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床暖房の故障症状とは?温まらない・異音の原因と修理費用の目安

公開日:2026.2.12
床暖房の故障症状とは?温まらない・異音の原因と修理費用の目安

冬になると欠かせない床暖房ですが、「最近なかなか温まらない」「運転中に異音がする」などの変化に気づき、不安を感じている方も多いのではないでしょうか。足元が暖まらないだけでも生活の快適さは大きく損なわれます。

床下に設置されている設備のため原因が見えにくく、給湯器なのか配管なのか、それともヒーター部分なのか判断しにくい点も迷いやすい理由です。どこまで自分で確認できるのか、修理を依頼すべきタイミングはいつなのか悩む場面も少なくありません。

この記事では、床暖房の暖まりにくい・異音がするなどのトラブルを中心に、主な原因と確認方法、修理や交換の目安を整理します。今の状態が放置してよい段階なのか、それとも早めに点検を依頼すべきかを判断する材料としてお役立てください。

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1.まずは知っておこう、床暖房の種類

「温水式」と「電気式」

床暖房の工事中の写真

床暖房は一見すると同じように見えますが、内部の仕組みには大きな違いがあります。大きく「温水式」と「電気式」に分かれるため、まずは自宅の床暖房がどちらのタイプか把握しておくことが重要です。

■温水式床暖房
温水式床暖房は、ガスや電気で温めたお湯を床下の配管に循環させ、その熱で床全体を暖める仕組みです。戸建てやマンションで広く採用されており、リビング・ダイニングなど広い空間でもムラが出にくい点が特徴です。
床表面がじんわり暖まるため、風が出る暖房と比べて乾燥しにくく、ホコリが舞いにくいと感じる方もいます。一方で、熱源機や循環ポンプ、配管など複数の設備で成り立っているため、故障の原因が部品の経年劣化にあるケースもあります。

■電気式床暖房
電気式床暖房は、床下に設置された電熱線やヒーターに通電し、直接床を暖める方式です。構造が比較的シンプルで、トイレや洗面所など限られた範囲に設置されることが多く、立ち上がりが早い点が特徴です。
ただし、使用面積が広いほど電気代がかさみやすく、長時間の連続使用に向かない場合もあります。また、断線などの不具合が起きると、床材を剥がす工事が必要になることがあります。

■種類によって故障の考え方は異なる
床暖房は種類によって仕組みやトラブルの起こり方が異なります。そのため「温まらない」「音がする」といった同じ症状でも、原因や対応方法は変わってきます。
床暖房のタイプが違うと、故障の原因と必要な修理が変わるため、まずは方式の確認が重要です

ここからは、戸建て・マンションで採用例が多い温水式床暖房に焦点を当て、故障の症状や対応方法、修理費用の目安について解説していきます。

2.床暖房が故障した際の症状

温まりにくい、異音がするなど

床の冷えを感じている足元の写真

床暖房の不具合は、突然まったく使えなくなるだけでなく、「何となくおかしい」と感じる小さな変化から始まることもあります。特に温水式は設備が床下にあるため、変化に気づきにくく、対応が遅れやすい傾向があります。

■床が以前より温まりにくい
よく見られる変化が、「床が十分に暖まらない」「暖まるまでに時間がかかる」といった状態です。設定温度を上げても床がぬるいままの場合は、温水がうまく循環していない可能性があります。
設定温度を上げても暖まりにくい場合は、循環ポンプや熱源機の不具合が原因である可能性があります。ポンプの劣化、配管内の空気混入、熱源機の能力低下などが主な要因です。

■床暖房の運転中に異音がする
運転中にこれまで聞こえなかった音がする場合も注意が必要です。温水式では、循環ポンプや熱源機の内部部品が摩耗すると、振動音や作動音が大きくなることがあります。
異音が継続している場合は、内部部品の劣化が進んでいる可能性があります。一時的な音であれば様子を見ることもありますが、音が強くなっている場合は点検を検討しましょう。

■一部の部屋が暖まらない
複数の部屋に設置している場合、「リビングは暖かいのに隣の部屋は冷たい」といった症状が出ることがあります。これは特定の回路だけ温水が流れていない可能性があります。
一部の部屋だけ暖まらない場合は、回路やバルブの不具合が原因である可能性があります。放置すると他の系統にも影響する場合があるため、早めの確認が必要です。

■リモコンにエラー表示が出る
リモコンにエラーコードや警告表示が出る場合は、機器側が異常を検知している状態です。
エラー表示が出ている場合は、内部で異常が発生しているサインです。リセットで解消することもありますが、多くは点検や修理が必要になります。

3.症状別・床暖房が故障した際の対応

まずは自分で、リモコンの設定や床暖房を使用している環境などをチェック

床暖房のリモコンの写真

床暖房に不調を感じた場合でも、すぐに業者へ連絡する前に確認できるポイントがあります。まずは基本的な項目を一つずつ見直すことが大切です。

■まずはリモコンの設定を確認する
最初に確認したいのがリモコンの設定です。運転モードがオフになっていないか、タイマーによって運転時間が制限されていないか、設定温度が低すぎないかを見直します。
設定がオフや低温になっている場合は、機器の故障ではなく操作設定が原因である可能性があります。エラーコードが表示されている場合は、取扱説明書を確認し、指示に従ってリセット操作を試してみましょう。

■使用環境や運転条件を見直す
設定に問題がない場合は、使用環境を確認します。長時間の換気や断熱性能の低下によって、暖まりにくく感じることがあります。この場合、設備自体は正常なこともあります。
厚手のラグや家具で床を覆っている場合は、熱がこもり温度ムラが起きる原因になります。床面を広く覆っていないかを確認し、必要に応じて配置を見直しましょう。

4.床暖房の耐用年数と修理費用の目安

床暖房の寿命は30年、パーツ交換は10年が目安

床暖房の修理・メンテナンスのイメージ画像

床暖房に不具合が生じたとき、「修理で済むのか」「交換を検討すべきか」を判断するには、設備の耐用年数と費用の目安を把握することが重要です。

■温水式床暖房の耐用年数
温水式は、床下に敷設された配管の耐用年数が比較的長く、一般的には30年程度が目安とされています。一方で、温水をつくる熱源機や循環ポンプ、制御基板などの機器類は、使用状況にもよりますが10年前後で不具合が出やすくなります。
設置から10年以上経過して暖まりにくい場合は、熱源機やポンプの劣化が原因である可能性があります。どの部品がどれだけ使用されているかを分けて考えることが大切です。

■修理費用は故障箇所で大きく変わる
修理費用は、故障箇所によって大きく異なります。リモコンやセンサーの交換であれば数万円程度で済むこともありますが、循環ポンプや熱源機の交換となると10万円以上かかることがあります。
床下配管に不具合がある場合は、床材を剥がす工事が必要になり高額になりやすい点にも注意が必要です。

■修理か交換かを判断するポイント
使用年数が浅く、不具合が一部の部品に限られている場合は、修理で対応できる可能性があります。一方で、設置から15年以上経過し、複数の症状が同時に出ている場合は、今後の修理費用も見据えて更新を検討する段階です。
不具合が重なっている場合は、修理を繰り返すより交換を視野に入れる判断が必要です

5.床暖房を長く使うには定期的な点検・メンテナンス・修理が必要

相見積もりでリフォーム業者を選ぼう

住宅の温水式床暖房設備の工事 点検 メンテナンス イメージ写真

床暖房は、一度設置すると日常的に目にする機会が少ない設備です。そのため、不具合が表面化した時点で劣化が進んでいるケースもあります。温水式を長く安全に使うためには、故障後の対応だけでなく、日頃からの点検を意識することが重要です。

■定期点検が床暖房の寿命を左右する
温水式は、循環ポンプや熱源機などの機械部品を常に動かしています。これらは異音や暖まりにくさが出てから対処するよりも、定期点検で状態を把握しておく方が大きな故障を防ぎやすくなります。
異音や暖まりにくさが出る前に点検を受けることが、大きな故障を防ぐポイントです。早い段階で劣化に気づければ、部品交換だけで済み、床を剥がす工事を避けられる場合もあります。

■修理やリフォームは相見積もりで判断する
修理や更新を検討する際は、1社だけで決めず、複数の業者から見積もりを取ることが大切です。床暖房の工事は専門性が高く、業者によって提案内容や工事範囲、費用に差が出ることがあります。
見積内容に差がある場合は、工事範囲や交換部品の違いが原因である可能性があります。費用だけでなく、説明の分かりやすさや対応の姿勢も含めて比較することが重要です。

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