石川・富山で記録的豪雨 大雨特別警報を発表、今夜から再び雨が強まるおそれ
公開日:2026.8.27
更新日:2026.8.27
石川県と富山県では8月27日、日本海に停滞する秋雨前線の活動が活発になり、記録的な大雨となっています。東シナ海を進む台風18号の影響も加わり、前線に暖かく湿った空気が流れ込んだことで、北陸では発達した雨雲が次々とかかりました。
石川県羽咋市、志賀町、宝達志水町、中能登町と富山県氷見市には、警戒レベル5に相当する大雨特別警報が発表されました。気象庁は、災害がすでに発生している可能性が極めて高いとして、直ちに身の安全を確保するよう呼びかけています。
気象庁の観測では、27日午前9時までの12時間降水量が石川県羽咋市で317.5mm、午前8時30分までに富山県氷見市で317.0mmに達し、いずれも観測史上1位を更新しました。石川県宝達志水町でも午前9時50分までの12時間に237.0mmを観測し、観測史上1位となっています。
雨は一時的に弱まっても、今夜遅くから再び強まるおそれがあります。すでに大量の雨が降った地域では、雨脚が弱まったあとも土砂災害や河川の増水・氾濫、低い土地の浸水に厳重な警戒が必要です。
石川・富山で記録的な大雨 線状降水帯も発生
日本海に停滞する秋雨前線に暖かく湿った空気が流れ込み、石川県と富山県では27日未明から発達した雨雲がかかり続けました。台風18号の影響も加わり、前線に流れ込む水蒸気の量が多くなっています。
石川県加賀・能登と富山県西部では線状降水帯が発生し、同じ場所で非常に激しい雨が降り続きました。線状降水帯が発生している地域では、命に危険が及ぶ災害発生の危険度が急激に高まっているとして、気象庁が警戒を呼びかけています。
1時間降水量は石川県羽咋市で82.0mmを観測し、観測史上1位を更新しました。富山県氷見市でも64.0mmを観測しています。また、3時間降水量は羽咋市で155.0mm、氷見市で130.5mmとなり、いずれも観測史上1位を更新する記録的な雨となりました。
大雨特別警報が発表されたのは、石川県の羽咋市、志賀町、宝達志水町、中能登町と、富山県氷見市です。気象庁は、普段は災害が起きないと思われている場所でも最大級の警戒が必要だとしています。
今後も土砂災害や河川氾濫などに厳重警戒
現在の強い雨は午後になるといったん落ち着くものの、今夜遅くから再び強まる見通しです。
気象庁が27日朝に示した予想では、28日午前6時までの24時間降水量は、いずれも多い所で石川県180mm、富山県180mmとされています。
すでに記録的な雨量となっているため、今後の雨量がそれほど多くない場所でも油断はできません。地盤が多量の水分を含んでいる地域や河川の水位が上昇している地域では、雨が弱まったあとに災害が発生する可能性もあります。
特に警戒が必要なのは、土砂災害、河川の増水・氾濫、低い土地の浸水です。気象庁は、浸水想定区域などではすでに何らかの災害が発生している可能性が極めて高いとしており、危険な場所にいる場合は直ちに身の安全を確保するよう求めています。
現在いる場所の土砂災害や浸水害、洪水災害の危険度は、気象庁の「キキクル(危険度分布)」で確認できます。
▶ 気象庁「キキクル(危険度分布)」
大雨が続いている間は住宅の確認より安全確保を
大雨によって自宅への浸水や雨漏りが心配になっても、雨が激しく降っている間は住宅の確認より身の安全を優先してください。
屋根に上ったり、屋外へ出て雨どいや外壁を確認したりするのは危険です。冠水した道路や河川、用水路にも近づかないでください。
また、すでに避難経路が冠水しているなど、避難場所へ向かうことがかえって危険な場合があります。気象庁はこのような場合、少しでも浸水しにくい高い場所へ移動するなど、その時点で身の安全を確保する行動を取るよう呼びかけています。
避難情報や避難所の開設状況などは、各自治体が発表する最新情報も確認してください。
石川県では「石川県防災ポータル」で、県内各市町の災害情報や気象情報、避難情報などを確認できます。
▶ 石川県「防災に関する情報」
富山県では「富山防災WEB」で、県内の防災情報、避難情報、避難所情報、雨量情報、河川水位情報などを確認できます。
▶ 富山県「富山防災WEB」
警報や避難情報は状況に応じて変化するため、一度確認して終わりにせず、気象庁や自治体から発表される最新情報を確認してください。
大雨のあとに確認したい住宅の異変
雨が収まり、避難情報や周囲の状況を確認して安全が確保できたあとには、住宅に大雨による異変がないか確認することも大切です。
大量の雨が降った場合、屋根や外壁などから雨水が入り込むほか、窓やサッシの周辺、住宅の低い部分から浸水することがあります。
室内では、天井や壁に新しいシミや変色、濡れている部分がないかを確認します。窓やサッシの周囲、床にも水が入り込んだ形跡がないか確認してください。
床が濡れている、変色している、浮いているなどの異変がある場合には、床下まで水が入り込んでいる可能性も考えられます。
ただし、屋根に上ったり、自分で床下に潜ったりするのは避けてください。大雨のあとは屋根材が不安定になっていたり、床下に泥水や汚水が流れ込んでいたりする可能性があります。
外から安全に確認できない場所や床下などは、無理に自分で点検せず、必要に応じて専門業者への相談を検討してください。
雨漏りや床下浸水が見つかった場合の対応
天井などから雨漏りしている場合は、まず水が落ちる場所にバケツや容器を置き、床や家財が濡れるのを防ぎます。
濡れた場所の近くに照明器具やコンセント、電化製品がある場合は、漏電や感電のおそれがあるため不用意に触れないようにしてください。
床下への浸水が疑われる場合も注意が必要です。床下に水や泥が残った状態を放置すると、住宅の建材などに影響する可能性があります。
ただし、床下の状態を確認するために無理に潜る必要はありません。床下浸水が疑われる場合や、自分では被害の範囲を判断できない場合は、住宅修理や床下点検などに対応する専門業者へ相談する方法があります。
【関連記事】
▶ 大雨で床下浸水したらどうする?被害を防ぐ対策方法と点検の重要性
雨漏りについても、室内に現れたシミの真上が必ずしも雨水の侵入口とは限りません。屋根や外壁など安全に確認できない場所に原因が疑われる場合は、自分で修理しようとせず、専門業者による点検を検討してください。
大雨による被害が発生した場合は、片付けや修理を始める前に、被害箇所を写真や動画で記録しておくことも重要です。
今夜から再び雨が強まるおそれ 最新情報の確認を
石川県と富山県では、すでに12時間で300mmを超える記録的な雨となった地域があります。現在の雨が弱まっても、今夜遅くから再び強まるおそれがあり、引き続き警戒が必要です。
大雨特別警報が発表されている地域では、住宅の被害確認よりも命を守る行動を最優先にしてください。
雨が収まったあとも、周囲の安全を十分に確認したうえで住宅の状態を確認し、雨漏りや床下浸水など自分で安全に確認できない異変が疑われる場合は、無理をせず専門業者への相談を検討しましょう。
今後も気象庁や自治体が発表する最新の気象情報、避難情報を確認してください。
【最新の防災情報】
▶ 気象庁「キキクル(危険度分布)」
▶ 石川県「防災に関する情報」
▶ 富山県「富山防災WEB」
株式会社eフレンドリー
- 営業時間
- 9:00~21:00
- 定休日
- 年中無休※年末年始(12/31~1/3)を除く
- 対応エリア
-
近畿全域
東京都
神奈川県
富山県
石川県
福井県
山梨県
岐阜県
静岡県
愛知県
岡山県
徳島県
香川県
福岡県
- TEL
- 0120-817-063