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冬にお湯が出ないときはどうする?原因と対策を解説

公開日:2023.12.29 更新日:2024.4.22
冬にお湯が出ないときはどうする?原因と対策を解説

冬にお湯が出ない経験をしたことはありませんか。
台所やお風呂でお湯が出ないと不便ですし、ストレスが溜まります。生活に支障をきたしてしまう可能性もあります。

この記事では、冬にお湯が出ない原因と対策を解説します。

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1.冬にお湯が出ない原因とは?

主な理由は給湯器の凍結

凍結している給湯器の写真

冬場にお湯が出ない場合は、おもに給湯器が凍結しているケースが考えられます。
給湯器が凍結している場合は、水の蛇口をひねったときは水が出ますが、お湯の蛇口をひねっても水もお湯も出ません。

給湯器が凍結する原因は、主に以下の2つが考えられます。

①外気温が0度以下になった
外気温が0度以下になってしまうと、給湯器の本体や配管が冷やされて、内部の水が凍ります。こうなると、蛇口からお湯が出ません。
特に給湯器と接続している配管はよく外気温の影響を受けるため、凍結する可能性が高まります。

配管が外気の影響を受けにくくするために、対策をおこなわなければいけません。

②水の流れが止まっている
給湯器を使うと、配管内に水が流れます。給湯器内の水温が0度以下になっても、水が流れていれば凍結の心配はほとんどありません。
しかし、配管内に水がたまった状態で、水に動きがないと、凍結しやすくなります。
注意が必要なのは、給湯器を使わない夜間や、帰省などで長期間家を空ける場合などです。

給湯器が凍結しないように、対策をおこなってください。

2.冬にお湯が出ないときの対策

給湯器が凍結した場合、自然に解凍するのを待つ

ドライヤーの写真

給湯器が凍結して冬にお湯が出ない場合は、さまざまな対策方法があります。
ここでは以下の方法を紹介します。

・自然に解凍するのを待つ
給湯器が凍結してしまったときの対応として一番おすすめなのが、気温が上がって自然に解凍するのを待つことです。

なぜなら、急いで解凍しようとすると、配管が破損するリスクがあるからです。特に、早く解凍してほしいからといって、配管に直接お湯をかけてはいけません。

基本的に、夜間や早朝に氷点下になっても、日中は気温が高くなるものです。日中の気温が高い時間帯に、自然に解凍するのを待ちましょう。
氷が解けると、また使えるようになります。

・タオルをかぶせてお湯で温める
雪国に住んでいて日中でも気温が上がらなかったり、寒波が来ていたりするときは、自然解凍に期待できない可能性があります。
その場合は、配管バルブにタオルをかぶせて、40度前後のお湯をかけて解凍しましょう。

タオルをかぶせる理由は、配管内の急激な温度変化を防ぐためです。配管に直接お湯をかけると、故障したり破損したりするため、タオルをかぶせなければいけません。
ゴムを使って、全体を覆うようにタオルを巻きましょう。

・ドライヤーで解凍する
ヘアドライヤーを使って、凍結した場所を温める方法もあります。凍結した部分にヘアドライヤーを当てて、温めましょう。
ただし、ヘアドライヤーを使う際は感電や火災に注意しなければいけません。

■解凍したらきちんと動くかどうか確認する
配管の凍結が直ったら、正常に作動するかどうかを確認してください。凍結をきっかけに、他の故障や破損が起きる可能性があるからです。
給湯器のリモコンパネルを見れば、見慣れない表示がないかどうかを確認できます。

3.冬にお湯が出ないときの注意点

自然解凍を待つ間はリモコンスイッチを切る!

給湯器のリモコンを操作している写真

給湯器の配管が凍結してしまったときは、お風呂や家事で温かいお湯を使用できないため、早く直したいものですよね。
ただし、給湯器の配管の凍結を直すうえで、注意しなければならない点があります。

・自然解凍を待つならリモコンスイッチを切る
自然に解凍するのを待つ場合は、給湯器のリモコンスイッチを切っておきましょう。スイッチを入れたままにすると、故障する可能性があります。
リモコンがない場合は、ガス栓を閉めておけば大丈夫です。

・決して火や熱湯を直接かけない
配管が凍結しても、決してライターの火や熱湯を直接かけてはいけません。よく冷えたガラスのコップに熱湯を注ぐとコップが割れる映像を、テレビなどで見たことのある方も多いはず。それに似た現象が、給湯器の配管でも起こってしまいます。
すぐに凍結を直したい場合は、40度~50度程度のぬるま湯を、タオル越しにゆっくり注ぎましょう。

4.給湯器の凍結を防ぐには

きちんと対策をすれば凍結を防ぐことは可能

凍結して故障した給湯器の絵

寒い冬にお湯が使用できないと不便な思いをします。そのため、給湯器の凍結を防いで、冬にお湯が出ない状態を防ぎましょう。
ここでは、給湯器の凍結を予防する方法を紹介します。

・電源プラグを抜かない
給湯器の本体にある電源プラグは抜かないようにしましょう。なぜなら、給湯器には自動ポンプ運転装置や凍結予防ヒーターがついている場合があるからです。凍結するような温度になると、こういった装置が作動して凍結を防いでくれます。

・給湯栓から水を流す
最初のほうで紹介しましたが、水が流れている間は凍結しづらくなります。そのため、給湯栓から水を流すと、凍結予防になります。

具体的な手順は以下のとおりです。
①ガス給湯器であればスイッチをオフにする。またはガス栓を閉める。
②1分に400ml程度の水を流す

給湯器のスイッチをオンにしていると、常にお湯が出るため光熱費がかさみます。

・給湯器の内部にある水を抜く
帰省などで長期間家を空ける場合や、寒波などで外気温が大きく下がる場合は、給湯器の内部の水を抜きましょう。
水を抜いたあとは、水抜き栓を開いておきましょう。特に、外気温が-15度程度まで下がるようであれば、お風呂側の給湯器まで水抜きをするべきです。

・断熱材や保温材を巻いておく
給湯器の凍結防止機能だけでは、すべての凍結を防止できません。そういった際に、断熱材や保温材を巻いておくのがおすすめです。
配管に巻きつけるだけで終わるため、対策も簡単です。

5.どうしても冬にお湯が出ないなら専門事業者に依頼

給湯器の故障などの場合、給湯器修理の専門事業者に依頼するのがおすすめ

給湯器修理事業者の絵

配管を温めてもどのような方法を使ってもお湯が出ないのであれば、専門事業者に依頼してみてください。
お湯が出ない状態は、給湯器の凍結の他にも、給湯器自体が故障している状態が考えられます。

給湯器の故障を直すのは素人では難しいうえに、下手に手を出すと修理が不可能になるまで壊れるリスクがあるからです。
専門事業者は給湯器修理に関するプロであるため、素人が手を付けるよりも安心です。

ただし、専門事業者に依頼するとなると、費用が気になります。
ここでは、専門事業者に給湯器の修理・交換を依頼した際の費用を紹介するので、参考にしてみてください。

・給湯器の修理する場合にかかる費用
故障している箇所によって違いますが、基本的に7,000円から17,000円ほどになります。
特に、燃焼系の部品が破損していると高くなり、安全装置の不具合は安くなります。電装系や水制御系の不具合であれば、費用の相場は10,000円程度です。

また、出張費が数千円程度かかる点にも注意が必要です。特に、業者が遠方から来るケースは、出張費が高くなります。

・給湯器を交換する場合にかかる費用
給湯器が完全に壊れている場合は、交換します。交換の場合は、本体購入費用と工事費用に分けて考えましょう。
給湯器本体の費用は、追い炊き機能が付いているかどうかや、省エネ性能が高いか低いかで変わります。
追い焚き機能がついていないと60,000円から170,000円程度追い焚き機能があると90,000円から250,000円程度です。
もちろん、省エネ性能が高いほど費用も高まります。

ここに、工事費用30,000円から60,000円ほどが上乗せされます。

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