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畳をフローリングにDIYしたい!手軽な方法からリフォーム業者の相場まで解説

公開日:2023.11.29 更新日:2024.4.22
畳をフローリングにDIYしたい!手軽な方法からリフォーム業者の相場まで解説

畳を掃除がしやすいフローリングにDIYしたいと思う方は多いのではないでしょうか。DIYには畳を撤去する方法と、畳の上から床材を敷く方法の2通りがあり、それぞれにメリット・デメリットがあります。
今回はその違いや業者に任せた時の相場などを解説します。

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1.畳をフローリングにDIYしたい!メリットやデメリットは?

畳を撤去するかしないかで大きく異なる

フローリングにDIYしている写真

お手入れのしやすさから、畳をフローリングにDIYしたいという方は多いのではないでしょうか。

DIYで畳をフローリングにするには2つの方法があります。
1つは畳を撤去せず、その上からマットを敷く方法で、もう1つは畳を撤去して下地・フローリング・巾木をDIYする方法です。
それぞれに以下のようなメリット・デメリットがあるので、選ぶ際の参考にして下さい。

■畳を撤去しない場合
・メリット
畳を撤去する場合に比べて予算をかなり抑えることができます。
また、作業自体もフローリングシートやクッションフロアを敷くだけなので手軽で、サイズ調整もカッターナイフなどでできる場合が多いです。
そして賃貸でも可能なのは大きな魅力となります。

・デメリット
畳の通気性が悪くなり、ダニやカビが発生しやすくなります。
また、マットの厚みでドアが干渉してしまうこともあります。
すき間などの仕上がりやマットの印刷具合によっては安っぽい印象になりがちです。

■畳を撤去した場合
・メリット
畳が丸ごと無くなってしまうので、ダニが発生するリスクを大幅に下げることができます。
また、フローリングの素材は非常にバリエーションがあり、予算を考慮しながら好みの物を選べます。

そしてフローリングを選んだ後、その厚みに合わせて下地を作れば段差も無くなり、仕上がりがきれいです。

・デメリット
多くの材料費が必要で、作業の時間が非常にかかります。業者でも1~2日はかかるので、DIYとなるとさらに工期が延びるでしょう。

また、畳に比べて冬には冷たいと感じることもあるので、必要であれば断熱材を入れましょう。

2.畳をフローリングにDIYするために必要な工具・材料・費用

準備も含めてしっかり計画することが成功のカギ

DIYのイメージ写真

では畳をフローリングにDIYする2つの方法にはどのくらいの準備や予算が必要になるでしょうか。
工具・材料などをご紹介するので、計画を立てる際の参考として下さい。

■畳を撤去しない場合
畳を撤去しない場合は床材のみの金額となるので、予算は約2万円と考えて下さい。
床材の種類も色々あり、クッションフロアは一度に敷けるので手間が少ないです。

フロアタイルは1枚ずつ敷く必要がありますが、サイズ調整はしやすいです。ジョイントマットはクッション性があるので子育て世帯に人気があります。
最近では木目調のカーペットもあるので、ぜひ色々見てみて下さい。

■畳を撤去する場合
・費用
畳を撤去する場合は10~25万円ほどの予算が必要です。工程や床材の種類で費用が異なってくるため、予算を立ててから工法や材料を選ぶのもよいでしょう。

・必要な道具
道具は丸ノコギリ・電動ドライバー・玄翁・サシガネ・ポンチ・メジャー・カッター・木製ハンマーが必須となります。
他にはノコギリやカンナ、のみ、墨つぼがあればよりスムーズに施工できるでしょう。

・必要な材料
下地には断熱材・根太・ベニヤ板が必要で、上に敷くフローリング材と固定用のネジも用意して下さい。

フローリング材については大きく分けて2種類あります。
1つ目は天然木のみで作られた無垢フローリングです。特有の香りと風合いが人気ですが、変形したり傷がつきやすかったりするので、手入れが必要となります。

2つ目は合板で作られた複合フローリングです。無垢フローリングより安価で、手入れもしやすく、特にオークの人気があります。

3.畳をフローリングにDIYする方法

畳の上に床材を敷くだけなら手軽

フローリング材を敷いている写真

それでは畳をフローリングにDIYする工程を見ていきましょう。

■畳を撤去しない場合
まずは畳をしっかり掃除しましょう。床材を敷く前にダニ防止シートを敷けば、さらにダニの繁殖が抑えられます。
あとは床材を部屋のでっぱり部分等に合わせてカットし、敷くだけで完成です。

■畳を撤去する場合
まずは床の寸法を測り、図面を作成します。その図面を基に下地とフローリングの図面も作成して下さい。
根太・ベニヤ板・断熱材・フローリング材の量が計算できたら材料を揃えましょう。

次にマイナスドライバーなどを差し込み、畳を全て剥がします。
もし木材のでっぱりやボンドのふくらみ等が出てきた場合は、ノコギリやヤスリを利用して整えて下さい。

次は根太をカットして並べ、ビスで固定します。
枠組みができたらその隙間に合わせて断熱材をカットし、はめ込みます。下地の仕上げとしてベニヤ板を敷いてネジで固定して下さい。

・フローリング部分の工程
まずは仮置きして、フローリング材をカットしていきます。
接着剤を下地に塗ったら、少しずつすき間を開けながらフローリング材を一枚ずつ敷きましょう。すき間を開けるのは湿気などで膨張が起きた時のためです。

フローリング材は一枚ずつフロア釘で固定します。ハンマーで斜め45度に打ち込むのですが、必ず下穴を開けるようにして下さい。
最後の列は2枚を山形にして一気にはめ込むとよいでしょう。

最後にシーリング材を部屋のふちに流し込めば完成です。

4.自分で畳をフローリングにDIYした場合と事業者に依頼した場合の比較

仕上がりとかかった費用は切っても切り離せない

疑問を感じている女性の写真

ここまで畳をフローリングにDIYする方法を見てきました。
畳を撤去する場合はかなりの労力を必要とするため、事業者に任せることもひとつの手です。
DIYと事業者リフォームの比較ポイントをご紹介するので参考にしてみて下さい。

・費用
DIYの方が格段に安いです。専門事業者に依頼する場合の約半額で施工可能です。

・フローリング材のバリエーション
DIYの方が選べる範囲が広いです。専門事業者だと指定された数パターンの中から選ぶことになることが多いでしょう。

・時間
専門事業者だと数日で作業は終わりますが、DIYだとかなりの時間が必要となります。DIYの途中だとその部屋は使用できないと考えた方がよいでしょう。

・仕上がり
専門事業者はプロなのでもちろんDIYよりきれいな仕上がりとなります。また、下地が痛んでいた場合の補修等も可能なので安心です。
DIYだと後で床が剥がれてきたり、歩くときしむ音がしたりすることがあります。アフターケアをお願いできるのも専門事業者に依頼する大きな魅力でしょう。

・ゴミの処理
DIYだと不要となった畳は自分で処分しなければなりません。
また、DIY中に出たゴミは産業廃棄物扱いとなることがあるので注意が必要です。産業廃棄物は家庭ゴミに出すことができないので、自分で取り扱い事業者を探すことになります。

5.畳をフローリングにDIYする前にまずは事業者の見積もりをとってから考えるのもあり

見積もり時に確認するポイントを押さえよう

床の点検を行う事業者の写真

畳をフローリングにDIYするか、事業者に依頼するか迷った時には、まず見積もりをとってみましょう。
その際にポイントとなるいくつかの点についてご紹介します。

・相場
あらかじめ相場を確認してから、複数の事業者の見積もりを取ってください。使用するフローリング材にもよりますが、8畳の場合は約35万円が指標です。

・工期
和室をリビングや寝室として使用していた場合、施工中は使えなくなります。仕上がりまでに何日かかるのか必ず確認しましょう。
少しだけ値段が高くても、工期が格段に短い場合はそちらを選ぶのもひとつの手です。

・畳の撤去費用
見積もりには畳の撤去費用が入っていないことがあります。必ず撤去費用込みでいくらになるのかを確認して下さい。

・フローリング以外のリフォーム
業者によってはフローリングのリフォームに併せて内装を変えることも可能です。
例えば、ドアを開き戸に変える・ふすまを引き戸にする・壁紙を変えるなどです。ふすまは紙が貼ってあるので、クローゼットにしてしまえば掃除も楽になります。

また、床暖房を導入したりできる場合もあるので、この機会に見積もってもらうのがおすすめです。

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