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庭木の剪定は自分でできる?剪定の時期ややり方、必要な道具を解説

公開日:2026.3.13
庭木の剪定は自分でできる?剪定の時期ややり方、必要な道具を解説

ご自宅の庭木を剪定したいと思っても、業者に依頼すると費用がかかります。そのため、できるだけ費用を抑えるために自分で庭木の剪定をしたいと考える人も少なくありません。

しかし、庭木の剪定はやみくもに枝を切ればよいわけではなく、木の種類や剪定する時期、枝の切り方によって仕上がりや成長に大きく影響します。方法を知らずに剪定してしまうと、樹形が崩れたり木が弱ってしまったりする可能性もあります。
そのため、庭木の剪定は基本的な手順やポイントを理解してから行うことが重要です。正しい方法を知っていれば、庭木の剪定は自分で行うことも可能です。

この記事では、自分で庭木を剪定するときの基本的な考え方や注意点を解説し、剪定の具体的なやり方も分かりやすく紹介します。

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1.庭木の剪定とは?

樹木の健康のために必要

庭木の剪定|植木屋・庭師 イメージ

庭木の剪定とは、庭木の余分な枝や葉を切り落として、木の形を整える作業のことです。枝や葉を適切に整理することで、見た目を整えるだけでなく、木の健康な成長を保つ目的もあります。

庭木を剪定せずに放置すると、枝や葉が伸び続けて栄養が分散し、木の状態が悪くなる可能性があります。余分な枝や葉が増えると、必要な部分へ栄養が行き渡りにくくなり、庭木の成長バランスが崩れてしまうことがあります。

また、枝や葉が伸びすぎると、道路や隣接する住宅の敷地にまで広がる場合があります。通行人や住人に枝が当たってけがをするおそれがあるほか、近隣の建物に枝が触れて傷を付けてしまう可能性もあります。さらに、電線や電柱に枝や葉が触れると、火災の原因になるケースもあるため注意が必要です。

敷地の外へ枝が伸びないよう高さや幅を調整して剪定することで、こうしたトラブルが起きるリスクを抑えやすくなります。また、枝葉が密集した状態を解消すると庭に日差しが届きやすくなり、庭全体の植物が育ちやすい環境を保つことにもつながります。

さらに、枝葉が密集すると風通しが悪くなり、コガネムシやイラガ、カミキリムシなどの害虫が発生しやすくなります。なかには毒針を持つ害虫もおり、刺されるとかゆみやかぶれを引き起こすことがあります。剪定によって日当たりと風通しが改善されると、害虫が発生しにくい環境を作ることにもつながります。

2.庭木の剪定に適した時期はいつ?

樹木の種類によって適した時期は異なる

カレンダーとボールペンの画像

剪定は毎年行うのが望ましい作業です。庭木の健康を保ち、樹形を整えるためにも定期的に枝や葉を整理することが大切です。庭木の剪定時期は、常緑広葉樹・常緑針葉樹・落葉樹など樹木の種類によって異なります。そのため、自宅の庭木がどの種類に当てはまるのかを事前に確認しておきましょう。

オリーブやアオキ、ソヨゴなどは一年中葉を付けている常緑広葉樹>です。剪定の時期は新芽が出る前、または新葉が落ち着いた4月〜6月が目安とされています。常緑広葉樹は寒さに弱い種類が多いため、11月〜2月の寒い時期に枝や葉を大きく切るのは避けましょう。
また、暑い時期の強い剪定は樹木の負担になる可能性がありますが、9月〜10月に枝を間引く程度の軽い剪定であれば問題ありません。

松やモミの木などの常緑針葉樹は、休眠期間に入る3月〜5月の間に剪定するのが一般的です。また、9月〜11月の秋頃に枝を整える軽剪定を行うこともあります。休眠期間に剪定を行うと樹木への負担が少なく、切り口から病原菌が入りにくくなるといわれています。

イロハモミジやアオハダなどの落葉樹は、葉が落ちる11月〜翌年2月の冬の時期に剪定します。葉がない状態のため枝の形が確認しやすく、不要な枝を見分けやすい時期でもあります。

花を楽しむ庭木である花木は、花芽がつく時期が樹種ごとに異なるため剪定のタイミングにも注意が必要です。花が咲く前に剪定すると花芽まで切り落としてしまう可能性があるため、基本的には花が咲き終わったあとに剪定するのが望ましいです。
例えばサクラは11月〜2月キンモクセイは3月〜6月または10月〜11月に剪定することが推奨されています。

3.自分で庭木の剪定をするのに必要な道具

どれくらいの剪定を行うかによって必要な道具は変わる

植木バサミの写真

剪定の時期が近づいてきたら、作業に必要な道具を揃えておく必要があります。剪定の経験がなく何から用意すればよいか分からない場合は、作業用手袋・剪定バサミ・剪定ノコギリの3つを用意すると作業を始めやすくなります。

庭木の剪定は専用の道具を使うことで、安全に効率よく作業できます。剪定バサミは家庭用のハサミよりも刃が厚く短いため、硬い枝を切りやすい道具です。
剪定バサミには上下に刃があるバイパスタイプと、片方のみに刃があるアンビルタイプの2種類があり、硬い枝でも力をかけて切りやすいアンビルタイプは初心者にも扱いやすいとされています。手の大きさと同じか少し大きいサイズを選ぶと手が疲れにくくなります。

剪定バサミで切れない太い枝には剪定ノコギリを使用します。枝の太さや作業する位置に合ったものを選ぶと作業を進めやすくなります。背の高い木を剪定する場合は脚立が必要になることもありますが、高所での作業は転倒の危険があります。
そのため脚立を使わずに高い枝を切れる高枝切りバサミを用意すると作業の安全性が高まります。高枝切りバサミは重量が2kg以下のものを選ぶと、腕への負担が少なく安定して作業しやすくなります。

また、剪定後の枝の切り口がささくれている場合は金属やすりで整えると、切り口が滑らかになり仕上がりもきれいになります。サクラやスギなど切り口がふさがりにくい庭木は、そのまま放置すると雑菌が入り病気の原因になる可能性があるため傷口癒合剤を塗って保護すると安心です。

なお、癒合剤を塗布する際は肌荒れを防ぐため、作業用手袋を着用して作業するようにしましょう。

4.自分で庭木の剪定をする方法

不必要な枝を切るのが基本

庭木の手入れをする男性の手元の写真

枝は通常、幹から外側に向かい、さらに上方向へ伸びていきます。こうした自然な形を保つことで庭木は健康に成長し、樹形も整いやすくなります。

庭木には見た目や成長に悪影響を与える「忌み枝」があり、これらは剪定の対象になります。自分で庭木を剪定する場合は、通常の枝と忌み枝を見分けることが大切です。忌み枝をそのままにしておくと、樹形が崩れたり、木の健康に影響が出たりすることがあります。

例えば、幹の内側に向かって伸びる逆さ枝は、枝の流れが不自然になり見栄えが悪くなるため剪定の対象になります。また、下方向へ伸びる枝は木全体のバランスを崩す原因となり、日当たりも悪くなるため枯れやすくなります。

さらに、1つの枝から3本以上の枝が車輪のように伸びる車枝や、幹や枝から勢いよく突き出す徒長枝も忌み枝に含まれます。徒長枝はほかの枝の養分を多く使うため成長が早く、花をつける樹木では花付きが悪くなる原因にもなります。

また、庭木の成長を妨げる枝として枯れ枝ふところ枝も剪定の対象です。枯れ枝は放置すると害虫が集まりやすくなり、健康な枝に被害が広がる可能性があります。
ふところ枝は幹の近くに生える枝で、枝同士が重なって影を作りやすくなるため、下の枝の日当たりが悪くなり枯れやすくなります。そのため、こうした枝は早めに剪定して整理しておくことが大切です。

5.自分で庭木を剪定するのが不安ならプロに依頼

大切なのは相見積もりを取ること

庭木の枝切りをする造園業の作業員の写真

自分で庭木を剪定することに不安がある場合は、剪定業者へ依頼する方法も検討しましょう。専門業者に依頼すると、安全に作業してもらえるだけでなく、庭木の状態に合わせた適切な剪定を行ってもらえます。

剪定業者の料金は主に「単価制」と「日当制」の2種類があり、依頼する前に料金の仕組みを確認することが大切です。
単価制は庭木の本数や高さごとに料金が決まる方式で、3メートル未満の低木であれば1本あたり約3,000〜5,000円、3メートルから5メートルの中木は約6,000〜10,000円が目安とされています。
5メートルから7メートルの高木は約15,000〜20,000円が相場で、7メートル以上になると重機の手配や交通誘導が必要になることもあるため、個別見積もりになるケースが多くなります。
なお、松やマキなどの庭木は剪定に手間がかかるため、一般的な庭木より費用が高くなることがあります。

一方、日当制は作業する職人の人数や作業時間によって料金が決まる方式で、相場は1時間あたり約2,000〜3,000円、1日あたり約15,000〜30,000円程度です。人件費は地域によって差があり、都心部では高く、地方では比較的安くなる傾向があります。

日当制の場合は業者の技術力や作業スピード、庭木の状態によって作業時間が変わるため、最終的な費用は見積もりを取らないと分かりません。そのため、1社だけで決めるのではなく、複数の業者に現地調査や見積もりを依頼して比較することが重要です。

見積もりを確認するときは、料金や剪定方法だけでなく、作業後のアフターフォローがあるかどうかも確認しておくと安心です。複数の業者を比較することで、費用とサービス内容のバランスを見ながら依頼先を選びやすくなります。

6.庭木の剪定を自分で行うときのまとめ

剪定の基本を理解して安全に作業することが大切

庭木の剪定を自分で行う場合は、まず剪定が必要な理由や適切な時期を理解しておくことが大切です。剪定をせずに放置すると枝や葉が伸びすぎてしまい、庭木の栄養バランスが崩れるだけでなく、隣家や道路へ枝が伸びてトラブルにつながる可能性があります。

また、枝が密集すると日当たりや風通しが悪くなり、害虫が発生しやすくなることもあります。庭木を健康に保つためには、毎年適切な時期に剪定を行うことが重要です。

庭木の剪定を自分で行う際は、剪定バサミや剪定ノコギリなどの道具を用意し、逆さ枝や徒長枝などの忌み枝を見極めて切ることがポイントになります。

ただし、高所作業が必要な場合や太い枝を切る場合は危険が伴うため、無理をせず剪定業者に依頼する方法も検討しましょう。複数の業者から見積もりを取り、費用やサービス内容を比較すると、自分に合った業者を選びやすくなります。

庭木の剪定は庭の見た目を整えるだけでなく、庭木を健康に育てるためにも欠かせない作業です。庭木の種類や状態に合わせて、適切な方法で剪定を行いましょう。

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