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畳を交換しないとどうなる?寿命の目安や張り替え費用、安く交換する方法を解説

公開日:2026.3.13
畳を交換しないとどうなる?寿命の目安や張り替え費用、安く交換する方法を解説

畳が傷んできているものの、「交換するのは面倒」「費用がかかりそう」と感じて、そのまま使い続けている方もいるのではないでしょうか。見た目の劣化だけであれば、まだ使えるのではないかと迷うことも少なくありません。

しかし、畳は長期間交換せずに使い続けると、見た目の問題だけでなく住環境にも影響が出る可能性があります。傷み具合や使用年数によっては、衛生面や住み心地にも関わるため、交換の判断が難しいと感じる方も多いでしょう。

この記事では、畳を交換しないまま使い続けると、住まいにどのような影響が出るのかを分かりやすく解説します。また、費用を抑えて畳を交換する方法についても紹介するので、交換を検討する際の参考にしてください。

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1.畳を交換しないと害虫が住みつく場合も

古い畳はアレルギー症状の原因にもなる

アレルギーでくしゃみをする女性の写真

畳は「い草」と呼ばれる植物の茎を乾燥させて作られており、自然素材ならではの調湿性や弾力が特徴です。一般的に畳の寿命は約10年といわれていますが、敷かれている部屋の環境や日頃のお手入れの状況によって、実際の使用年数は変わります。

しかし、畳を交換しないまま長期間使い続けると、乾燥や劣化によって表面が傷み、毛羽立ちやささくれが発生しやすくなります。ささくれができた畳は、足や手に刺さって怪我をする原因になることもあるため、子供がいる家庭では特に注意が必要です。

また、畳は空気中の水分を吸収する性質があり、室内の湿度を調整する役割もあります。ただし、換気をしない密閉空間や、畳の上に布団を敷いたままの状態が続くと湿度が高くなり、カビが発生しやすくなります。

さらに、畳を長期間手入れせずに放置すると、ダニの死骸やホコリが溜まり、かゆみや鼻水などのアレルギー症状を引き起こす原因になることがあります。そのため、畳は定期的に掃除や手入れを行うことが大切です。

カビ以外にも、ツメダニやケナガコナダニ、シバンムシ、アリガタバチなどの害虫が古い畳に集まることがあります。これらの害虫は汗や汚れを好み、特にツメダニやアリガタバチは人を刺して強いかゆみを引き起こすことがあります。

シバンムシ自体は人を刺しませんが、その幼虫を餌にするアリガタバチが発生する原因になることがあります。一度害虫が住み着くと畳の内部で増殖することもあるため、害虫の発生を防ぐためにも畳は定期的に交換することが重要です。

2.畳は3種類のパーツで構成されている

パーツ単体で交換することも可能

畳の写真

畳は畳表畳床畳縁の3つのパーツで構成されており、それぞれ耐久性や役割が異なります。畳の劣化の進み方はパーツによって変わるため、状態に応じて表替えや交換を検討することが重要です。

畳表は畳の表面部分で、肌に直接触れる場所です。主にい草で作られており、調湿効果や香りによるリラックス効果、保温性に優れている特徴があります。い草の質や量によって価格が変わり、高品質な畳ほど色合いが鮮やかで見た目も美しくなります。
しかし、畳表はほかのパーツよりも劣化しやすく、汚れや変色、擦れが目立ちやすいため、定期的なメンテナンスが必要です。

畳床は畳の土台となる部分で、畳の弾力や厚みに関わる重要なパーツです。従来は稲わらを重ねて作る藁床が主流でしたが、近年は軽量化や稲わらの生産量減少の影響により、ポリスチレンフォームや木質繊維を使用した畳床も増えています。
これらの素材は藁床よりも軽く、断熱性に優れているのが特徴です。また、使用されている素材の種類によって畳の交換費用も変わる場合があります。

畳縁は畳の側面に縫い付けられている生地で、畳表を補強し、畳同士の隙間を保護する役割があります。以前は絹や麻の糸が使われていましたが、現在は丈夫で価格を抑えやすい化学繊維が多く使用されています。
畳縁の生地は無地のものから細かい柄が入ったものまで種類が豊富で、部屋の雰囲気に合わせて選ぶことができます。

3.畳の交換方法は3種類

「裏返し」「表替え」「新調」の3種類

交換用の新しい畳の写真

畳の交換方法には、裏返し表替え新調の3種類があります。それぞれ作業内容や費用、交換にかかる時間が異なるため、畳の状態に合わせて適切な方法を選ぶことが大切です。

裏返しは、汚れや日焼けが目立ってきた畳を裏返し、反対側のきれいな面を表にする方法です。畳を新しくしてから3〜5年ほど経過した場合に適しており、比較的軽い劣化の段階で行われます。
費用は1畳あたり約4,000円ほどが目安で、作業は1日で完了するケースが多いのが特徴です。ただし、畳の両面に汚れや傷みがある場合は裏返しができません。

表替えは、畳の表面にある畳表と畳縁を新しいものに交換する方法です。畳床はそのまま使用するため、内部構造を活かしたまま見た目を新しくできます。一般的には畳を使用してから4〜8年ほど経過した場合や、裏返しをしてから5年ほど経った場合に行うのが目安です。
費用は畳の種類によって変わりますが、1畳あたり約5,000円〜20,000円程度が相場とされています。作業時間は裏返しと同様に1日程度です。

新調は、畳表、畳縁、畳床のすべてを新しく交換する方法です。畳を10〜15年ほど使用して内部まで傷んでいる場合や、表替えができない状態の畳は新調が必要になります。
費用は1畳あたり約10,000円〜35,000円ほどが目安ですが、素材やグレードによって大きく変わることがあります。施工期間は2〜10日程度かかることがありますが、新しい畳が完成してから入れ替えるため、作業中に部屋の畳がすべてなくなることは基本的にありません。

4.畳の寿命を延ばすには日頃のメンテナンスが大切

風通しが重要

窓を開けて風通しを良くしようとしている女性の写真

定期的にメンテナンスを行うと畳の劣化を抑えやすくなり、長く使える可能性が高くなります。畳は日常的な掃除や湿気対策を行うことで、状態の悪化を防ぎやすくなります。

まず、畳の目にはホコリが溜まりやすいため、こまめに掃除することが大切です。基本は乾拭きで掃除を行い、畳の目に沿って拭き取ると隙間に溜まったホコリや汚れを取り除きやすくなります。
また、新品の畳でも表面に細かな汚れが付着していることがあるため、最初に乾拭きしておくと清潔な状態を保ちやすくなります。

乾拭きだけでは落としにくいホコリやダニを取り除きたい場合は掃除機を使う方法もあります。ただし、掃除機を強く押し付けて動かすと、い草が傷んだり色落ちしたりする原因になります。掃除機をかけるときは力を入れすぎず、ゆっくりと動かすことがポイントです。

さらに、畳を良い状態で保つためには湿気対策も重要です。天気が良い日は窓や扉を開けて換気を行い、室内に湿気が溜まらないようにしましょう。
特に梅雨や冬の時期は湿度が高くなりやすく、カビが発生する原因になります。除湿機やエアコンの除湿機能を使いながら、室内の湿度を調整することが大切です。

時間に余裕がある場合は、畳に風を当てて乾燥させる方法も効果があります。
畳を持ち上げて乾燥させる場合は、直射日光を避けることが重要です。直射日光が当たる場所に置くと変色したり、い草を傷めたりする可能性があります。風通しの良い屋内で立て掛けて陰干しすると、畳を傷めにくくなります。
持ち上げて干すのが難しい場合は、エアコンや扇風機の風を当てるだけでも湿気対策になります。

5.費用を抑えて畳を交換する方法

相見積もりを取るのがおすすめ

業者による畳貼り替えの様子

畳の張り替え費用を抑えるためには、複数の業者から見積もりを取って比較することが重要です。見積もりには畳の料金だけでなく、諸経費や施工内容、アフターサービスの有無などが記載されているため、内容を確認しながら比較すると費用の違いを把握しやすくなります。

1社だけに依頼すると、提示された価格が適正かどうか判断しにくく、相場より高い費用を支払ってしまう可能性があります。複数の会社の見積もりを比較すると、費用の相場だけでなく、それぞれの業者の特徴やサービス内容も見えてきます。

また、畳の本体価格と張り替え作業をまとめたセットプランを用意している業者を選ぶと、費用を抑えられる場合があります。畳の購入先と張り替え工事の依頼先が別の場合、セット割引が適用されず、結果的に費用が高くなることもあるため注意が必要です。

業者へ依頼する際は、依頼する時期も意識しておきましょう。年末年始やお盆の時期は依頼が集中する繁忙期であり、予約が取りにくくなるだけでなく、作業費用が高くなる場合もあります。

そのため、畳の張り替えを依頼する場合は繁忙期を避け、比較的依頼が少ない時期に依頼すると費用を抑えやすくなります。

6.畳を交換しないとどうなるかのまとめ

劣化や衛生面のリスクを防ぐためには定期的な交換が重要

畳は自然素材のい草で作られているため、長期間交換せずに使い続けると劣化が進みやすくなります。表面が傷んで毛羽立ちやささくれが発生すると、足や手に刺さって怪我をする可能性があります。また、湿気が溜まりやすい環境ではカビが発生しやすくなり、ダニや害虫が増える原因になることもあります。

畳は畳表、畳床、畳縁の3つのパーツで構成されており、劣化の状態によって「裏返し」「表替え」「新調」の方法で交換します。使用年数の目安としては、3〜5年で裏返し、4〜8年で表替え、10〜15年で新調が検討されるケースが一般的です。

また、畳を長持ちさせるためには、日頃のメンテナンスも大切です。乾拭きや掃除機でホコリを取り除き、換気や除湿で湿気を溜めないようにすると劣化を防ぎやすくなります。

畳の交換を検討する際は、複数の業者から見積もりを取り、料金や施工内容を比較することが重要です。繁忙期を避けて依頼したり、セットプランを利用したりすることで費用を抑えられる可能性もあります。畳の状態を確認しながら、適切なタイミングで交換するようにしましょう。

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