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《一日葬とは?》葬儀を営む際に役立つ情報を詳しくご紹介します!

公開日:2023.7.19 更新日:2024.4.11
《一日葬とは?》葬儀を営む際に役立つ情報を詳しくご紹介します!

一日葬の特徴やメリット・デメリット、費用相場、一連の流れなどを紹介します。
新しい生活様式の普及が叫ばれている現代で注目されている葬儀の方法が一日葬です。どの宗派であれ仏教における一般的な葬儀の日数は2日ですが、一日葬とはその名の通り一日で葬儀を終えることです。しかし、従来の方式に慣れ親しんでいる方にとって一日葬を選ぶことは非常に難しいでしょう。
そこで今回は一日葬の流れや特徴、メリット・デメリット、費用などについて紹介していきますので、ぜひ参考にしてください。

1. 一日葬とは?

一日葬の特徴は一日で葬儀から火葬まで全て行うこと。流れも紹介します!

一日葬が行われる会場の写真

通常の葬儀であれば亡くなった当日の夜、もしくは翌日の夜に通夜を行ない、次の日に告別式、火葬までを執り行ないます。
一方で一日葬では通夜を行なわず、当日の告別式だけとなります。式の数が減るという事はそれだけ費用を抑えることにもつながりますし、ご遺族の身体的負担も少なくなります。

式の流れとしては、まず、お亡くなりになった時点で葬儀社に連絡して迎えに来てもらい、スタッフと打ち合わせをします。
次の日に葬儀場に納棺してから告別式、初七日法要、出棺、火葬までを行なって終了となります。

ご遺体は基本的に葬儀社が一度預かる形になることが多いようで、付き添いをする場合は別途費用が発生することがあります。

また、火葬の後に告別式を行なう夕刻葬を取り扱っている葬儀社も存在します。

通夜式がなく、故人と過ごせる時間は短くなりますが、ろうそくの寝ずの番もしなくてもいいので身体的な負担は軽くなります。

また、通夜式が無いという事は大勢が集まって食事をする「通夜振る舞い」もありません。このことも最近になって一日葬が指示されている所以です。

ただし、家族葬や密葬と同様に、田舎にお住まいの方で一日葬を行なう場合は、親族はもちろん周囲の理解がある程度必要となります。

2.一日葬のメリット

一日葬のおもなメリットは葬儀費用を抑えることができることです

線香があげられている写真

この葬儀のメリットとして最初に紹介するのは、葬儀費用を抑えることができる点です。

詳しい金額については次項で紹介しますが、一般葬や家族葬などと比較して、圧倒的に安価で葬儀を行うことができます。お坊さんにお渡しするお布施も告別式分で済みますしね。

一日葬のメリットとして次に紹介するのは、身体的負担についてです。
一般葬でしたら、通夜の参列者に対し挨拶、その後に来て下さるゆかりの方々への挨拶、通夜振る舞い、寝ずの番など休む暇がありません。

具体的な時間で言えば、19時に通夜を開始して全て落ち着くのが0時前後です。小さなお子様がいらっしゃる場合は、子守をしながらのことになります。

その時は気が張っているのであまり感じませんが、かなり疲労が蓄積してしまいます。その点、一日葬は当日だけでいいので、だいぶ楽に感じられると思います。

企業などにお勤めの方でしたら、親族が逝去した時に忌引き休暇が適用されます。一親等であれば7日、二親等で3日の場合が多いでしょう。実家から離れて暮らしている方にとっても、葬儀が一日で終わるのか、二日かかるのかは大きな違いです。

もし遠方に住んでいる親族が多い場合は一日葬を検討してみることをおすすめします。

3. 一日葬のデメリット

一日葬の主なデメリットは故人との時間を十分に取れないことです

菊の花が入った仏花の写真

この葬儀のデメリットとして最初に紹介するのは、故人とのお別れの時間についてです。

一般的な葬儀であれば通夜を行なった後、通夜振る舞いといって来ていただいた方に食事とお酒を提供します。故人との思い出を振り返り、皆で共有する時間です。

例えば、祖父母や親の葬儀の時には若い頃のエピソードや人となりなど、自分が生まれる前や小さい頃の故人の姿を知ることができます。
それにより真の供養ができますし、感謝の気持ちも一層深くなります。

ろうそくの寝ずの番をしている時に、親戚どうしで故人の思い出話に花を咲かせることも、かけがえのない貴重な時間です。もちろん火葬後に話すこともできるのですが、お通夜だからこそといったものがあります。

一日葬のデメリットとして次に紹介するのは、周囲の理解です。
密葬や家族葬でも同じなのですが、田舎では地域全体で亡くなった方を弔うという意識が浸透しています。

また、慣例にない事を行うことはなかなか難しいのが現実です。後になり、「〇〇さんは通夜式をしてもらえなかったから可哀想」「〇〇さんの親族は道理が分かっていない」などと陰で言われることも珍しいことではありません。

その地域に居づらくなることもありますから、一日葬を行なうことを理解してもらう必要があります。

4.一日葬の費用相場はいくら?

一日葬の相場は25.3万円~32.5万円、オプションも紹介します

お布施と数珠の写真

この葬儀の相場は30.5万円~32.5万円となっています。

この料金には、寝台車、葬儀場の使用料、死亡届や火葬許可証の手続き、お棺、棺用布団、仏衣一式、祭壇、ドライアイス(3日分)、遺影、骨壺・骨箱、会葬礼状などが含まれています。

一方で含まれていないものとしては、火葬料、お布施、戒名料、墓石などがあげられます。

これらを合算して考えると、実質的には40万円~50万円が相場の金額となります。
オプションについては、ご遺体への付き添いが5万円、ご遺体の預かりを一日延長すると1.5万円が相場です。

また、地域によっては初七日法要を同時に執り行う際に追加のお布施が必要になることがあります。一般的なお布施ですが、告別式と初七日込みで7万円~10万円が相場です。

ただし、なかには15万円くらいが相場の地域もありますから、古くからその地域に住んでいらっしゃる方などに相談してください。

この葬儀を行なう業者を選ぶ際には、金額以外にも気を配る必要があります。それはアフターフォローです。サービスが行き届いた葬儀社であれば、相続の流れや四十九日法要の手配なども行なってくれます。

特に初めて喪主となられた場合は、これらのサービスが貴重ですので、その辺りのことも考慮して葬儀社を決定することをおすすめします。

特に初めて喪主となられた場合は、これらのサービスが貴重ですので、その辺りのことも考慮して葬儀社を決定することをおすすめします。

この葬儀を行なう業者を選ぶ際には、金額以外にも気を配る必要があります。それはアフターフォローです。サービスが行き届いた葬儀社であれば、相続の流れや四十九日法要の手配なども行なってくれます。

5.まとめ

一日葬に関連するさまざまな情報のまとめと重要ポイントのおさらい

菊の花が入った仏花の写真

この葬儀に関する情報をお伝えしてきましたが、最後におさらいも兼ねてポイントをまとめます。

一日葬とは通夜式を行わない葬儀方法です。告別式のみですので、費用も抑えることができますし、遠方からの参列者やご遺族の負担を軽減することができます。

ただし、古くからある地域にお住まいの方は、周囲の理解がある程度必要です。どうしても日にちの都合がつかないといった方は、この葬儀方法を検討してみることをおすすめします。

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