本文へ移動

男性の着物はどんなのがある?着物の種類や着用シーンなどをご紹介

公開日:2021.12.10 更新日:2024.4.9
男性の着物はどんなのがある?着物の種類や着用シーンなどをご紹介

最近では女性だけでなく、男性でも正装として着物を着られる方が多いです。そんな着物ですが、場面ごとにふさわしいドレスコードが存在します。それを守らないとマナー違反とみなされるおそれがあります。

そこで今回は男性用の着物の種類やふさわしい着用シーンについて解説していきます。

おすすめ事業者へのお電話はこちらからPR

バイセル

1. 着物の種類①礼装

礼装とは、形式的な式典やかしこまったお祝い事などに着用する着物のことです。中でも第一礼装は最も格式が高い着物です。

黒羽二重五つ紋付を着用した男性の写真

性別を問わず、着物においては紋が入っていることが格の高い礼装である条件とみなされます。男性の場合ですと、黒羽二重五つ紋付がそれに該当します。

なぜ黒が最上位とみなされたのかと、その起源は明治時代にさかのぼります。当時の洋装では黒色が礼服の基本であるとみなされました。そのことから、和装でも黒い服をフォーマルな服装にしようということになりました。

黒羽二重五つ紋付の素材には正絹が使われています。女性の礼装と同様、こちらも背中や両胸元などに5つの紋が入れてあります。一般的に紋の数が多ければ多いほど格が高いという扱いになります。紋の数は着物において重要ですので、念頭に置いておきましょう。

一般的には結婚式における新郎や新郎新婦の父親および親族が着用することになります。また、仲人が着用する場合もあります。

こうした礼装を着用する上ではマナーが存在します。マナー違反をしてしまうと、せっかくの華やかな席が台無しになってしまうため、きちんと理解しておく必要があります。なお、形式的なシチュエーションにおいて着物を着用される場合、足袋および羽織紐は白のものに統一しておきます。

2. 着物の種類②準礼装・略礼装

準礼装や略式装は、友人として披露宴に招待される、形式的ではないパーティーなどに参加される場合に着用します。基本的にかしこまった場所に出席する時の着物となります。

色紋付を着用した男性の写真

これらの席では一つ以上紋が入っている着物を着ることになります。女性の着物でいうところの訪問着や色無地などに相当します。

三つ紋もしくは、背に一つ紋が入っている着物が準礼装となります。ただしそこまで形式的でなければ、羽織の背に縫い紋が一つ付いたものでも問題ありません。

着物の色合いとしては黒以外の色が使用されています。黒に関しては、結婚披露宴では近親者や仲人役の方に限定されます。その他の人が着用されますと、マナーの観点ではふさわしくありません。

使用される織物としては、「紬」→「お召」→「色羽二重(黒以外)」という順に高くなります。ただし、そこまで形式的ではないため、取り合わせに関してはあまり気にする必要はありません。袴に関しては仙台平や無地のお召、紬の袴などを選びます着物の素材と適切に組み合わせることで、落ち着いた雰囲気を出すことができます。

着物に合わせる足袋については白足袋を基本とします。また、半衿も足袋と同じく白にしておくとより礼装らしくすることができます。

3. 着物の種類③外出着・普段着

普段着や外出着は外へ遊びに出掛けたり、ファッションとして着用したりする着物です。夏まつりや花火大会など形式を気にする必要のないイベントに着ていくことができます。

竹林を歩いている着物を着た男性の写真

特に着物を着用する必要はないけれど、試しに着物を着てみたいという方はまずは普段着として着物を着てみてもいいでしょう。普段着として着物を着られるのであれば、着流しでも構いません。礼装や準礼装の時とは異なり、羽織を羽織っておかなくても大丈夫です。また着物の下は長襦袢ではなく、洋服と同じようにTシャツを着用することができます。また形式的な着物ではないため、礼装や準礼装のように紋は必要としません。

足には足袋を穿かずに、外出される際には素足の下に下駄を履くスタイルが基本となります。普段着であっても着物にはサプライズ演出をする役割があります。例えば海外から来られた方をおもてなしする際、着物でお出迎えしたらとても好評だったという事例もあります。

結婚披露宴や形式的なパーティーでは、コーディネートにきちんとしたルールが適用されます。しかし、カジュアルなシチュエーションであれば細かいルールを気にする必要がなくなります。

普段のファッションの要素として着物を取り入れてみてもいいでしょう。

4. 着物に使用される素材

着物に使用される素材で多いのが、絹や綿、麻などの天然素材です。

着物に使用されている布の写真

近年では、ポリエステルのように化学繊維を使用する場合もあります。素材ごとの特徴は次の通りです。

・絹
着物を構成する素材としては最も格が高いと言われ、古くから重宝されてきました。鮮やかな光沢と優しい肌触りが特徴であり、艶やかさや繊細さを表す際に向いています。吸水性や通気性にも優れていて、夏場でも汗を吸収し、気持ち良く着物を着ることができます。その一方で水分には弱く、洗濯がしにくいです。クリーニングは専門店にて対応してもらうことになります。

・綿
植物由来の繊維であり、太い糸にして使用されています。絹のような肌触りの良さに加え、通気性もあります。そのため、浴衣にも使用されています。ただし光沢があまりないため、絹のような図柄を再現するのには向いていません。

・麻
綿以前から重宝されてきた天然繊維であり、麻織物は高級品として献上されたこともあります。耐水性があり、水洗いしやすいのが特徴です。吸水性もしっかりしているので、夏場でも着られます。ただしシワになりやすく、お手入れが面倒になります。

・ポリエステル
石油由来の化学繊維です。吸水性があり、洗濯してもすぐに乾かすことができます。またシワになりにくいという利点もあります。その一方で静電気を帯びやすい性質であるため、毛玉ができやすいという難点があります。

5. 着物に合わせる小物

男性の着物に合わせていくアイテムは次の通りです。

足袋と草履をはいている男性の写真

・帯
男性の着物に使用される帯には角帯と兵児帯があります。角帯とは幅およそ10cm、長さ4m前後の帯のことです。厚みがあり、固く織られているのが特徴です。兵児帯は長さおよそ3.8メートル前後の帯です。角帯とは異なり、柔らかく織られているのが特徴です。

・履物
男性の着物ですと、草履もしくは下駄と合わせます。フォーマルなシーンにおいては草履を、日常のお出掛けなどカジュアルなシーンでは下駄を履きます。

・足袋
履物に合わせるものであり、洋服でいうところの靴下の役割を果たします。礼装や準礼装に合わせる際には必ず白い足袋を着用します。また普段の外出シーンにおいて着用するのであれば、グレーや紺色の足袋を合わせることができます。

・肌着
着物の下には必ず肌着となるものを着用します。そうでないと汗でせっかくの着物が傷んでしまいます。礼装や準礼装の下には肌襦袢を着用します。吸水性が良く、汗をすぐに吸い取ってくれます。ただし普段着として装う場合にはTシャツで代用しても構いません。

・袋物
外出の際には鞄となるものも持っておきます。和装では信玄袋および合切袋がバッグの代わりとなります。中には和洋折衷のものがあったりと、和物以外の種類もあります。

おすすめ事業者へのお電話はこちらからPR

バイセル

着物の買取の新着記事

おすすめ記事