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アシナガバチの活動時期とは?駆除方法や予防方法について

公開日:2023.4.12 更新日:2024.4.19
アシナガバチの活動時期とは?駆除方法や予防方法について

市街地でもその姿を見かけることが多いアシナガバチ。自宅など、身近な場所で見かけると放置しておきたくない方も多いと思います。

そこで今回はアシナガバチの活動時期や、具体的な駆除および予防方法について解説してきます。

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1.アシナガバチの活動時期はいつ?

春から秋に活動する

アシナガバチの巣の写真

アシナガバチの活動時期は、4~11月ごろです。

冬の寒さが少しずつ和らいでくる4月には、冬を越した女王蜂が巣作りを始めます。
アシナガバチは、ほとんどの場合女王蜂しか越冬しないため、最初の巣作りは女王蜂だけで行うことになります。巣作りをするかたわら、女王蜂は産卵と育児もこなします。

5~6月ごろになると、産んだ卵がかえり始め、働き蜂となって女王蜂の巣作りを手伝います。
特に6~8月にかけてはアシナガバチの活動ピークにあたり、活動が活発化して攻撃的になります。

7~8月には働き蜂のみで巣作りが行われるようになります。
この時期には巣の大きさが10cmほどまでになり、女王蜂は産卵だけを行うようになります。

9月頃には巣の大きさが15cmほどになります。
それ以降の時期にはアシナガバチの活動がだんだんと鈍くなり、冬を迎える前に多くの蜂は絶命します。
また、新しく誕生した女王蜂は巣を離れていきます。

このように、アシナガバチは春から秋にかけて活動するのです。
そのためアシナガバチを駆除する場合には、巣を作り始めたばかりの春先がおすすめです。
まだ巣が大きくなく、アシナガバチもそれほど攻撃的ではないため、比較的駆除しやすいです。

2.アシナガバチの特徴とは?

具体的な特徴

アシナガバチと巣の絵

アシナガバチの活動時期のほか、生態や巣の特徴なども把握しておくと駆除や予防がしやすくなります。

・アシナガバチの外見
アシナガバチの体長は2.5cm未満で、くびれている胴体と長い後肢が特徴です。体には黄色と黒の縞模様が入っていて、茶色い羽根を持っています。

見た目の特徴がスズメバチに似ているため、一見すると見間違ってしまうこともありますが、アシナガバチはスズメバチと比べて全体的にほっそりとした体をしています。
飛び方でも見分けることができ、スズメバチ直線的にすばやく飛びますが、アシナガバチは後ろ足をだらりとさせてフワフワとゆっくり飛びます。

アシナガバチは他の蜂と同じく、さまざまな場所に現れます。市街地では公園や草むらなどで飛び回っていることが多いです。

アシナガバチが食料としているのは、主に毛虫・アオムシ・蝶・蛾などです。こうした虫たちがいる場所にはアシナガバチは現れやすいです。

基本的にスズメバチほど攻撃的ではありませんが、無暗にこちらから刺激したり、巣に近づいたりすると攻撃してきます。

アシナガバチの巣は春から夏に向けて大きくなっていきます。形はシャワーヘッドのようになっていて、六角形の穴が綺麗に並んでいるのが特徴です。
人間の生活圏にも形成されることがあり、屋根の軒下・エアコンの室外機・ベランダなどに作られやすいです。

3.アシナガバチの巣の駆除方法とは?

具体的な駆除方法

巣に集まるアシナガバチの絵

アシナガバチの巣を駆除する手順を解説します。
具体的な駆除方法は次の通り。

1.必要な道具を用意する
攻撃性の高さにかかわらずアシナガバチの針には毒があるので、防護服やヘルメットなど身を守るための道具が必要となります。

・ハチ用殺虫剤(3m以上の噴射力のあるものがおすすめです。)
・白い防護服(黒いものに反応するため)
・長靴
・手袋
・顔にアクリルやメッシュが付いたヘルメット
・蜂の巣を落とすための長い棒や箒
・ゴミ袋

2.ハチの巣の場所や巣のまわりの状況をあらかじめ確認しておく
アシナガバチの巣の駆除は昼間は避けて、アシナガバチがほとんど活動することのない安全な夜間に行います。
そのため、暗がりでの作業になるのであらかじめ巣の位置や足元、用意した殺虫剤や長い棒が十分であるかなどを確認しておきましょう。

夜ですと、働きバチたちもみんな巣に戻ってきているので、一網打尽に駆除できます。そのほか、雨の日もアシナガバチが積極的に活動しないので作業を行うのに適しています。

3.殺虫スプレーでアシナガバチを駆除する
夜になったらアシナガバチの駆除作業を開始します。巣から3mほど距離を確保しつつ、巣へ殺虫スプレー1~2秒ほど噴射しましょう。
あまり長くかけすぎると、アシナガバチが飛び出してくる恐れがあるため注意してください。

スプレーした後はその場を離れて、翌日アシナガバチの生存確認を行いましょう。
もしまだアシナガバチが生き残っているようであれば、その日の夜に再度スプレー噴射を行ってください。
生きたアシナガバチが残ったまま巣を落とすのは大変危険なので、焦らず数日に分けて作業を行いましょう。

4.巣を取り除く
アシナガバチがもう巣にいないことが確認できたら、長い棒や箒などを使って巣を落とします。

5.巣を処分する
駆除が終わった巣をゴミ袋に密閉し、各市区町村が定めている規則に基づき処分します。
念のため、袋を閉じる前に再度スプレーを噴射すると、生き残ったアシナガバチが姿を現すリスクを抑えられます。

作業の中で万が一アシナガバチに刺されてしまった場合は、すぐに刺された部位を流水で洗ってください。そうすることでハチの毒を薄める効果が期待できます。
大事をとって医療機関での受診をおすすめします。

4.自宅にアシナガバチの巣を作らせないために

具体的な予防方法

住宅から逃げるアシナガバチの絵

活動時期のピークである夏などではアシナガバチは厄介ですが、予防策を行うことで被害に遭うリスクを減らすことができます。
主な予防策は次の通りです。

・殺虫剤や水を撒いておく
一般的に蜂は水気のない場所を選んで巣作りを行うため、アシナガバチの巣が作られやすい軒下やエアコンの室外機、ベランダなどの場所に定期的に殺虫剤や水をかけておくことで予防できます。


・木酢液を使用する
木酢液からはアシナガバチが苦手とする植物が焼けたようなにおいがありますので、アシナガバチ予防に利用できます。

ペットボトルに木酢液と水を1:1の割合で割ったものを入れて屋外に置いておくか、スプレーボトルに入れて吹けかけることでアシナガバチが寄ってくることを予防できます。
1カ月ほどで効果が薄れてしまうので、定期的に交換しておきましょう。

人体や植物に優しい成分なので基本的に安心して使えますが、ペットが木酢液のにおいを苦手とする場合もありますので注意が必要です。

・防虫ネットで侵入を防ぐ
屋根のあるベランダや室外機のアシナガバチ予防には防虫ネットがおすすめです。防虫ネットは野外に取り付けることが多いため耐久性を重視し、網目の細かいものを選ぶようにしましょう。

5.自分では手に負えないアシナガバチは専門業者にお任せしよう!

安全かつ確実に駆除してもらえる

アシナガバチの駆除を行う事業者の絵

アシナガバチは、個人でもある程度駆除ができますが、同時に刺される危険性が伴います。
毒性自体はそこまで強くはありませんが、その強力な毒針で刺されると激しい痛みや刺された部分の腫れ、かゆみなどを引き起こします。

そのため自分での作業に自信がない場合は、専門のハチ駆除業者に依頼するのが得策です。

専門業者に依頼するその他のメリットは次の通り。

・アシナガバチを確実に退治してくれる
ハチに関する知識や駆除の経験が豊富なプロであるため、確実にアシナガバチを駆除してくれます。
個人だと失敗することもありますが、ハチ駆除のプロであれば安心して任せられるでしょう。

・自分であれこれ準備する必要がない
個人でしっかり対策をしようとすると、殺虫剤の効果や使い方を調べたり、予防策を施したりと、駆除に取り掛かろうとすると手間がかかります。

その点、業者であれば電話1本で自宅へ駆けつけてくれるので、駆除剤を買うなどの準備をする手間が省けます。

・アフターフォローもしっかりやってくれる
戻り蜂のように、一度追い出しても前にいた場所にやってくるケースもあります。そうした蜂のことを考えて、業者によっては再発した際の無償駆除サービスを実施しているところもあります。
アフターフォローには保証期間がありますので、事前に確認しておきましょう。

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