1. 着物が高く売れる状態とは?
物が高く売れる状態とは、シミや変色が無いこととカビが発生していないことです
買取業者の査定を高くするためには、できるだけきれいな状態で依頼するしかありません。
極端な例えになりますが、新品が一番高く買い取ってもらえます。逆にどんなに高価な着物や浴衣でも、シミや変色があればマイナス査定になりますし、カビがあれば買い取ってもらえないことも。つまり高値で買い取ってもらえる状態とは、シミや変色がない、カビが生えていない、型崩れしていない、異臭がしない、破れや糸のほつれがない、セットが揃っている、購入時のタグや保証書がある、ことです。
以上の条件をクリアしている数が多いほど高額査定につながります。例外としてひとつ紹介させて頂くのは作家。例えば、それまで無名の職人だった方が賞を獲得された場合は、高額になるケースもあります。
異臭や糸のほつれなどは買取を依頼する前にクリーニングなどできれいな状態に戻すことができます。 しかし、型崩れや重度のシミを直すためには専門業者に依頼するしか方法がありません。仮にきれいな状態になったとしても、修理費用の方が高くつく場合も。そうなっては元も子もありませんので、日頃からメンテナンスをして、常に高く買い取ってもらえる状態にしておくことをおすすめします。
2. 着物を高く売るためのお手入れ方法①
着物を高く売るためのお手入れ方法その①着用後は必ず干してください
まず最初に紹介するお手入れ方法は、すぐにタンスにしまわないことです。例えばコートでしたら、帰宅するとすぐにハンガーに掛け、クローゼットなどに納めますね。着物や浴衣も脱いだ時の開放感から、ついついコートのようにすぐに納めがちですが、絶対に止めて下さい。
着物に付着した皮脂や汚れをそのままにしておくと変色やカビの原因となります。ですので外出先から帰宅したら、乾いた柔らかい布で全体的にホコリを落とし、半衿(はんえり)を外して下さい。
この時にシミがあるようでしたら、早めにクリーニングに出しましょう。太陽の光や強い照明があたらない場所でしばらく干して、着物内の湿気を取り除いてからきちんと畳むか、衣紋掛けに掛けて収納して下さい。バッグや羽織、草履についても同様です。
シワがあればアイロンで伸ばしておいた方が良いのですが、一歩間違えるとアイロンにより癖がついてしまいますし、生地によってはてかりが出てしまう事があります。慣れていない方や自信がない方は、この作業もクリーニング店に依頼して下さい。いずれにしても、すぐに収納してはいけないというのがキーワードですので、少しでも高く買い取ってもらえるように気をつけて下さい。
3. 着物を高く売るためのお手入れ方法②
着物を高く売るためのお手入れ方法その②帯や長襦袢も要チェック
本来、帯や長襦袢と着物は別々のものです。リーズナブルな価格の着物でしたらセットで販売されていますが、高価なものになるほど別々で販売されています。
しかし、買取をしてもらう際に一式揃っていたら査定アップの可能性があります。そこで大切なのが、帯や長襦袢、帯揚げ、帯締めなどのお手入れ方法です。帯や長襦袢は着物を脱いだ直後に軽く叩いてシワを伸ばして下さい。その後は着物と同じように一日かけて陰干しして、変色やシミが無ければタンスにしまいましょう。
帯にシワがあると、ついついアイロンをかけてしまいがちですが、これは絶対にNG。なぜなら、帯には金糸や銀糸が使われているものが多く、熱を加えると変色する可能性があるからです。帯揚げも帯と同様にお手入れして下さい。使用しているうちに型崩れしやすい帯締めをお手入れする時は、アイロンをスチームモードにして軽く押し当てて下さい。
もしもお手入れの最中にシミやシワ、口紅などの化粧品の付着などを確認した時は、自分でお手入れしようとせず、必ず着物専門のクリーニング業者に依頼して下さい。なかでも100万円を超えるような高価な着物でしたら、購入されたお店に相談することをお勧めします。その場で預かってくれることもありますし、技術力のあるクリーニング業者を紹介してくれることもあります。
4. 着物を高く売るためには正しい保管方法で
着物を正しく保管する際に必要になる情報を分かりやすく紹介します
まず、お手入れ方法の箇所で紹介したように、着物を着たあとは、一日陰干しをして繊維内に残っている湿気を取り除きます。着物ハンガーに掛けた状態でクローゼットに収納する場合は、防虫剤だけ気をつけておけばいいのですが、タンスにしまう場合はいくつかの工程がありますので、紹介します。
まずはきちんと折りたたむこと。着物にはシワになりにくいたたみ方があります。購入時の説明書や専門家の動画をみて正しい方法で折りたたんで下さい。
次に必要なのが「たとう紙」です。たとう紙とは着物を包む専用の和紙。吸湿性が優れておりカビを抑制してくれます。
そこまでできたらタンスに収納して下さい。ただし、雨が降っている時にはタンス内の湿気が高くなりますので、絶対にしまわないように。その後は防虫剤を入れる訳ですが、ここでも注意する必要があります。現在ではさまざまな防虫剤が販売されていますが、誤って使用してしまうとシミの原因になることも。着物の保管に防虫剤を使用するときに覚えておいてほしいのが、2種類以上を合わせて使わないこと、引き出しの四隅に置くこと、ピレスロイド系の防虫剤を使用すること、以上の三点です。どうしても保管に化学物質を使いたくないという事でしたら、天然のくすの木で作られた防虫剤もあります。それと半年に一度はタンスから出して虫干しをして下さい。
5. 着物を高く売るための情報まとめ
着物を高く売るためのさまざまな情報のまとめとポイントのおさらい
いろいろな情報をお伝えしてきましたが、最後におさらいも兼ねてポイントをまとめます。
まず着物を高く買い取ってもらうコツとしては、良い状態にしておくことです。それには日頃のお手入れと定期的な虫干し、防虫剤の正しい使用などが大事。
衣類の中でも特に着物は繊細ですので、ちょっとしたことが傷みの原因になったりもしますので、普段から大切にしておきましょう。