トイレ詰まりはハンガーで直せる!解消方や注意点などをご紹介します
公開日:2021.11.2 更新日:2024.4.3
トイレ詰まりはふとしたタイミングで起きがちなトラブルですが、そういったときに限ってラバーカップなどの修理道具がない、あるいは深夜のためお店に買いに行けないなどの状況もあります。今回は、そんなトイレ詰まりをどこの家にでもあるハンガーで直す方法や、ハンガー以外のトイレ詰まりに役立つグッズなどをご紹介していきます。
トイレ詰まりはふとしたタイミングで起きがちなトラブルですが、そういったときに限ってラバーカップなどの修理道具がない、あるいは深夜のためお店に買いに行けないなどの状況もあります。今回は、そんなトイレ詰まりをどこの家にでもあるハンガーで直す方法や、ハンガー以外のトイレ詰まりに役立つグッズなどをご紹介していきます。
しかし、ハンガーは針金で作られたものであれば、男女を問わずそこまで力も必要とせず加工が可能なので、トイレ詰まりの修理道具のひとつである、ワイヤーブラシの代用品にすることができます。ペーパー詰まりであれば、便器や排水管などの損傷を抑えた上で詰まりを直すという理想的な使い方が可能です。
最近ではクリーニングにワイシャツやジャケットなどを出しても、戻ってきたときのハンガーがプラスチック製になっている場合も多く、このプラスチック製のハンガーは加工してトイレ詰まりを直すことはできません。
店で買うことができるハンガーもプラスチックハンガーが主流になっているので、以前より針金ハンガーを見かけたり、日常生活の中で使う機会も減りつつありますが、自宅で針金ハンガーを使っていたり、以前に使っていたものが捨てられずに残っていた場合は、こういったトラブルに使えることもあるので残しておくと良いでしょう。
1. まずハンガーを素手やペンチなどを使って、まっすぐ伸ばします。針金ハンガーは比較的加工しやすいですが、巻かれている部分が取りづらい場合は取っ手付近をペンチで切り落として、残りの部分をまっすぐ伸ばしても良いでしょう。
2. いずれかの端の先端部分から大きく折り曲げて、アルファベットの「q」や数字の「9」のように、先が輪になるようにします。これは先端を丸めて円形にすることで便器や排水管を傷つけてしまうことを避ける意味もあります。
注意点として、先端の輪の大きさはあまり大きくせずに排水管の中に入るくらいか、それ以下の大きさにするようにしてください。
3. トイレの排水管へと輪を上にした先端部分から差し込み、ゆっくりと上下左右に動かしながら詰まりの原因がどこにあるかを探していきます。探していく中でペーパー詰まりのような感触があれば、そのかたまりを少しずつ分解しながら流していきます。
あくまでも針金ワイヤーで解消できるトイレ詰まりは、大量のトイレットペーパーなど「水に流せるもの」なので、水に流せないものが詰まりの原因になっている場合はこの方法をとらないことが懸命です。
ここからは、どのような原因のトイレ詰まりがハンガーでは直せないかをご紹介していきます。
1. 生理用品やおむつなどをトイレに流したことが原因の場合
トイレ詰まりの原因として多いものではありませんが、生理用品やおむつなどを流してしまうと、トイレ詰まりが起きてしまうことがあります。これらのものは流した段階では大丈夫であっても、吸水性が高く膨らむ性質があります。
このためトイレ詰まりが起きやすく、もし配管まで流れた状態で詰まった場合は、個人では対応できません。業者対応が必須になるだけでなく、マンションなどの集合住宅の場合は大規模な工事になってしまうこともあるので、流すのは絶対に避けましょう。
2. おもちゃやペン、携帯電話など水に流れないものが原因の場合
家の中で子どもが小さなおもちゃを誤って流してしまうケースや、職場などでトイレの際にうっかりペンや携帯などを落としてしまうこともあります。これらの場合は流したときに浮いてこなければ、ちゃんと流れたと思いがちですが、配管の曲がっているところなどで詰まることもあり、こうなってしまうとハンガーで取り除くことは不可能です。
3. 詰まりの原因が尿石の場合
尿石が原因の詰まりもあまり多くはありませんが、硬く蓄積してしまう上に、他のごみがくっついて配管がせまくなることもあります。これもハンガーで対応できるものではないので、尿石除去剤などを使って対応するようにしましょう。
ここからは、ハンガー以外にもトイレ詰まりを直す目的で使えるものをご紹介していきます。
1. お湯(45度程度)とバケツ
あらかじめ汚水を汲みだしておき、そこにお湯をゆっくりと入れて放置することで、軽いペーパー詰まりなどが原因であれば、ふやけて柔らかくなるので水が流れるようになります。
2. 重曹とお酢、または洗剤とお湯
こちらも重曹やお酢、洗剤などの効果を利用して、軽いペーパー詰まりなどが原因のトラブルを解消することができます。どちらの方法もお湯を熱湯にしてしまうとトイレの便器が割れてしまうので、絶対に熱湯は使わないようにしましょう。
3. ペットボトルまたはビニール袋
このふたつはラバーカップの代用品として使うことが可能なグッズですが、直している途中で手が汚れてしまうので、ゴムやビニールの手袋をしておいたほうがいいでしょう。ラバーカップの代用品なので、小さなおもちゃなどにも対応できることもありますが、詰まりが起きている部分が排水管の奥などの場合は、これらのグッズでは対応しきれないので、業者に依頼する必要があります。
今回ご紹介した針金ハンガーや、お湯、洗剤などで詰まりを解消できることもありますが、まずは「詰まりの原因」が何なのかをしっかりと把握する必要があります。
もし原因が水に流れないものである場合、それをわかっていないままハンガーなどで直そうとしてしまうと、直らないどころか詰まりの原因となっているものがハンガーによってさらに奥へと追いやられてしまい、トイレが故障してしまうこともあります。
こういった場合は、業者に依頼して直してもらう場合でもかかる費用に大きな差が出てきてしまうので、詰まったからといってむやみに直そうとせずに、しっかりとした原因究明と、その上での対策が必要になることを理解しておきましょう。