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給湯器の温度トラブルとは?

公開日:2022.1.31 更新日:2024.4.5
給湯器の温度トラブルとは?

給湯器の温度トラブルに関するさまざまな情報を簡単に紹介します。このトラブルが起きてしまうとさまざまな場所に影響が出ます。キッチンや洗面台でしたら少しの我慢で使用できるかも知れませんが、浴室ではそういう訳にはいきません。また急に高温になったりすると火傷する危険もあります。そこで今回は給湯器の温度トラブルの具体的な症状や原因、対処方法まで分かりやすくお伝えしていきますので参考にして下さい。

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1. 温度トラブルはどんな症状?

給湯器の温度トラブルの主な症状はぬるま湯しか出なくなることです

水を出している洗面所の蛇口の写真

このトラブルの症状として比較的出やすいのが温度が不安定になることです。お湯を出したあといったん止めて再度出すとぬるま湯になることがあります。これは冷水サンドイッチという症状で故障ではないのですが、出し続けているのに湯温が上下した場合は一部を除き給湯器に何らかのトラブルがあると考えられます。

一部とはトイレや洗面台など他の場所で同時に水やお湯を使用した場合です。ですので給湯器の温度トラブルかどうかを確認するためには、一か所で確かめてみましょう。

次に紹介する症状としては、追い焚きが出来なくなることがあります。40℃で設定して追い焚きを始め、完了したサインがあったのに入浴してみたら驚くほど冷たいままだったということがあります。それ以外にもお湯を出す設定にして給湯器が燃焼しようとすると異音がしたり異臭がすることもあります。さらに深刻なトラブルになると白煙が上がることもあります。

このトラブルの初期は症状が少ないので、気のせいかなと済ませてしまうことがあります。しかしながら放っておいても温度が安定したり直ることはありませんので、少しでもおかしいと感じたら原因を特定して対処しましょう。もし自分で解決できない時は専門業者に相談して下さい。

2. 温度トラブルの原因

給湯器での温度トラブルの原因はいくつかありますので個別に紹介します

水が流れている排水口の写真

ここでのトラブル原因として最初に考えるのが、複数の場所での使用です。自宅でお湯が出る場所としては台所、洗面所、浴室があります。トイレでも温水が出ますがウォシュレット自体が水を温めていますので、ここでは除外して考えても問題はありません。

給湯器と言うのは大きさや性能によって温められる水の量がある程度決まっています。複数の場所で温水を使ってしまうとキャパオーバーとなり湯温が低下することがあります。またお風呂でシャワーをしている時にキッチンで洗い物を始めると湯温が不安定になることがあります。

次に紹介する原因は給湯器の故障です。各給湯機メーカーは耐用年数を10年から15年と定めています。それを越えて使い続けていると、内部の汚れやホコリにより燃焼効率が落ちることがあります。同じく逆流防止弁が劣化すると水の逆流が起こり、お湯が出なくなることがあります。

上記以外にもプロパンガスで給湯器を使用しているご家庭でしたら、ガスの残量不足も温度トラブルの原因になりますし、サーモスタットの故障も考えられます。いずれにしても対処するには正確に原因を特定しなくてはいけませんので、自身で判断できない場合は賃貸でしたらオーナーか管理会社に、戸建ての場合は専門の業者に相談して下さい。

3. 温度トラブルの解決方法

給湯器で温度トラブルが起きたときの解決方法を分かりやすく紹介します

補修されたパイプの写真

まず給湯器の温度が不安定になった時は全ての蛇口を閉めて、一か所だけで使用してみて下さい。もしこれで解決した場合は同時使用による給湯器の性能不足が原因となりますので、複数箇所で使用しないようにするか、容量の大きい給湯器に買い換えて下さい。

逆流が温度トラブルの原因でしたら、弁を交換しなくてはいけません。まず給湯器側の給水栓を閉めて下さい。次にキッチンや浴室など、どこでもいいのでお湯が出る側の蛇口をひねってみましょう。その状態で水が出たら弁が故障している証拠ですので、業者に交換を依頼して下さい。

お湯を出そうとした時に給湯器からキュルキュルと異音がした場合や煙が出た場合、燃焼口から見た炎の色が赤やオレンジだった場合は本体の故障が考えられます。解決方法としてはメーカーの保証期間内であれば修理してもらうか使用年数が長い場合は交換を検討して下さい。

このトラブルの解決方法で最後に紹介するのは給湯器についているリセットボタンを押すことです。この方法で温度トラブルが解決することは結構ありますので、業者に依頼する前にお試し下さい。給湯器はガスに関係する場所ですので一歩間違えると大変危険です。さらに専門業者に解決を依頼する場合もガス会社、メーカー、販売業者など色々ありますので、金額やサービスをしっかりと確認して連絡することをお勧めします。

4. 温度トラブルを防止するには

給湯器での温度トラブルを防止する方法はお住まいの場所によっても違います

給湯器の水抜き栓を操作している写真

このトラブルを防止する方法として最初に紹介するのは凍結させないことです。お住まいの場所が特別豪雪地帯や寒冷地でしたら、冬場(特に1月~2月)の早朝に凍結することがあります。給湯器の水が凍ると給水管が破裂したり、温度トラブルの原因になりますので注意して下さい。

防止法としては水抜き栓を操作して給湯器内の水を空にしておくか、凍結防止帯や発泡スチロールなどを使い給湯器を冷気から守るようにしましょう。

温度トラブル防止法として次に紹介するのは買い替えです。例えば最初は夫婦二人でスタートした生活も、子供が生まれたり、親と同居するなどで人数が増えることがあります。家族が増えるということはそれだけ使うお湯の量も増えますので、小さい給湯器でしたら性能不足で温度が不安定になることがあります。ですので、状況によってはトラブルを起こす前に買い換えを検討して下さい。

このトラブルは古い給湯器であればあるほどリスクが高くなりますので、最高でも15年使用した場合は新しいものにして下さい。また、防止の観点から言えば新しい給湯器でも年に一回は外から燃焼口を覗いて、炎の色や勢いに異常が無いか確認しておきましょう。浴室での追い焚き機能と温水が出なくなるトラブルは一般的に同時に起こりにくいので、どちらか一方の症状が表れた場合は修理するよりも交換した方がお得になることが多いです。

5. 温度トラブルの情報まとめ

給湯器の温度トラブルに関する情報のおさらいとポイントのまとめ

給湯器に繋がるパイプの写真

このトラブルにおける原因や解決方法などの情報をお伝えしてきましたが、最後におさらいも兼ねてポイントをまとめます。

温度調節が出来なくなると給湯器としての意味がありませんので、少しでも異常を感じたら徹底的に原因を調べましょう。もし自分で調べたり修理したりなどの行為が出来ない時は、ガス会社、給湯器メーカー、販売店に調査を依頼して下さい。

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