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大雨で床下浸水したらどうする?被害を防ぐ対策方法と点検の重要性

公開日:2025.9.11 更新日:2025.9.18
大雨で床下浸水したらどうする?被害を防ぐ対策方法と点検の重要性

台風や集中豪雨が頻発する日本では、住宅の床下に水が入り込む被害は珍しくありません。床上浸水ほど深刻に見えなくても、放置すると基礎の劣化や配管の損傷、さらにはカビやシロアリの発生など、住まい全体に悪影響を及ぼします。換気設備が機能不全を起こしたり、防虫や防カビ処理が流れてしまうリスクもあり、思った以上に危険性は大きいのです。

この記事では、床下浸水が起きた際の対策方法や事前にできる備え、そして専門的な点検の重要性について解説します。

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1.床下浸水が発生するとどうなる?

目に見えない部分だからこそ深刻化する

浸水した2台の車の写真

床下に水が入ると木材や断熱材が湿気を含み、腐朽菌やカビが広がりやすくなります。室内の空気にまで影響を及ぼし、家族の健康リスクにもつながるため軽視できません。また湿気を好むシロアリの活動が一気に活発化し、柱や基礎を食い荒らしてしまう危険も高まります。こうした被害は見えにくいため、被災直後は被害が軽く見えても実際には深刻化しているケースが多いのです。

さらに配管の劣化や断熱材の損傷は表面から確認できず、気づかないうちに水漏れや熱効率の低下を招くこともあります。これらが積み重なると、将来的に大規模修繕が必要となり高額な費用負担に直結します。床下浸水が起きた場合には、まず「被害が見えにくい」という点を強く意識し、慎重に対応することが重要です。

2.床下浸水が発生したときにやるべきこと

安全確保と記録を優先する

床下浸水の写真

床下が浸水した直後に最優先すべきは安全の確保です。電気設備が水に触れている可能性があるため感電事故を避ける必要があり、ブレーカーを落とすなどの対応を行いましょう。

その上で水が落ち着いたら、被害状況を写真に残すことが欠かせません。自治体への罹災証明や火災保険の請求では、写真が証拠として役立つ場合があります。
外観や室内、床下換気口付近など、外から確認できる範囲を撮影しておけば十分です。床下の内部は暗く狭いため、住民が無理に入り込んで写真を撮る必要はありません。内部の詳細な記録は、後日専門業者が点検する際に任せるのが安全で確実です。

その後は、可能な範囲でバケツやポンプを使って排水し、泥やゴミを取り除きます。雑菌や汚泥が混ざっている可能性があるため、手袋やマスクを着用して衛生面にも配慮することが必要です。
ただし床下は狭く暗いため、自力での作業は体力的にも危険を伴います。長時間続けると熱中症や転倒リスクもあるため、できる範囲で応急対応を行い、早めに専門業者へ依頼するのが現実的です。

3.事前にできる床下浸水の予防対策

土のうや排水口対策で備える

積み上げられた土嚢の写真①

床下浸水を防ぐには、事前の備えが大切です。玄関や勝手口に土のうや水のうを設置すれば雨水の侵入を抑えられ、敷地の入口にも置いておくと効果が高まります。また下水の逆流を防ぐため、トイレや浴室、洗面所などの排水口を塞ぐことも有効です。

さらに、家具や家電など水に弱いものは高い場所や2階に移動しておくと安心です。災害が発生する前には、自治体が発行するハザードマップを確認して、自宅が浸水しやすい地域かどうかを把握しておきましょう。想定される水位に合わせて防災用品を準備しておけば、慌てずに行動できます。

こうした対策は日常的に取り組むのは難しく感じられますが、実際に被害が出てからの復旧費用や労力を考えると大きな予防効果があります。水害が多い地域では、日常の備えこそが被害を最小限に抑える鍵となります。

浸水リスクを見える化できる「浸水キキクル」の活用


床下浸水の予防を考える際には、実際にどの地域で浸水の危険度が高まっているのかを把握することも大切です。気象庁が提供している「浸水キキクル(大雨警報(浸水害)の危険度分布)」は、短時間の大雨によって浸水が発生するリスクを、地図上に5段階で色分けして表示してくれるサービスです。

この危険度分布は、地形や土地の水はけなども考慮して算出される「表面雨量指数」をもとに作成され、10分ごとに更新されます。また、1時間先までの予測も確認できるため、急激に雨が強まった場合でも自宅周辺の危険度を早めに把握できます。

特に、周囲より土地が低い場所や、排水設備に不安がある住宅では「警戒」「危険」といったレベルが表示されたら早めに対策を始めることが重要です。「災害切迫」と表示された場合は、床上浸水の可能性が高いため、貴重品や生活必需品を高い場所に移動するなどの準備を急ぎましょう。

こうしたリアルタイムの危険度情報をあわせて確認することで、床下浸水の予防や早めの判断につなげることができます。

▶現在発表中の浸水キキクル(大雨警報(浸水害)の危険度分布)|気象庁

4.床下浸水対策に役立つアイテム

おすすめアイテム3選

積み上げられた土嚢の写真②

市販されているアイテムを活用することで、家庭でも床下浸水への対策を行うことができます。代表的なものを紹介します。

土のう


床下や玄関からの浸水を防ぐために広く使われているアイテムです。ホームセンターやインターネット通販で購入できるほか、自治体によっては「土のう置き場」を設けて無償で配布している場合もあります。さらに最近では、土を入れる必要がないタイプや「水のう」と呼ばれる製品も登場しています。水のうは水道水を入れて揉むだけで土のうとして使え、使用後は屋外で陰干しすれば再利用が可能です。保管スペースを取らない点も大きなメリットです。



▶【防災士推薦】水で膨らむ吸水土のう(3個入)


突然の大雨や台風で心配なのが、床下からの浸水ですよね。そんなときに頼れるのが「水で膨らむ吸水土のう(3個入)」です。水に浸して軽くもむだけで、数分でしっかり膨らみ止水効果を発揮します。重たい砂を入れる手間も不要で、女性や高齢の方でも簡単に設置可能。玄関前や通気口に並べれば水の侵入を防ぎやすくなります。積み重ねるときは互い違いに置くと安定性が高まり、止水シートと組み合わせればさらに安心。備えておけば、水害時の心強い味方になります。




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¥2,200(税込)



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水害防止パネル


豪雨時に流れ込む水をせき止めるためのパネルです。1枚あたり約2kgと軽量で、設置も簡単に行えます。折り畳み式を選べば収納スペースを取らず、集合住宅や狭い住宅でも保管しやすい点が特徴です。



▶【3枚セット】止水パネル 備えあれ板(そなえあればん)コンパクト


玄関や通気口から水が入り込むのを防ぎたい方にぴったりなのが、「止水パネル 備えあれ板(コンパクト・3枚セット)」です。工具を使わず置くだけで簡単に設置でき、幅広のパネルがしっかりと水をせき止めます。軽量ポリエチレン製なので持ち運びもラクで、女性や高齢の方でも扱いやすいのが特長です。使わないときは重ねて収納でき、場所を取りません。台風や集中豪雨の前に備えておけば、床下浸水のリスクを減らせる心強い防災アイテムです。




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防水テープ


基礎の換気口や外壁のひび割れといった小さな隙間に貼り付けることで、水や土砂の侵入を防ぐことができます。貼り付けや取り外しが容易で、応急的な床下浸水対策として手軽に使える点が魅力です。



▶鬼ピタ 魔法のテープ


大雨や台風のとき、「ここから水が入ってきそう…」と感じた経験はありませんか?そんなときに便利なのが「鬼ピタ 魔法のテープ」です。強力な両面テープで、玄関のすき間や通気口まわりなど気になる部分を一時的にふさぐことができます。はがすときも跡が残りにくく、再利用できるのもポイント。ハサミで好きな長さにカットできるので、状況に合わせて使いやすい仕様です。簡単に取り入れられる床下浸水対策として、備えておくと安心感が違います。




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5.床下浸水後に必要な点検と補修対策

換気設備や防虫処理の確認を忘れずに

床下浸水後の対処の写真

床下浸水発生後は、排水や清掃を終えたからといって安心はできません。特に床下換気扇にゴミが詰まるとモーターが熱を持ち、発火の危険があるため注意が必要です。
また、浸水によってシロアリ防除やカビ抑制の薬剤が流れ出してしまうこともあります。これらの処理が無効になると害虫やカビのリスクが一気に高まり、再発を招く恐れがあります。

さらに、配管や基礎部分に小さな損傷が残っているケースも少なくありません。表面的には乾いていても内部では劣化が進んでいる可能性があるため、見た目だけで判断するのは危険です。罹災証明の申請や火災保険の請求を行う際にも、業者による点検記録があると手続きがスムーズになる場合があります。
被災後は生活再建で忙しくなりますが、点検と補修を怠らないことが将来的な負担を軽減する大きなポイントです。

6.床下浸水が発生したら早めに床下点検を依頼しよう

被害を見落とさないために専門調査を

床下に潜って点検を行う作業員の写真

床下が浸水した後は、たとえ水を抜いて乾かしたように見えても、内部に被害が残っている可能性があります。木材や断熱材に湿気が残ればカビや腐食の原因となり、配管や基礎が目に見えない部分で傷んでいることも少なくありません。

また、浸水によって床下換気扇にゴミが詰まり発熱のリスクが生じたり、シロアリやカビの薬剤が流されて効果が失われる場合もあります。これらは素人目には判断できないため、表面だけを見て「もう大丈夫」と思い込むのは危険です。

そのため、床下浸水が発生したら一度は専門業者に点検を依頼することが大切です。点検を受けることで、隠れたダメージを早めに把握でき、必要な補修や再処理を適切なタイミングで行えます。結果的に将来的な修繕費用を抑え、家を長持ちさせることにつながります。

7.まとめ

大雨による床下被害は早めの点検で防げる

床下浸水は一見片付いたように見えても、換気扇の不具合や薬剤の流出、基礎や配管の損傷など見えないリスクを多く抱えています。こうした被害を放置すると深刻化し、修繕費用が高額になる可能性もあります。

大雨や台風の後は迅速な排水や清掃とあわせて、専門家による床下点検を受けることが被害拡大を防ぐ最善策です。早めに行動することが、住宅を健全に保ち、家族の暮らしを守る第一歩となります。床下の状態に不安がある場合は、定期点検を依頼し、長期的に安心できる住環境を整えましょう。

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