照明器具のトラブル状況を紹介します
公開日:2022.4.28 更新日:2024.4.10
壁のスイッチをオンにしたのに照明が点かない、突然照明が点滅し始めた、などのトラブルが起こると慌てますね。特に夜間の帰宅時にこのような状況になると、どうしていいのか分からなくなり、スマートフォンの灯りだけで一夜を過ごしてしまう方もいらっしゃいます。
そこで今回は、照明器具のトラブル原因などの情報を状況別に紹介していきますので、参考にしてください。
壁のスイッチをオンにしたのに照明が点かない、突然照明が点滅し始めた、などのトラブルが起こると慌てますね。特に夜間の帰宅時にこのような状況になると、どうしていいのか分からなくなり、スマートフォンの灯りだけで一夜を過ごしてしまう方もいらっしゃいます。
そこで今回は、照明器具のトラブル原因などの情報を状況別に紹介していきますので、参考にしてください。
この状況に陥った時は、迅速に解決するためにも原因の特定から進めていきましょう。一口に照明の電気が点かないと言ってもさまざまな状況が考えられます。例えば、突然消えたあと点かなくなる場合もありますし、帰宅したら点かなくなっていたケースも。
今まで点いていた照明が消え、再び点かなくなった状況での考えられる原因は、落雷や地震などの天災による停電、電球やLED、蛍光灯などの照明器具の寿命です。また近年では、マンション内に設置されてある配電盤が水没することで、照明トラブルに発展したケースもあります。
このように、マンションやアパートなどの集合住宅にお住まいの方でしたら、一ヵ所でトラブルが発生しただけで一棟すべてに被害が出てしまうことがあります。照明が点かなくなった時には多くの方が電気の専門業者に依頼することと思いますが、正確な情報を把握した上で連絡するようにして下さい。
「照明が点かなくなったくらいだったら自分で直すことが出来る」とお考えの方が多いのが実状です。しかし、漏電によって照明が点かなくなっているかも知れません。中途半端な対処をした事によって火災に発展することもあります。国家資格である電気工事士の資格を所持していない人が、電気工事や修理をすることは大変危険ですので絶対に止めましょう。
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この状況になっているということは、電気や照明器具にトラブルが起きているということですね。点灯管や蛍光灯が点滅し始めたら電圧が不安定になっているということです。掃除機やドライヤー、電子レンジなどを使用している時に電気が点滅し始めたら、電圧が不足しているということ。逆に他の家電を使用していないにもかかわらず点滅しているなら、照明器具の寿命ということになります。
一般的に蛍光灯や白熱電球は、使用しているうちに点滅が目立つようになり、放置しておくと全く点かなくなります。近年多くのご家庭や職場で使用されているLEDは経年劣化、基盤の不具合、LEDチップの破損によって点滅することがあります。
また、ダイヤル式調光機能のシーリングやローゼットに自動調光式LEDを取り付けた時も点滅を起こすことがあります。
このように一口で点滅と言ってもさまざまな原因が考えられます。ですので、自分で調べたり照明器具の交換をしても状況に変化のない場合は、電気の専門家である電気工事士に相談して下さい。ちなみにですが、照明器具への配線やブレーカーの分解修理などの工事は、法律で電気工事士しか行ってはいけないことになっています。万が一感電したり漏電しては大変ですからね。
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一口に照明器具の取り付けが出来ないと言っても3種類の原因が考えられます。
最初の原因として考えなくてはいけないのが、サイズ違いです。蛍光灯は長さとワット数、電球には口径とワット数があります。例えば新しい蛍光灯や照明を購入したものの、取付けできないというのはよくある状況です。特に最近ではさまざまな種類が売られていますので、かなり迷いますね。
また、照明の場所によってあらかじめ決められているワット数があります。60Wの場所に100Wの照明器具を取付けたりすると、異常発熱による故障が起こることがあります。
次に口径です。従来の蛍光灯とLEDライトでは同じ口径でも互換性のあるものとそうでないものが存在します。無理してねじ込んでも照明はつきませんし、割れることがありますので注意が必要です。
取付けることができない理由として最後に紹介するのは、照明が設置されている場所です。玄関や倉庫、廊下などで新たに照明を取り付けるためには配線を行わなくてはなりません。配線工事が出来るのは国家資格である電気工事士を保持している方だけですから、依頼しない限り自分で取り付けることが出来ません。先ほども少し言いましたが、強引な作業はけがのもとですので困った時は専門業者に相談して下さい。
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一般的に照明器具を交換する目安としては10年と言われています。しかし何十年にわたり電球や蛍光灯だけを交換しているご家庭も多いかと思います。
日本産業規格JIS(旧日本工業規格)では適正な交換年数として10年と定められており、各メーカーも8~10年で交換することを推奨しています。法的な定めとしては耐用年数15年とされていますが、実際には3~5年で交換することも珍しくはありません。
例えば蛍光灯の両端が黒ずんできたり、点灯する前に何度か点滅を繰り返してきた時は交換のサインです。中には目に見えないコンデンサーなどが破損している状況も考えられますので、少しでも異常を感じたら使用を中止して点検して下さい。
点検項目については日本照明工業会がHPやポスターで開示していますので、それに沿って行うことが推奨されています。
交換の目安が難しいとされているのがLED。明るさが70%以下になると交換する目安とされていますが、表面的にはほとんど症状が表れないので点かなくなるまで使用してしまいますね。特にリビング照明などは本体ごと交換することになりますので、費用の面から見ても躊躇しがちです。ですが、10年を超えた照明器具を使用していると、発火や発煙など思わぬトラブルが起こるリスクが高まりますので、状況の如何にかかわらず交換することをおすすめします。
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ここまでこのトラブルに関連する情報をお伝えしてきましたが、最後におさらいも兼ねてポイントをまとめます。
まず、どんな種類のトラブルが起きたとしても大切なのは、そのまま使用しないことです。
その次に大切なのが原因の把握。もし自身で特定できない時は、ブレーカーを落とした後に街の電気屋さんか専門業者に相談して下さい。