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AndroidからiPhoneにデータ移行はできない?移行方法と注意点について解説

公開日:2023.2.15 更新日:2024.4.18
AndroidからiPhoneにデータ移行はできない?移行方法と注意点について解説

AndroidのスマホからiPhoneに機種変更したいときに気になるのはデータの移行が出来るのかどうかや方法、移行できないものがあるかどうかだと思います。

この記事ではこれらについて解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。

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1.AndroidからiPhoneへ移行できないもの

一部のアプリや電子マネー残高など、移行できないものある

スマートフォンと電子マネーの写真

AndroidとiPhoneはOSが異なることから、機種変更の際に移行できるものと移行できないものが存在します。
AndroidからiPhoneへ切り替える際に移行できない代表的なものは以下になります。

①LINEの一部のデータやLINE関連サービスにおける専用の仮想的な通貨
LINEの一部のトーク履歴や通知音の設定、トークルームごとの通知設定等は異なるOS間での引継ぎができません。
LINEアプリ内で課金を行い購入したLINEコインや、LINE Outのコールクレジット、LINEマンガやLINE MUSICといったLINE連動アプリ内の通貨はも同様です。そのため、残高があるようでしたら移行前に使い切るようにしましょう。

②一部の電子マネーの残高
AndroidからiPhoneへ移行できない代表的な電子マネーは「モバイルWAON」や「楽天Edyアプリ」です。(2023年2月現在)
これらはAndroid専用のアプリであることから、残高およびアカウントをiPhoneに引き継ぐことができません。

ただし、Apple Payに対応しているモバイルSuicaやモバイルPASMO等の電子マネーは、アプリ内の所定の手順を踏むことで、残高を引き継ぐことが可能です。

事前に自分が使用している電子マネーの一覧を洗い出して残高の引継ぎの可否を確認し、できないようであれば残高を消費してからAndroidからiPhoneへ移行するようにしましょう。

③AndroidにあってiPhoneにないアプリ
アプリの中には、Androidでしか利用できないものが存在します。そういった独自のアプリはiPhoneに対応していないため、移行することができません。

④有料アプリ
有料アプリを購入時する際、原則としてAndroidであればGoogleアカウント、iPhoneであればApple IDに紐づいて支払いが行われます。
そのため、その有料アプリに紐づくアカウントが異なってしまうことから、Androidで購入したものをiPhoneで引き継ぐことはできなくなっています。

ただし、アプリ内の課金に関しては、「ゲームの専用アカウント」に紐づいている場合があるので、その場合ですと、データや課金アイテムなどを引き継ぐことができる可能性があるので、各アプリの運営元に確認してみてください。

2.AndroidからiPhoneへ移行できるもの

連絡先や写真など、基本的なデータはアプリを使えば簡単に移行できる!

スマホのデータ移行の絵

Apple社ではデータ移行がしやすいように、専用のアプリ「iOSに移行」を用意しています。
このアプリでは以下のデータ移行が基本的に可能です。
・連絡先
・カメラで撮影した写真、動画
・Webブラウザのブックマーク
・メッセージ履歴
・カレンダー
・メールアカウント
・共通の無料アプリ など

ただし、機種によってデータ移行ができないものもありますので、注意してください。

また、「iOSに移行」アプリ以外の方法でも、パソコンを使用してiTunesを経由する方法がありますが、ストレージの容量を移行に必要な分だけ確保しなければなりません。
「iOSに移行」のアプリを使用する方法が簡単ですので、先ずはこちらをご紹介いたします。

3.「iOSに移行」アプリの使用方法

「iOSに移行」を使って、AndroidからiPhoneへデータ移行を行う手順をご紹介!

スマホのデータを移行している写真

「iOSに移行」のアプリを使ってデータを移行する前に、以下のことを確認しておきましょう。そうすることで、データ移行中に起こるトラブルのリスクを減らすことができます。

■事前確認事項
はじめに、AndroidのスマホでWi-Fi接続が可能な状況にしておきます。
移行には時間がかかる可能性がありますので、AndroidとiPhoneは電源に接続しておくことをおすすめします。

また、Androidから移行させるデータが外付けのSDカードも含めて、iPhoneの容量に収まるかも確認が必要です。
そのほか、Chromeのブックマークを引き継ぐ場合は、AndroidのChromeのバージョンも最新にしておくことも忘れないでください。

以上のことを確認できたら、実際にAndroidからiPhoneへデータを移行する手順をご紹介します。

①Androidで「iOSに移行」のアプリをGoogleストアからダウンロードしてください。

②iPhoneの電源を入れてAndroidに近づけ、画面の案内がはじまったら「手動で設定」から進んでください。
「Appとデータ」の画面が表示されたら、「Android からデータを移行」へと進んでください。

③Androidで先ほどダウンロードした「iOSに移行」のアプリを開いてください。
iPhone側で「Android から移行」の画面が表示されたら「続ける」で進んで、コードが表示されるのを待ちます。
コードが表示されたら、Androidに表示されたコードを入力します。

④iPhoneの画面に「データを転送」が表示されたら、Android端末の画面で移行したいデータにチェックを入れ、「次へ」で進むとデータの移行がはじまります。

⑤データ移行の完了後はApple ID等の画面案内に沿ってiPhoneの設定をします。「ようこそiPhoneへ」画面が出て進むと、データ移行が完了です。

4.「iOSに移行」アプリでエラーがでたらどうする?

移行時にでるエラーと対処方法を解説!

エラーがでて困っている女性の写真

■「iOSに移行」アプリで移行に時間がかかる。
データの容量によりますが、場合によっては時間かかることもあります。
AndroidとiPhoneが電源に接続されているようでしたら、しばらく放置して様子を見ましょう。

■「iOSに移行」を使用中にWi-Fiが切れる
データの移行時には強力で安定したWi-Fi接続が必要です。Wi-Fiの接続が不安定な場合は、一旦接続を無効⇒有効にしてみましょう。
また、モバイルデータ通信が可能なAndroidであれば機内モードに変更しましょう。

■「Move to iOSはデバイスと通信できませんでした」のエラーがでる
この場合は、以下の対策法を試してみてください。
・AndroidとiPhoneの両方を再起動します。
・両方のOSが最新ものになっているか確認して最新版ではなければ更新します。
・Android端末でモバイルデータ通信をオフに切り替えてから、データ転送をもう一度実行します。

そのほか、Androidが確実にWi-Fi接続になるように機内モードにもしてみましょう。機内モードにすることで、他のネットワーク接続が「iOSに移行」の機能を妨げることを阻止できます。

ただし、残念ですが「iOSに移行」の問題を解決できない場合があります。この場合は他の移行方法での移行を検討しましょう。
他のデータの移行方法については次項を参照ください。

5.「iOSに移行」アプリ以外の移行方法は?

PC利用者なら「iTunes」がおすすめ!

PCでデータ移行をする写真

・iTunes
パソコンがご用意いただける方で、パソコンにもデータを保存したい方は「iTunes」がおすすめです。
写真、動画、音楽等のデータを移行できて、パソコンからも使用可能になります。Macですと標準でiTunesが入っています。

以下ではWindowsの場合の方法をご説明します。
①iTunesを事前にダウンロードしてください。
②AndroidとパソコンをUSBコードでつなぎます。
③データのアクセス権を許可するとパソコンにAndroidのデータが取りこまれます。
④移行したいデータを選択します。
⑤余計なデータを移行しない為に「「iPod、iPhone、およびiPadを自動的に同期しない」にチェックを入れておきます。
⑥最後にiPhoneをパソコンにつないで、移行したいデータを取りこみして完了です。

・キャリア毎の移行サービス
ご使用中のスマホがdocomo、au、ソフトバンクの3キャリアであれば、各社でデータ移行のアプリを出していますので、ご契約中の方はそのアプリが使用できます。

docomo:ドコモデータコピー
au:データお預かりアプリ
ソフトバンク:Yahoo!かんたんデータコピー

各アプリともAndroid、iPhone両方にアプリのインストールが必要です。詳しい使用方法はご契約中のキャリアに確認してみましょう。

6.アプリ内データの移行方法

各アプリで引継ぎ設定を行う必要がある

移行されたスマホのデータの写真

「iOSに移行」アプリを使用しても、ゲームなどのアプリ内のデータは一括で移行することはできないので、個別で引継ぎ作業を行う必要があります。

ほとんどの場合、あらかじめAndroid側で発行しておいた引継ぎコードをiPhone側で入力することで、データの移行が完了します。
ただしアプリによっては引継ぎ方法が異なるため、大事なアプリに関しては機種変更を行なう前にきちんと確認しておきましょう。

最近では日ごろの連絡手段がLINEメインの方も多いかと思いますが、LINEは個別に引継ぎを行っておかないと、連絡先や課金スタンプ等が消失してしまいます。
そういったことにならないためにも、事前に引継ぎ方法を確認しておきましょう。

・以前の端末が手元にある場合のLINEを引き継ぐ方法(LINE公式)
・「かんたん引継ぎQRコード」でLINEアカウントを引き継ぐ(LINE公式)
※以前まで異なるOS間のLINEのトーク履歴はすべて移行不可能でしたが、新機能の「かんたん引継ぎQRコード」を利用することで、直近14日分までの履歴を引き継ぐことができるようになりました。

7.データ移行を自分で行うのが不安な場合は?

データ移行作業が不安な方は契約中のキャリアやスマホ修理専門業者に相談しよう!

スマホの修理専門事業者の写真

まずはご契約中のキャリアに相談することをおすすめします。また、各キャリアのサポートサイトもあわせて確認してみてください。

キャリア以外ですとスマホの修理専門業者に相談するのがおすすめです。
スマホ専門修理業者ではAndroidからiPhoneへのデータ移行に対応している業者もいます。業者によっては各種設定やアプリのデータ引継ぎまで対応している場合もありますので、是非検討してみてください。

監修

株式会社スマホスピタル

2016年3月1日創業以来、爆発的に普及したiPhone・スマホのトラブル・故障の修理・相談窓口としてわずか3年で全国80店舗へ拡大。
画面割れや液晶漏れ、バッテリーの交換や充電口トラブル、水没復旧など様々な依頼を受けていくうちに、修理実績は150万台を突破。(2023年1月現在)
2019年3月より上場企業「日本PCサービス株式会社」のグループとなり「家中の機器をワンストップでサポートする企業」を目指し日々取り組んでいる。
現在ではスマホだけではなくiPadなどのタブレット端末やSwitchやプレイステーションといったゲーム機の依頼も受け付けている。メーカー問わず相談できると定評のある、信頼と安心の『スマホスピタル』です。
<資格・著書・受賞歴など>

総務省登録修理業者(2017/9/15)

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