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台風23号「ナクリー」発生 沖縄・奄美に接近 本州も荒天の恐れ

公開日:2025.10.8 更新日:2025.10.8
台風23号「ナクリー」発生 沖縄・奄美に接近 本州も荒天の恐れ

10月8日(水)15時、フィリピンの東海上で台風23号「ナクリー」が発生しました。マリアナ諸島付近を北西に進んでいた熱帯低気圧が発達したもので、今月に入って3つ目の台風です。台風は今後、高気圧の縁を沿うように北西へ進み、沖縄や奄美地方に近づく見通しです。その後は進路を東寄りに変える可能性があり、場合によっては本州にも影響するおそれがあります。週末にかけての気象変化に注意が必要です。

台風23号の最新状況

北北西に進行中、中心気圧1002hPa

台風のイメージ画像

8日15時現在、台風23号はフィリピンの東で北北西に進んでいます。中心気圧は1002hPa、最大風速は18m/s、最大瞬間風速は25m/sで、強風域の半径は約220kmに及びます。今後、周囲の高気圧の影響を受けながら北西方向へ進む見込みで、沖縄・奄美方面に接近するおそれがあります。特に、沿岸部では波の高まりや強風による影響が出る可能性があるため、海のレジャーや船舶の運航には十分な注意が必要です。現時点では勢力は強くないものの、海面水温が高い領域を通過するため、発達する可能性があります。

三連休にかけて天候が荒れるおそれ

沖縄・奄美は先行して強風・高波に警戒

大雨の写真

台風は週末から三連休の初日にかけて、沖縄・奄美地方に最も接近するとみられています。接近前から湿った空気が流れ込み、局地的な強い雨や雷を伴う可能性があります。また、進路を東に変える場合、西日本から東日本にかけても大気が不安定となり、広い範囲で荒天が予想されます。特に地盤が緩みやすい地域では、土砂災害のリスクが高まるため注意が必要です。旅行や外出を予定している方は、気象情報をこまめに確認し、安全を最優先に行動を判断してください。

秋の台風が持つリスク

発達速度が速く、被害が広がりやすい傾向

大雨の写真

秋に発生する台風は、進行速度が速く、勢力を保ったまま日本に近づくことがあります。平年の10月の台風発生数は約3.4個で、上陸数の平年値は0.3個。つまり、3年に1度の割合で日本本土に台風が上陸している計算になります。秋台風は、夏場に比べて前線や低気圧と結びつくことが多く、広範囲で大雨をもたらすのが特徴です。急激な進路変更もあるため、たとえ直撃の予報がなくても、風や雨の影響が及ぶことがあります。過去にも秋台風による屋根の破損や冠水被害が多く報告されており、早めの対策が重要です。

台風への備えと今できる対策

屋根・外壁・雨どいの点検を早めに

屋根の点検を行っている作業員の写真

台風が接近する前に、自宅周辺の安全確認を行いましょう。特に屋根のズレや瓦の浮き、外壁のひび、雨どいの詰まりは被害を拡大させる要因となります。強風や豪雨によって屋根材が飛散したり、雨漏りが発生したりするケースも多く、事前の点検が大きな被害防止につながります。自分での確認が難しい場合は、専門の屋根修理業者への相談を検討してください。早めに見積もりを取り、必要に応じて修理を行うことで、台風の被害を最小限に抑えられます。

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