着物買取の持ち込みはどこがいい?店舗の選び方や査定の流れを解説
公開日:2026.10.7
「着物を処分したいけれど、持ち込み買取はどこに依頼すればいいのか、査定額が思ったより低かったらどうしよう」と悩んでいませんか?
着物の査定額は、種類や作家、産地、保存状態などによって異なります。また、買取事業者によって査定の基準が異なる場合もあるため、売りたい着物に合った持ち込み先を選ぶことが大切です。
この記事では、持ち込み買取に対応している店舗の種類や買取の流れ、メリットやデメリット、買取事業者の選び方を紹介します。査定額を左右するポイントや、持ち込み・出張・宅配買取の違いについても解説します。
着物や帯の数が多い方や、店舗まで運ぶのが難しい方には、自宅で査定を受けられる出張買取という方法もあります。持ち込みとの違いを確認し、負担の少ない買取方法を選ぶ際にお役立てください。
おすすめ事業者へのお電話はこちらからPR
持ち込みに対応している着物の買取事業者
着物を持ち込める店舗にはいくつかの種類があり、査定方法や特徴が異なります。主な持ち込み先は以下の3つです。
それぞれの特徴を、順に紹介していきます。
着物買取店
着物買取専門店は、着物の知識や査定経験を持つ査定員に査定してもらえることが特徴です。着物は作家や産地、保存状態などによって価値が異なるため、さまざまな要素を踏まえた査定が求められます。
着物買取専門店の主な特徴は以下のとおりです。
- 着物の専門知識や査定経験を持つ査定員に依頼できる
- 作家物や産地物なども価値を踏まえて査定してもらえる
- 国内外に幅広い販路を持ち、高価買取が期待できる
専門店のなかには査定実績を公開しているところもあり、作家物や産地物のように価値の見極めが難しい着物でも、実績を確認したうえで依頼できます。
また、着物買取専門店のなかには、持ち込み、出張、宅配など複数の買取方法に対応しているところもあります。持ち込みを考えている場合でも、店舗の場所や着物の量などを踏まえて買取方法を選べます。
リサイクルショップ、古着屋
着物のほか帯や羽織、コート類などの和装品も、買取に対応しているリサイクルショップや古着店ならまとめて持ち込めます。
リサイクルショップ、古着店の主な特徴は以下のとおりです。
- 予約なしで気軽に立ち寄れる店舗が多い
- 着物を重さで査定するケースがある
- 着物専門の査定士が在籍していない場合が多い
ただし、取り扱う品物や買取できる状態などは店舗によって異なります。値段がつかないことや買取できない場合もあるため、売りたい着物が対象となっているか確認してから持ち込みましょう。
質屋
質屋は、着物を売却する「買取」のほか、品物を担保としてお金を借りる「質入れ」を利用できることが特徴です。質入れの場合は、期限内に元金と利息を支払えば、預けた着物を返却してもらえます。
質屋の主な特徴は以下のとおりです。
- 店頭での対面のやり取りが基本で、価格や条件の相談がしやすい
- 買取のほうが質入れよりも査定額が高くなりやすい
- 着物を専門的に扱う知識を持つスタッフは少ない
手放してよい着物なら買取、あとで取り戻す可能性がある着物なら質入れという選び方ができます。
ただし、質屋のなかには着物を取り扱っていない店舗もあります。着物を扱う店舗は限られるため、持ち込む前に取り扱い状況を確認しておきましょう。
着物の持ち込み買取の流れ
着物の持ち込み買取は、売却したい着物を店舗に持参し、その場で査定してもらうのが基本的な流れです。
- 店舗を決めて着物を持ち込む
- 着物を査定してもらう
- 査定額を確認して売却する
持ち込み買取の流れを紹介します。
1.店舗を決めて着物を持ち込む
はじめに、売りたい着物を扱っている店舗を探して持ち込みます。着物を扱っている店舗でも、買取対象なのか、予約の有無や受付時間は異なるため、事前に確認しておきましょう。
買取時は本人確認が必要となるため、運転免許証やマイナンバーカードなどの本人確認書類を準備します。着物が複数ある場合は、無理なく店舗まで運べる量か確認しておくことも大切です。
持ち運びが負担になる場合は、店舗へ持参せず自宅で査定を受けられる出張買取も選択肢になります。
2.着物を査定してもらう
受付が終わると、持ち込んだ着物の査定に入ります。店舗のマニュアルに沿って査定するところもあれば、専門知識を持つ査定員が着物の知識をもとに鑑定するところもあり、査定の体制は店舗によって異なります。
持ち込み買取は、査定が終わるまで店頭で待つのが一般的です。混雑状況によっては数十分から数時間待つ場合もあるため、時間に余裕を持って利用しましょう。
3.査定額を確認して売却する
査定が終わったら、提示された査定額を確認し、売却するかどうかを決めます。査定を受けたからといって、必ずその場で売却する必要はありません。査定額に納得すれば買取を成立させて代金を受け取り、納得できなければ、売却せずに着物を持ち帰ることもできます。
持ち込み買取なら査定員と直接話せるため、気になる点をその場で質問できます。金額そのものだけでなく、なぜその査定額になったのか理由も聞いてみましょう。
売却する場合は、店舗の案内に従って手続きを進め、代金を受け取れば持ち込み買取は完了です。
着物を持ち込みで買取に出すメリット
着物の持ち込み買取は、自分で運ぶ必要がある一方、査定から売却まで店舗で直接やり取りできるのが特徴です。主なメリットは3つあります。
- その場で査定をしてもらえる
- 査定額に納得すればその場で現金を受け取れる
- 査定内容について直接確認できる
メリットを詳しく紹介します。
その場で査定をしてもらえる
持ち込み買取は、売りたい着物を店舗へ持参し、その場で査定を受けられます。着物の枚数が少なく、自分で無理なく運べる場合に利用しやすい方法です。
持ち込み買取には以下のような使いやすさと安心感があります。
- 予約不要の店舗なら、自分の都合に合わせて利用できる
- 店舗によっては、目の前で査定を受けられる
- 即日査定に対応している店舗なら、当日中に結果がわかる
査定員と直接話せるため、着物の状態や査定額について気になる点をその場で質問できます。予約が必要な店舗もあるため、持ち込む前に予約の要否や受付時間を確認しておきましょう。
査定額に納得すればその場で現金を受け取れる
即日現金払いに対応している店舗なら、査定額に納得して売却が成立すると、その場で現金を受け取れます。
現金でのやり取りには、以下のような手軽さがあります。
- すぐに現金が必要なときに向いている
- 入金されたか後日確認する手間がかからない
- 振込先の口座情報が不要
売却から代金の受け取りまで一度に済ませられる点もメリットです。支払方法や支払時期は買取事業者によって異なるため、持ち込む前に確認しておくと安心です。
査定内容について直接確認できる
持ち込み買取では査定員と対面でやり取りできるため、査定内容について気になることをその場で確認できます。
対面でのやり取りには、以下のような自由度があります。
- 査定額に疑問があれば査定士に確認できる
- 査定額に納得できなければ売却を断れる
- 他店の査定額と比較しながら決められる
対面でやり取りできるからこそ、疑問や不安を解消したうえで売却を決められるのも良い点です。
着物を持ち込みで買取に出すデメリット
持ち込み買取は自分の都合に合わせて利用できる一方、着物を自分で運ぶ必要があり、店舗の場所や混雑状況によっては負担がかかります。利用する前に、持ち込みならではのデメリットも把握しておきましょう。
- 店舗まで着物を運ぶ必要がある
- 査定の待ち時間が発生することがある
- 近くに着物を扱う店舗がない場合がある
デメリットを詳しく紹介します。
店舗まで着物を運ぶ必要がある
持ち込み買取では、売りたい着物を自分で店舗まで運ばなければなりません。着物はかさばりやすく、枚数や一緒に持ち込む品によっては持ち運びに手間がかかります。
とくに、以下のような場合は店舗への持ち込みが負担になることがあります。
- 売りたい着物が複数ある
- 帯や和装小物もまとめて売りたい
- 複数の店舗で査定を受けて比較したい
着物の枚数が多いほど持ち運ぶ量も増え、畳み方や持ち運び方によっては型崩れやシワが生じることもあります。雨天時は、水濡れによるシミや生地の傷みにも注意が必要です。
査定の待ち時間が発生することがある
持ち込み買取は、店舗を訪れてもすぐに査定を受けられるとは限りません。混雑状況や持ち込んだ着物の枚数によっては、査定が終わるまで待ち時間が発生します。
とくに時間がかかりやすいのは、以下のようなケースです。
- 店舗が混雑している
- 真贋の確認が必要な着物が含まれている
- 査定に出す着物の枚数が多い
混雑時には査定が終わるまで数十分から数時間かかることもあり、店舗へ行く時間に加えて待ち時間も確保しなければなりません。
想定より査定が長引くケースも考えられるため、仕事や家事の合間など限られた時間での利用は向いていない方法です。
近くに着物を扱う店舗がない場合がある
着物の買取に対応している店舗は、地域によって数が限られています。自宅の近くで持ち込み先が見つからない場合、離れた店舗まで着物を運ばなければなりません。
店舗まで距離があると、以下のような負担が生じます。
- 店舗までの交通費が必要になる
- 着物を持ったまま長距離を移動することになる
- 車もしくは公共交通機関を利用する必要がある
着物を売るためだけに遠方まで出向くとなると、交通費や移動時間も含めて検討が必要です。自宅の近くに持ち込み先がない場合は、店頭で査定を受けるまでの負担が大きくなります。
着物を持ち込むのが難しいなら自宅で査定を受けられる出張買取へ
着物の持ち運びが負担になる場合は、出張買取が選択肢になります。訪問日時の調整と査定への立ち会いは必要ですが、着物を運ぶ手間を省けます。
とくに、以下に当てはまる場合は出張買取がおすすめです。
- 売りたい着物が複数ある
- 帯や和装小物もまとめて査定したい
- 持ち込み店舗まで距離がある
- 近くに着物を扱う専門店がない
相談する際は、売りたい着物の種類や枚数を伝え、買取対象と訪問可能なエリアを確認すると話が進めやすくなります。出張買取の申込前には、査定料・出張料・キャンセル料の有無も確認しておくと安心です。
着物の買取査定額を左右するポイント
着物の査定額は一律ではなく、着物の特徴や状態などによって変わります。査定時に確認する主なポイントは以下の5つです。
- 着物の種類・素材・サイズ
- 作家・産地・ブランド
- 証紙・付属品の有無
- 保存状態
- 事業者による評価の差
査定額を左右するポイントを詳しく紹介します。
着物の種類・素材・サイズ
着物は、種類によって需要や価値が異なるため、同じ状態でも査定額に差が出ることがあります。また、使われている素材や仕立てられたサイズも、査定時に確認されるポイントです。
査定では、以下のような要素が確認されます。
- 振袖や訪問着、留袖などの種類
- 正絹や木綿、ポリエステルなどの素材
- 身丈や裄丈などのサイズ
振袖や留袖のように格の高い着物であっても、種類だけで高額査定が決まるわけではなく、素材やサイズ、保存状態なども含めて総合的に判断されます。絹100%の正絹は高級着物にも多く使われており、高額査定につながりやすい素材です。
関連記事:着物の種類は重要!シーンに合った着物の選び方
作家・産地・ブランド
着物の査定では、作家や産地、ブランドも評価の対象です。希少性や中古市場での需要が高いものほど、査定額に反映されます。
評価につながる代表的な着物には、以下のような特徴があります。
- 著名な作家が手がけた着物
- 大島紬や結城紬など、証紙付きの有名産地の着物
- 伝統工芸品として価値が認められている着物
とくに、人間国宝に認定された作家の着物は、認定数が限られ希少性が高いため、査定額が上がりやすい着物です。
作家や産地、ブランドだけで査定額が決まるわけではなく、保存状態なども含めて総合的に評価されます。
証紙・付属品の有無
証紙は産地や品質などを確認する資料になるため、残っていれば着物と一緒に査定に出しましょう。たとう紙や購入時の箱なども保管している場合は、査定に持参すべきか事前に店舗へ確認できます。
査定前に着物と一緒に保管しているものがないか確認します。
- 仕立て時の残布(端切れ)
- 購入時の保証書
- 購入時の領収書
残っている資料や付属品は処分せず、着物と一緒に保管しておきましょう。すべてがそろっていなくても、着物本体の状態や素材などから査定を受けることは可能です。
保存状態
着物の保存状態は、査定額を左右するポイントのひとつです。長期間保管していると、湿気や日光などの影響で生地が傷んでいることがあります。
査定で確認されるのは、以下です。
ダメージが少なくきれいな状態を保っている着物は査定で評価される一方で、目立つ汚れや傷みがあると査定額が下がる要因になります。
多少のシミや汚れがあっても買取対象になることがあるため、状態が悪いからと処分せず、査定を受けてみてください。
関連記事:着物を高く売るための情報を紹介
事業者による評価の差
買取事業者によって査定額が異なるため、金額だけでなく、着物の買取実績や査定額の説明も確認することが大切です。
金額だけでなく、以下の点も確認しましょう。
- 着物の買取実績を公開しているか
- 査定の説明が丁寧でわかりやすいか
- 査定額の根拠を明確に説明してもらえるか
提示額に疑問がある場合は、評価された点や減額の理由を聞くと、ほかの事業者とも比較しやすくなります。専門的な知識が必要な着物もあるため、作家や産地、素材などを踏まえて査定されているか、説明を聞いて確認しましょう。
着物の持ち込み・出張・宅配買取の違い
着物の買取には、自分で店舗へ持ち込む方法のほか、自宅で査定を受ける方法や着物を発送する方法があります。主な買取方法は以下の3つです。
- 店舗で直接査定を受けたい場合は持ち込み買取
- 店舗への来店、立ち会いが難しい人は宅配買取
- 着物が多い、持ち運びが難しい人は出張買取
それぞれの特徴を紹介していきます。
店舗で直接査定を受けたい場合は持ち込み買取
持ち込み買取は、自分で店舗へ着物を持参して査定を受ける方法です。査定員と対面して取引を進められる一方、店舗まで着物を運ばなければいけません。
外出のついでや空いた時間を利用して店舗へ立ち寄れる点が、宅配・出張買取との違いです。ただし、予約の要否や査定の受付時間は店舗によって異なるため、事前に電話などで確認が必要です。
店舗への来店、立ち会いが難しい人は宅配買取
宅配買取は、売りたい着物を梱包して買取事業者へ送り、査定を受ける方法です。店舗へ出向いたり査定員の訪問に対応したりする必要がない一方、梱包や発送は自分で行います。
決まった時間に店舗へ行くのが難しい場合でも、自分の都合に合わせて発送準備を進められる方法です。ただし、査定結果が出るまでには時間がかかり、発送後すぐに代金を受け取れるわけではありません。
査定から入金までの期間や、キャンセル時の返送料の有無を確認し、時間に余裕を持って利用しましょう。
着物が多い、持ち運びが難しい人は出張買取
出張買取は、査定員が自宅を訪問し、その場で着物を査定する方法です。店舗まで着物を運ぶ必要がなく、宅配買取のように着物を梱包して発送する手間もかかりません。
着物や帯の数が多い方や、持ち運びが負担になる方に利用しやすい方法です。訪問日時の調整や立ち会いは必要ですが、対応エリア内であれば自宅にいながら査定から売却まで完結できます。
事前に電話などで対象エリアを確認し、査定できるスペースを用意しておきましょう。
着物の買取事業者を選ぶポイント
着物を売る際は、買取事業者によって対応している着物や買取方法、手数料などが異なります。買取事業者を選ぶときは、以下の3つを確認しましょう。
- 売りたい着物が買取対象か確認する
- 希望する方法に対応しているか確認する
- 査定料や出張料などの手数料を確認する
買取事業者を選ぶポイントを紹介します。
売りたい着物が買取対象か確認する
買取事業者によって、取り扱っている着物の種類は異なります。売りたい着物が買取対象に含まれているか、申し込み前に確認しておくことが大切です。
買取対象を確認する際は、以下の点をチェックしましょう。
- シミや汚れがある着物も買取対象になっているか
- 古い着物や紋付の着物も取り扱っているか
- ウールや化繊などの素材を取り扱っているか
買取対象外の着物を持ち込むと、店舗まで運んでも査定や買取を断られる可能性があります。出張や宅配の場合も対象品の条件は異なるため、売りたい着物を取り扱っている買取事業者を選びましょう。
希望する方法に対応しているか確認する
買取事業者によって、対応している買取方法は異なります。持ち込み、出張、宅配のすべてに対応しているとは限らないため、希望する方法に対応しているか確認しておきましょう。
買取方法ごとに、以下の点も確認しておくことが大切です。
- 持ち込みができる店舗が近くにあるか
- 宅配買取でキットの発送、返送に対応しているか
- 出張買取の対応エリアに含まれているか
複数の買取方法に対応している買取事業者なら、着物の量や持ち運びの負担に合わせて、利用しやすい方法を選べます。希望する方法を利用できるかわからない場合は、申し込み前に買取事業者へ確認しておきましょう。
査定料や出張料などの手数料を確認する
着物の買取では、買取事業者や利用する買取方法によって、手数料がかかる場合があります。査定自体は無料でも、買取方法やキャンセルのタイミングによって費用が発生することがあります。
申し込み前には、以下のような費用の有無を確認しておきましょう。
査定額だけでなく、査定から売却までにかかる費用も含めて買取事業者を比較することが大切です。あらかじめ費用を把握しておけば、実際に受け取れる金額も踏まえて買取事業者を選べます。
着物を持ち運ぶのが大変なら出張買取を依頼しよう
着物買取の持ち込みは、店舗で直接査定を受けられる一方、着物を自分で運ぶ必要があります。枚数が多い方や店舗への移動が負担になる方にとって、自宅にいながら査定から売却まで完結できる出張買取は選択肢のひとつです。
着物の査定額は、種類や作家、産地、保存状態などによって変わり、買取事業者によっても差が出ます。
売りたい着物が買取対象か、訪問可能なエリアか、手数料がかかるかを確認したうえで、希望する訪問日時を相談してみてください。
おすすめ事業者へのお電話はこちらからPR