お風呂の床の黒ずみが落ちない!効果的に汚れを落とす掃除方法を解説
公開日:2024.4.5
お風呂の床に黒ずみが生じて、なかなか落ちなくてお困りではありませんか?
お風呂場の床が黒くなっていると気になりますし、不衛生です。なかなか落ちないからと諦めずに、正しい方法で掃除をしましょう。
この記事では、お風呂の床の黒ずみが落ちないときに試してほしい効果的な掃除の方法について解説します。
お風呂の床に黒ずみが生じて、なかなか落ちなくてお困りではありませんか?
お風呂場の床が黒くなっていると気になりますし、不衛生です。なかなか落ちないからと諦めずに、正しい方法で掃除をしましょう。
この記事では、お風呂の床の黒ずみが落ちないときに試してほしい効果的な掃除の方法について解説します。
なかなか落ちないお風呂の床の黒ずみの原因は、主に以下の4つです。
1.水垢
水道水にカルシウムやマグネシウムといったミネラル分が含まれますが、そのミネラル分が蒸発して残ったものが水垢になり、お風呂の床に残ってしまうことで、やがてそれが黒ずみとなります。
お風呂場ではどうしても水道水を使用するので、水垢が生じるのを未然に防ぐのは困難であるといえます。
2.カビ
お風呂場のように湿度の高い場所では、カビが繁殖しやすいです。とくに入浴後は湿気が残りやすく、換気が不十分な場合、カビが生えやすくなります。
3.石鹸かす
石鹸やシャンプーなどの洗浄剤が完全に洗い流されず床に残ると、時間とともに黒ずみの原因となることがあります。
4.油分と汚れの蓄積
体から洗い流された油分や汚れが床に付着し、そのまま時間が経つと黒ずみを引き起こします。
なかなか落ちないお風呂の床の黒ずみを取り除くには、適切な掃除の方法を見極めることが重要です。間違った方法で掃除をしても、黒ずみをしっかりと取り除いてお風呂場を綺麗にすることはできません。
適切な掃除の方法は、汚れの種類によって決まります。お風呂の床の黒ずみの原因となっている汚れは、大きく『アルカリ性の汚れ』か『酸性の汚れ』の2種類に分類することが出来ます。
お風呂場の床の黒ずみに対する掃除方法は、その汚れがアルカリ性か酸性かによって変わります。アルカリ性の汚れと酸性の汚れはそれぞれ反対の性質を持つ洗剤をしようすることで反応し、中和されるためです。
■お風呂の床の黒ずみがアルカリ性の汚れの場合の掃除方法
アルカリ性の汚れは、石鹸かすや皮脂といった油脂類が固まったものです。これらは、酸性のクリーナー(例:クエン酸や酢)で効果的に取り除くことができます。
酸性のクリーナーはアルカリ性の汚れを溶かし、除去しやすくします。
▼掃除方法
1.酸性のクリーナー(クエン酸水や酢水の溶液)を作ります。
2.汚れた部分に直接スプレーするか、布に含ませて拭き取ります。
3.数分間放置した後、スポンジやブラシでこすり、水で洗い流します。
■お風呂の床の黒ずみが酸性の汚れの場合の掃除方法
酸性の汚れには、水垢(主にカルシウムやマグネシウムの酸化物)が含まれます。これらは、アルカリ性のクリーナー(例:重曹やアルカリ性の洗剤)で効果的に取り除くことができます。
アルカリ性のクリーナーは酸性の汚れを中和し、除去しやすくします。
▼掃除方法
1.アルカリ性のクリーナー(重曹のペーストやアルカリ性洗剤の溶液)を作ります。
2.汚れた部分に直接塗布するか、布に含ませて拭き取ります。
3.数分間放置した後、スポンジやブラシでこすり、水で洗い流します。
■お風呂の床の黒ずみが酸性のものかアルカリ性のものか見極めるには?
お風呂の床の黒ずみを見ただけで、それがアルカリ性の汚れか酸性の汚れか判断することはかなり難しいです。
黒ずみが酸性のものかアルカリ性のものか分からない場合は、以下の手順で確かめることができます。
1. pHテスト
もし可能であれば、pH試験紙を使用して汚れのpHレベルをテストし、汚れが酸性かアルカリ性かを判断しましょう。
ただし多くの家庭では、pH試験紙が家にあることは珍しいので、この方法が手軽に行えない場合は別の方法をお試しください。
2. 重曹と酢を使ったテスト
お風呂場の床の汚れがアルカリ性か酸性かを見分ける一つの手軽な方法は、酢(酸性)と重曹(アルカリ性)を使ったテストです。これらの家庭によくある材料を使って、汚れの性質を簡単に推測することができます。
・重曹のテスト
①少量の重曹を黒ずみ箇所に振りかけます。
②その上から少量の水を滴らせて、重曹が汚れと接触するようにします。
③もし汚れが酸性であれば、重曹と反応して泡立ちます。
・酢のテスト
①別の黒ずみ箇所に、今度は酢を数滴滴らします。
②汚れがアルカリ性であれば、酢と反応して泡立つことがあります。
※このテストはあくまで簡易的なものであり、全ての汚れに対して明確な結果をもたらすわけではありません。
お風呂の床の材質によっては、酢や重曹が不適切な場合があるため、使用する前に目立たない箇所でテストすることをおすすめします。
これらの方法を使って汚れの性質を見分けた後は、それに応じて適切な掃除方法を選ぶことができます。酸性の汚れにはアルカリ性のクリーナーを、アルカリ性の汚れには酸性のクリーナーを使用すると効果的です。
いつもの掃除方法で、お風呂の床の黒ずみが落ちない場合、いくつかの強力な掃除方法を試してみましょう。
1. カビ取り剤の使用
なかなか落ちないお風呂黒ずみの正体がカビである場合、カビ取り剤を使用しましょう。市販されているカビ取り剤はカビの黒ずみに特化しており、効果的です。
使用する際は、換気を良くし、手袋やマスクを着用するなど、安全対策を忘れずに行ってください。
2. オキシ漂白剤を使った掃除
カビ取り剤以外にも、オキシ漂白剤を使った掃除がカビの黒ずみ落としに有効です。オキシ漂白剤はカビや汚れを分解する酸素の力を利用します。
温水にオキシ漂白剤を溶かし、汚れた部分にスプレーしてから、数時間放置(場合によっては一晩)します。その後、水で洗い流しましょう。
3. メラミンスポンジの使用
市販のメラミンスポンジを湿らせて、黒ずみに直接こすりつけましょう。メラミンフォームは表面の微細な汚れを物理的に削り取るので、カビや汚れを効果的に除去できます。
ただし、あまり強くこすると表面を傷つける可能性があるため、注意が必要です。
4. 専門的な掃除用洗剤の使用
建築材料店やオンラインで入手可能な、特定の材質(タイル、プラスチック、天然石など)用の専門的な洗剤を試すといった手もあります。これらの洗剤は、特定の材質に最適化されており、効果的な清掃が期待できます。
5. おそうじのプロであるハウスクリーニングの利用
上記の方法で黒ずみが落ちない場合は、プロの清掃サービスに相談するのも一つの手です。
特に広範囲にわたる黒ずみや、特殊な材質でできた浴室の場合は、プロの技術が必要になることがあります。
■注意点
・安全対策をしっかりと行う
強力な掃除用洗剤を使用する際は、必ず換気を良くし、適切な保護具(手袋、マスクなど)を着用してください。
・お風呂の床の材質を確認する
お風呂の床の材質に合わない洗剤を使用すると、損傷や変色の原因となることがあるため、使用前には材質を確認し、必要に応じてメーカーの指示に従ってください。
どの方法を試す場合でも、まずは目立たない部分でテストして、材質への影響を確認することが重要です。
なかなか落ちないお風呂の床の黒ずみを取り除くために、そうじの専門事業者に依頼するという手もあります。
自分で黒ずみを取り除こうとすれば時間もかかりますし、上手くいくとも限りません。お掃除道具を買い揃えるのにお金もかかります。
おそうじのプロであるハウスクリーニング事業者に依頼することには、以下のようなメリットがあります。
1.プロの高い技術でお風呂の床の黒ずみを綺麗にしてもらえる。
2.自分自身で掃除をする手間が省ける。
3.掃除に必要な道具を自分で買い揃える必要がない。
4.掃除の際にお風呂場の金属部分が錆びたり、コーティングが剥げてしまうリスクが低い。
お風呂の大きさや黒ずみの程度によって価格が変動する可能性がありますが、お風呂の床の黒ずみの掃除を専門事業者に依頼した場合の相場は、10,000円~16,000円程度となります。
もしもエアコンや換気扇、壁紙の汚れなど、他にも自分では掃除しにくい場所の汚れが気になっているなら、一緒にお願いしても良いでしょう。
もちろん、その場合は別途費用が必要になりますが、複数個所の掃除をまとめて依頼することでお得になることもあります。
ハウスクリーニング事業者に依頼する際に大切なのは、信頼できる事業者を選ぶということ。
すぐに事業者を決めるのではなく、複数の事業者から見積もりを出してもらい、口コミなどの評判も参考にしながらお願いする事業者を決めましょう。