悪質なエアコンクリーニング業者の特徴は？騙されないためのポイントをご紹介

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1.悪質なエアコンクリーニング業者のトラブル例

クリーニング後にエアコンが故障したという事例も

悪質なエアコンクリーニング業者によるトラブルの例には、以下のようなものがあります。

①いい加減な作業を行う
悪質な業者は、エアコンの外部やフィルターのみを掃除し、内部の汚れやカビを無視することがあります。このような表面的な掃除のみですと、冷房効率は改善されません。
また、内部の洗浄が不十分だと、エアコンから不快な臭いが発生したり、アレルギー症状を引き起こしたりといったリスクがあります。

②知識のないまま作業をしてエアコンを故障させる
技術力の低い業者は、エアコンの精密な内部構造に無理解なまま作業を行い、誤って部品を破損させることがあります。
例えば、ファンや配管の破損、センサーの誤作動などが挙げられます。これにより、エアコンの運転が不安定になったり、完全に故障してしまうケースもあります。

③ 高額な費用を請求してくる
作業前に十分な説明をせず、作業後に「これは追加作業が必要です」などと言われて高額な請求を受けることがあります。例えば、標準のクリーニング料金に加えて、「カビ取り作業」や「消臭作業」などの名目で高額な追加料金を請求される場合です。

また、実際には必要のない部品交換や高価な洗浄剤の使用を勧めてきて、それに対する高額な料金を請求してくることがあります。これには、「特殊なコーティングが必要」や「エアコンの内部全体を分解して洗浄する必要がある」といった、過剰なサービスの提案が含まれます。

④契約内容を守らない
業者が契約時に約束した作業内容を実施しないケースがあります。例えば、「エアコンの全体的なクリーニング」を契約していたにもかかわらず、フィルターのみの簡易清掃で済ませるといった事例です。また、契約書に記載されていた作業範囲を勝手に変更したり、約束した作業時間を大幅に短縮することもあります。

また、作業後の不具合や質問に対して、業者に連絡が取れなくなることがあります。特に、作業後に問題が発生した場合に、アフターサービスが全く提供されないことがあり、消費者が不利益を被ることになります。

そのほか、契約時に保証内容やアフターサービスの詳細を明確にせず、曖昧な表現で契約を結んでくる業者も存在します。これにより、問題が発生した際に顧客が保障を受けられないリスクがあります。

2.悪質なエアコンクリーニング業者の見分け方

料金が相場より安い業者は要注意

悪質なエアコンクリーニング業者を見分けるためには、いくつかのポイントに注意することが重要です。以下は、業者を選ぶ際に確認すべき主な点です。

1. 料金の透明性
信頼できる業者は、ウェブサイトや見積もり書に料金を明確に記載しています。料金の内訳が不明瞭であったり、「見積もり後に追加料金が発生する可能性がある」と記載されている場合は注意が必要です。

また、相場よりも極端に安い価格を提示する業者も疑わしいです。安価な料金に惹かれがちですが、その後に高額な追加料金が発生することがあるため、注意が必要です。

エアコンクリーニングの相場は、通常の壁掛けエアコンの場合1台8,000〜12,000円程度、自動おそうじ付きで16,000〜22,000円程度です。
大手のクリーニング業者の場合料金設定はやや高めで、個人業者の場合はやや低めの料金設定になっています。業者によって異なる作業料金ですが、相場よりも安すぎる業者には注意しましょう。

また、悪質な業者でなくても、開業したてなどのまだ経験の少ない業者は価格を安くする傾向があります。安いほうがいいと思う方もいますが、安くても汚れがしっかりと落ちなければ意味がありません。

2. 契約内容の確認
契約書が用意されていない、または内容が不明瞭な業者は避けるべきです。信頼できる業者は、作業内容、料金、保証期間などを明確に記載した契約書を提供します。

また、契約内容をしっかり説明してくれるかどうかも重要なポイントです。業者が説明を嫌がったり、急かすような態度を取る場合は注意が必要です。

3. 評判と口コミ
業者選びの際に過去の利用者からの口コミやレビューを確認することは重要です。インターネット上での評価をチェックし、特に悪い評価が目立つ場合や、特定の問題が繰り返し報告されている場合は避けるべきです。
ただし、すべてのレビューが完璧に良い場合も注意が必要です。過度に良いレビューが多い場合は、偽のレビューの可能性もあります。

また、長年の実績や経験がある業者は、比較的信頼性が高いと考えられます。会社の設立年や過去の実績、認定資格の有無などを確認しましょう。

4. 連絡の取りやすさ
信頼できる業者は、しっかりとした連絡先を持ち、問い合わせに迅速に対応します。電話番号やメールアドレスが公開されており、問い合わせへの対応が丁寧かどうかもチェックポイントです。
また、アフターサポートの体制が整っているかどうかも重要です。

5. 作業内容の説明と提案
作業内容の具体的な説明
信頼できる業者は、作業前に具体的な作業内容を説明し、必要な場合はどのような追加作業が必要かを詳細に説明します。作業のメリットや必要性を理解させようとする姿勢がある業者は信頼性が高いです。一方で、作業内容の説明が不十分であったり、「やってみないとわからない」といった曖昧な回答をする業者は警戒が必要です。

6. 認定や保証
業界団体や公的機関の認定を受けている業者は、一定の基準を満たしている可能性が高いです。
また、作業に対する保証や保険が提供されているかも確認しましょう。万が一のトラブルに対して保険が適用される場合、安心して依頼することができます。

これらのポイントを踏まえ、慎重に業者を選ぶことで、悪質なエアコンクリーニング業者によるトラブルを避けることができます。信頼できる業者を見つけるためには、事前のリサーチと確認が欠かせません。

3.エアコンクリーニング作業の流れを知っておこう

正しい知識を身につけて悪質な業者を見分ける

悪質な業者を見分けるには、エアコンクリーニングに関する正しい知識を身に着けておく必要があります。
そのためにも、エアコンクリーニングの流れを確認しておきましょう。

▼エアコンクリーニングの主な流れ
1.作業工程・エアコンの動作確認
2.スペース周辺の養生
3.エアコンの分解
4.エアコンの洗浄
5.各パーツの洗浄
6.エアコンの組み立て
7.養生撤去・動作確認

エアコンのクリーニングを行う際には、まず作業工程や動作の確認を行います。
基本的には、最初と最後の動作確認は立会いで行うのが主流です。トラブルにならないためにも、動作確認は必ず立ち合いをしてください。

また、エアコンの洗浄には高圧洗浄機などを使用するため、周りに水や汚れが飛び散ってしまう場合があります。
優良なエアコンクリーニング業者なら、養生をしっかりと行い、壁や床の傷や汚れを防いでくれるでしょう。

エアコンの分解や洗浄、組み立て直すのに1〜2時間ほどの時間がかかります。
あまりにも作業時間が短い場合、しっかりと洗浄できていない可能性もあるので注意が必要です。

見積もりや作業工程を聞く段階で、どれくらいの時間がかかるか確認してみるのも良いでしょう。業者によっては、ホームページで作業工程の流れを解説している場合があります。写真付きで解説しているところなら、より理解がしやすく安心して依頼ができます。

4.悪質なエアコンクリーニング業者を避けるためにも複数の業者に見積もりを

費用やサービス内容を比較することが重要

悪質なエアコンクリーニング業者を選ばないようにするためにも、相見積もりは非常に重要です。相見積もりを取ることには以下のようなメリットがあります。

1. 適正価格の確認
相見積もりを取ることで、複数の業者からの価格を比較することができます。これにより、市場の相場価格を把握し、過剰に高い料金を請求されるリスクを避けることができます。

また、前述のとおり、極端に低い価格を提示する業者も注意が必要で、価格だけでなくサービス内容や品質の確認が必要です。

2. サービス内容の比較
業者ごとに提供するサービス内容や作業範囲が異なる場合があるので、相見積もりを通じて、各業者がどのような作業を行い、どのような保証を提供しているのかを詳細に比較することができます。
これにより、自分のニーズに最も合ったサービスを選ぶことができます。

3. 信頼性の評価
相見積もりの過程で、業者の対応や説明の丁寧さを確認することができます。問い合わせに対する応答の速さや、詳細な質問に対する対応の質も、業者の信頼性を判断する要素となります。

4. 交渉材料の提供
複数の見積もりを比較することで、価格交渉の材料として使用することができます。例えば、ある業者が他の業者よりも高額な見積もりを出した場合、その旨を伝えて交渉することで、値引きや追加サービスを得られる可能性があります。

5. 最良の選択のための情報収集
エアコンクリーニングに限らず、サービスを受ける際には複数の選択肢を検討することが重要です。相見積もりを通じて、各業者の強みや弱みを把握し、最も信頼できる業者を選ぶための情報を集めることができます。

相見積もりを取る際は、各業者に対して同じ条件や要件を提示することが重要です。そうすることで、各業者の見積もりが直接比較しやすくなり、判断がしやすくなります。
最終的に、価格だけでなく、提供されるサービスの質や業者の信頼性を総合的に考慮して選択することが大切です。

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