすがに怪しいと感じたTさんは、知り合いの電気屋さんに相談し、再度見てもらうことに。その電気屋さんが少し部品を交換しただけで換気扇は動くようになりました。

今回の事例では、浴室換気扇を掃除していなかったことでモーターに負荷がかかり、ヒューズが切れたことが原因でした。家電を含む機械には、いざという時に電流を遮断するためヒューズという部品が取り付けられています。値段的には4個入りで200円程度です。ただし電気工事士の資格を持っていない人が交換するのは大変危険ですので、換気扇が動かなくなった時は、とりあえず専門業者にヒューズの交換を依頼してみましょう。

2. 風呂の換気扇でトラブルが起こる原因とは?

お風呂の換気扇トラブルの主な原因はホコリによるフィルターの目詰まり

汚れたお風呂の換気扇のフィルターの写真

ここでのトラブル原因としてまず紹介するのは、ホコリです。種類によって若干違うのですが、一般的なお風呂の換気扇はカバーとフィルターが一体となっています。蒸気と一緒に吸い込まれたホコリがフィルターに蓄積していき、目詰まりの原因となります。その結果、音が大きくなったり、吸う力が弱くなる等のトラブルに発展します。目詰まりを放置しておくとモーターに負荷がかかり過ぎ、故障することがあります。

お風呂の換気扇トラブルの原因として、次に紹介するのは害虫です。マンションなどの気密性の高い住宅では起こりづらいのですが、戸建て住宅では浴室の排気口にネズミがいることがあります。常に温かい浴室は彼らにとっても快適空間ですからね。ネズミが換気扇のコードをかじってしまい、断線もしくは漏電すると、電源が入らない、電源を入れるとブレーカーが落ちる、ヒューズが焼き切れる、などのトラブルが起こります。

お風呂の換気扇は、台所のものと比べ汚れが目立ちにくく、高い位置にあります。それゆえにお手入れが行き届いていないのが現状です。前述したいくつかの原因を放置しておくと本体を交換しなくてはいけなくなりますので、トラブル症状が表れる前に早めに対策しておきましょう。

3. 風呂の換気扇トラブルの解決方法

お風呂の換気扇トラブルを解決する方法や必要になる道具を紹介します

掃除用具の写真

まずは必要になる道具から紹介します。

脚立、マスク、ゴム手袋、重曹もしくは中性洗剤、ビニール袋、歯ブラシ、乾いた布タオルです。換気扇の種類によってはドライバーも必要です。マスクはできれば防塵タイプ、布タオルはマイクロファイバーを使用して下さい。

まず洗い場の水気をしっかりとふき取り脚立を固定します。その上に立ち、外枠とフィルターを外しましょう。するとファン(シロッコファン)が現れますので、それも外して下さい。外した部品が浸るくらいのぬるま湯(40~50℃)と、重曹を2枚重ねにしたビニール袋の中に入れ、口を閉めます。そのまま約1時間放置したのち、ビニール袋の中で歯ブラシを使ってカビや汚れを洗い落として下さい。

最後は自然乾燥するかマイクロファイバーでしっかりと拭き取ってから取り付けて下さい。

なお、事例のように換気扇のスイッチが入らない場合や焦げ臭いにおいがする際は、電気関係が原因である可能性が高いので、自分で解決しようとせず専門の業者に相談しましょう。ちなみに電気に関係する工事や修理は電気工事士しか扱ってはいけないと法律で定められています。さらに、カバーを外すことが出来ないタイプの換気扇も自身での解決は難しいので専門業者に依頼しましょう。

4. 風呂の換気扇がトラブルを起こす前にできる対策

お風呂の換気扇がトラブルを起こす前にできる対策は正しい使用と掃除

お風呂の換気扇のフィルターを洗っている写真

この場所の換気扇がトラブルを起こす前の対策として、比較的効果があるのが定期的な掃除です。

換気扇の掃除というと年末の大掃除が想像されますが、1年に一回のペースでは足りません。最低でも4ヵ月に一度、できれば3ヵ月に一度は外側のカバーを外しフィルターを掃除しておきましょう。

さらに、いくらフィルターをきれいにしていても、お風呂場がカビだらけでは効果が見込めなくなりますので、天井も含めて清潔にしておくことが大切です。

出来るだけ楽をしたいという方は、ハウスクリーニング業者か家事代行業者に依頼して下さい。最近では浴室でのカビの発生を抑制してくれる燻煙剤も販売されていますので、業者に依頼する費用が大変という方は使用することをお勧めします。

また、換気扇を正しく使用することでもトラブル対策になります。湿気が速く排出される方がいいと思い、浴室の窓を開けて換気扇を使用されている方がいらっしゃいますが、これは大きな間違いです。お風呂場の換気扇は、窓を閉め出入り口を少し開けて使用して下さい。そうすることで空気が効率よく換気扇に吸われますので、浴室内の湿度もすぐに下がります。その結果カビが発生しづらくなり、フィルターの目詰まりトラブルを減少させることが出来ます。

5. まとめ

お風呂の換気扇トラブルに関する情報のまとめとポイントのおさらい

お風呂の換気扇の写真

浴室は常に清潔であるべき場所ですので、換気扇は必須ですね。

トラブルを起こして使用できなくならないように、ポイントをいくつか紹介します。まず掃除は3ヵ月に一度を心がけて下さい。異音や機能低下などのトラブルが発生した時は、フィルターとファンを掃除して下さい。

もし、異臭がしたり、電源が入らない等のトラブルが起きたときは、電気工事会社などの専門業者に調査を依頼し、見積額に納得したら修理してもらいましょう。

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