家の湿気対策は必須!具体的な対策方法やおすすめアイテムを解説
公開日:2021.10.28 更新日:2024.4.16
毎年日本では、梅雨以降になると湿度が一気に上昇し、ジメジメとした環境が続くようになります。
湿度の高い環境は不快さだけではなく、カビやダニなどをもたらす要因にも…。
そこで今回は家の嫌な湿気対策について解説します。
また、湿気対策に役立つ便利アイテムもご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
毎年日本では、梅雨以降になると湿度が一気に上昇し、ジメジメとした環境が続くようになります。
湿度の高い環境は不快さだけではなく、カビやダニなどをもたらす要因にも…。
そこで今回は家の嫌な湿気対策について解説します。
また、湿気対策に役立つ便利アイテムもご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
家の湿気対策は季節を問わずしっかりと行っていくことが大切です。
自宅内には湿気がこもりがちな箇所が多いので要注意!中でも特に気を付けておかなければならないのが次の場所です。
・窓
窓は水気を多く含んでいる場所です。雨に濡れることで水が付着するだけではなく、冬季シーズンになると内と外との温度差によって結露が発生します。
結露は室内の水蒸気が飽和水蒸気量を越えて水に変わることによって起こります。
・水回り
キッチンや浴室、洗面台といった水回りは水を使用することから湿度が高くなりがち。
特にこれらの箇所は調理器具や洗剤などいろいろなものが多く置かれているため、湿度が高くなる傾向があります。
また、キッチンには保存食品や調味料といった調理に必要となる材料も置かれているので、衛生環境を清潔に保つためにも湿気対策はきちんと行う必要です。
・押し入れや下駄箱
押し入れや下駄箱といった日当たりが悪く、閉鎖的な空間は湿度が高くなりやすいです。換気がしづらい箇所なので、しっかりとした対策が求められます。
外から帰ってきて脱いだ靴や雨で濡れている靴をそのままにして置いていると、カビや嫌なにおいを発生させることにつながります。
雨で濡れた靴についてはよく乾かした後で収納する必要があります。
前述のように家の中には湿気対策をしなければならない箇所がたくさんあります。
もしきちんと湿度対策をしておかないと以下のようなカビやダニによる健康被害を受けるおそれがあります
■カビによる被害
湿気がこもっているとカビが発生します。
湿度が高いとお部屋がカビ臭くなることはありませんか?
嫌なにおいの原因となっているのが、カビから作られるメチルイソボルネオールやゲオスミンと呼ばれる物質。このにおいがカビ臭さの要因となっています。
また、空気中に漂っているカビの胞子が鼻の粘膜につくことにより、くしゃみや鼻づまりが引き起こされます。
さらにカビの胞子を吸い込むとめまいや頭痛などのシックハウス症候群がもたらされることもあります。
■ダニによる被害
ダニにとっての最適な湿度は65%以上と言われています。そのため湿気が多い環境は人間にとっては不快感ですが、ダニにとっては快適な環境となります。
ダニがいることによってさまざまなアレルギー症状がもたらされます。
アトピー性皮膚炎でかゆみや湿疹になったり、気管支ぜんそくで呼吸が苦しくなったりすることもあります。
この他、ダニの糞や死骸にはダニアレルゲンという物質が含まれていて、ぜんそくの原因の一つになっています。
具体的な家の湿気対策は次の通り。こもりがちな湿気を除去して、快適な空間にしていきましょう。
・こまめに室内の換気を行う
室内のこまめな換気は必要不可欠。雨の日であっても窓はなるべく開けておくようにしましょう。
室内の風通しを良くするコツとしては、窓やドアを少なくとも2カ所以上開けておくこと。そうすることで室内に空気の通り道が形成され、湿度を下げることができます。
室内に窓が1箇所しか存在しない場合やコンクリート住宅のように機密性が高い空間の場合は、扇風機やサーキュレーターを活用することで換気効率を高めることができます。
・除湿剤を使う
除湿剤とは湿気を取り除くための薬剤です。ホームセンターやドラッグストアでは置き型やつるして使うものなどが販売されています。広いお部屋で使用される場合は容量が多い置き型がおすすめです。
カビ対策としては防カビ効果が明記されているものが役に立ちます。
・炭を使う
除湿アイテムの一つとしても注目されている炭。通常の除湿剤と異なり半永久的に使用できるのが大きなメリットです。
また、炭には脱臭効果もあり、湿度の高いお部屋に発生しがちなカビ臭を取り除いてくれます。
おしゃれな布袋に炭を入れておけば、どんなお部屋にもインテリアとして置いておくことができます。
除湿剤以外にも家で使える除湿アイテムは数多くあります。手軽に除湿をしたい場合におすすめなアイテムを5つに絞ってご紹介します。
・エアコン
一番簡単なのはエアコンの除湿機能を活用すること。消費電力が気になる方もいらっしゃるかもしれませんが、冷暖房機能を使用している時と差はありません。
・珪藻土
珪藻の殻の化石からできた珪藻土は吸放湿性能に優れていて、湿気対策として使うことができます。
最近ではお部屋のインテリアに合うタイプも登場していて、より使いやすくなっています。
・重曹
重曹も湿気対策アイテムとして活用することができます。不織布に重曹をくるんでおけば除湿剤として代用することができます。
ガラスの容器に入れておくだけでも高い除湿効果を発揮します。
・新聞紙
押し入れや下駄箱に入れておくことができるアイテム。吸湿性があるので、下駄箱に入れると湿気を吸い取ってくれます。
ただし梅雨の時期など湿度が特に高い季節ですと、新聞紙のみでは間に合わないことがあるので、他のアイテムと併用することをおすすめします。
・布団乾燥機
布団やクッションなどは雨の日などに干しにくく、湿気がこもりがちです。そのため、布団乾燥機を使ってまんべんなく湿気を取り除いていきましょう。
家の湿気対策はある程度自分でもできるものの、より確実にこもった湿気を取り除きたい時はハウスクリーニング業者に依頼するのが望ましいです。
専門業者をおすすめする理由としては次の通り。
・事前準備をしなくてもいい
業者はお電話1本ですぐにご自宅まで駆けつけてくれるのでとても簡単。依頼者側がすべきことは見積もりの確認と作業費用の支払いだけです。
・評判を確認できる
最近では業者のホームページや口コミサイトなどで実際に依頼された方の感想が掲載されています。
気になる業者を見つけたら評判をチェックしてみましょう。
・無料見積もりに対応している
ほとんどの業者では作業前に無料見積もりを提示してくれます。
相場を知ることはとても重要であり、同じ作業でも業者によっては数万円も費用が異なる場合もあります。
3社以上から見積もりをとっておくと地域で一番安い業者を見つけることができます。
・アフターフォローが充実している
住宅の湿気対策は一度やっておしまいというわけにはいきません。しばらくしてから問題が再発する可能性もあります。
そこで専門業者では作業後の点検や再発した際の無償対応など、さまざまなアフターサービスを行っています。
依頼する前に具体的な内容を確認しておきましょう。