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電気が点滅してる!!もしかして故障?

公開日:2020.1.31 更新日:2024.4.10
電気が点滅してる!!もしかして故障?

電気が点滅していても故障とは限りません!!関連する情報を簡単にご紹介します。最近の照明器具では少なくなりましたが、突然電気が点滅し始めると消えるのではないかと不安になりますね。特に浴室・トイレの照明がチカチカしていると慌ててしまう方も多いと思います。昔ながらの照明でしたら電気の点滅は交換のサインでしたが、現在多くのご家庭で使用されているLEDの場合は故障の可能性も。そこで今回は、電気が点滅している時に役立つ情報をお伝えしますので、参考になさってください。

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1. 電気が点滅する症状①

電気が点滅する症状その①蛍光灯の一部が黒ずんでいる時は交換のサイン

3つのサイズの蛍光灯の写真

この症状が表れた時によくあるのが蛍光灯の寿命です。

LEDは劣化しても点滅などの症状が表れにくいのですが、蛍光管の場合は本体に接続されている部分を中心に黒ずみます。これをアノードスポットといい、電子と水銀原子の衝突によって起こる現象で、それにより明るさが減少したり点滅したりします。

ただし交換してすぐに蛍光管が点滅を始めたら別の部分の故障や経年劣化が原因と考えられます。その一例が点灯管の寿命です。

近年ではインバーター式の照明器具が一般的ですが、古いタイプでしたら本体に点灯管(グロー)が取り付けられており、それにより安定的に光を放射しています。

この点灯管が劣化してくると、スイッチを入れてもなかなか点かなくなったり、突然点滅を始めたりします。ですので照明器具が点滅し始めたら蛍光管と点灯管を交換してみましょう。ちなみにですが、点灯管にはスタート方式の違いやワット数によってさまざまな種類が存在します。新しいものを購入する際に自分で判断できない場合は、製品番号のメモや実物を持ってホームセンターの店員さんに聞くようにして下さい。

また蛍光灯にも同じように複数の種類がありますし、大きさ(ワット数)や長さも違うので必ず測っていくか、製品番号を控えてから販売店に行くようにしましょう。違う種類を取り付けると、全く反応なしか点滅することがあります。

2. 電気が点滅する症状②

電気が点滅する症状その②本体の故障も大きな原因のひとつです!!

リビングのシーリングライトの写真

一般的に照明器具の耐用年数は8~10年とされています。蛍光管や点灯管を交換しても点滅が治まらない場合は本体の故障が疑われます。

具体的には安定器やコードなどの内部部品が、ホコリや油汚れ、使用時の熱が原因で破損している状態のことです。さらにブレーカーの奥にある接点が外れそうになていても、点滅の症状が表れることがあります。

そのほかではネジの緩みや本体の接触不良でも、電気の供給が不安定になり点滅することがあります。調光装置の故障や蛍光管と本体の接合部の接点不良が原因である事も。

つまり蛍光管や点灯管の寿命以外が原因の場合、テスターなどの器具を使用しないと、どこに原因があるか分からいということになります。

パイロットタイプのスイッチを使用しているLED照明でしたら、オフにしたあとでも消灯する前に点滅することがあります。これは照明内に残っていた電気が放電することで起こる現象です。ちなみにパイロットランプというのは、スイッチをオンにすると緑のランプが灯り、オフにすると赤いランプに変化するスイッチのことです。

このように照明の点滅は原因箇所を特定することが非常に難しいですから、調査も含めて専門の業者に依頼することをおすすめします。

3. 電気が点滅しているときの正しい対処方法

電気が点滅している時の対処方法を分かりやすく紹介していきます

電球を交換している男性の写真

このトラブルは原因によって対処方法が異なりますので個別に説明します。

まず、最初にするべきは点灯管(グロー)の異常でないかの確認です。照明が点滅し始めたら一度オフにして、他の部屋から同じタイプの点灯管を取り付けてみましょう。

それで直るようであれば、点灯管の寿命ということになります。それでも解決しない時は蛍光管も取り替えて下さい。

LEDシーリングライトをお使いの方は本体ごと別の部屋のものと交換してみましょう。それでも点滅状態が続いていた時に考えられる原因は、照明器具本体の故障、配線コードもしくはスイッチの故障ということになります。

本体の故障かどうかを判断する方法は、先ほどとは逆に点滅している照明器具を別の部屋に取り付けてみましょう。その状態で点滅するようであれば本体の故障ですので、新品の照明を購入して下さい。そこまでして解決しない時は専門業者に連絡しましょう。最初から専門業者に依頼するのも対処法としては正しいのですが、よほど懇意にしている電気屋さんでない限り調査費が発生することが多いので、まずは自身で調べることをおすすめします。

インターネットでは、点滅している時の対処法として照明の配線方法が紹介されていますが、基本的に電気工事士の資格を持っていない人が配線修理を行ってはいけないことになっていますので、専門の業者に依頼するのが最善の方法です。

4. 電気の点滅トラブルを修理してもらう相場はいくら?

電気が点滅するトラブル修理の相場は5,000円~15,000円

電球に繋がる電線を修理している写真

このトラブルの修理を業者に依頼した時の費用は、施工内容や場所によって違いますので、個別に相場を紹介していきます。

原因が分からなくては修理できませんので、まずは調査から始めます。調査費用は目視でしたら0円、測定器を使用した時や器具の分解調査は3,000円、分電盤を開けてからの調査は6,000円、見えない部分の配線調査は5,000円です。

蛍光管や電球の交換、ソケット内の接点復活は3,000円が相場となっています。ちなみに照明本体が故障していた場合は、修理してもらうよりも新品に交換した方がお得になります。

一般的な蛍光管や電球の交換費用が3,000円に対し、天井に埋め込まれているダウンライトや門柱にある照明の場合は15,000円が相場となります。点滅トラブルの原因が、天井裏や壁の中に埋め込まれている配線の損傷だった時は、100,000円以上になることもあります。

ここまで紹介した相場以外にも、お住まいの地域や依頼先、時間帯などによってさまざまな追加料金が発生することがあります。今回のケースでは作業別の相場を紹介しましたが、時間単位で料金を設定している修理業者も存在します。少し不便な場所にお住まいの場合は出張料金が発生することも。最後に、高額請求トラブルに巻き込まれないコツとしては、見積もりに納得するまで契約しないことです。

5. まとめ

照明器具の電気が点滅するトラブルに関する情報のまとめとポイント

電球を交換している写真

このトラブルに関連するさまざまな情報をお伝えしてきましたが、最後におさらいも兼ねてポイントをまとめます。

照明の点滅と共に発煙や発火を確認したら、慌てずブレーカーを落としましょう。症状が点滅だけの場合は原因の特定から開始し、自分で直せるようであれば対処方法の項目を参考にして解決して下さい。

もし自分では解決できないと判断した時は、専門業者の営業時間内に相談してみましょう。

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