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危険な不用品回収業者とのトラブル事例!安心な業者の見極め方を解説

公開日:2025.3.31
危険な不用品回収業者とのトラブル事例!安心な業者の見極め方を解説

不用品を処分する際に安さだけを優先すると、思わぬトラブルに発展する恐れがあります。高額請求や不法投棄をはじめとする被害報告も増加傾向で、業者選びには注意が必要です。
こうした業者は、許可なく営業を行っていたり、回収した品を不正に処理していたりするなど、さまざまな手口で利用者を狙っています。実際に「無料」とうたっておきながら予想外の高額請求をされたり、不法投棄が発覚して依頼者が責任を問われたりといった事例が後を絶ちません。

この記事では、悪質業者との典型的なトラブル事例から被害を防ぐためのポイントまで、安心して不用品処分を行うために知っておきたい情報を詳しく解説します。

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1.危険な不用品回収業者のトラブルは急増中

近年トラブル件数は5倍以上に増加

悪徳業者のイラスト

国民生活センターの統計によれば、過去15年間で不用品回収業者とのトラブル件数は5倍以上に増加しています。
無料をうたったはずが高額請求をされたり、回収した品を不法投棄したりすることで依頼者が責任を問われるなどの被害があります。

こうした業者は、違法で実体が不透明なケースも多く、被害は後を絶ちません。
トラブル被害の増加を受け、消費生活センターや自治体にも多くの相談が寄せられています。誠実な業者と見分けにくい場合もあり、広告の印象だけを見ていると判断を誤る可能性があります。
特に「無料」という言葉に惹かれ、十分な確認をせずに依頼してしまうケースが増えています。

2.不用品回収業者とのトラブル事例

トラブル事例を知ることは回避の第一歩

不用品回収を依頼した際の典型的なトラブルとして、高額請求や家財の無断持ち出しなどが報告されています。 「無料で回収する」という広告につられて依頼した結果、後から追加費用を請求される事例が代表的です。
契約時には必ず料金や作業範囲を明確に確認し、業者の信頼性を見極めることが重要です。

見積もりを提示しないまま契約、高額請求をされた


多くの悪徳業者は、回収作業を始める前に正式な見積もりを提示しません。見積書や料金表を求めても口頭のみで済まされるため、依頼者は正確な金額を把握できないまま作業に進んでしまいます。
作業後になって初めて高額を請求されるため、不当と思っても支払いを迫られがちです。 結果として、強引にお金を支払ってしまう被害が後を絶ちません。

こうした被害を防ぐには、必ず事前に書面で見積もりを確認し、費用の内訳に疑問があれば納得できるまで業者に質問することが重要です。



「無料」のはずが追加支払いを要求された


チラシやネット広告で「無料回収」とPRしている業者でも、実際には運搬費や人件費などの名目で追加料金を請求してくる事例があります。
依頼者は費用ゼロと思い込み、気軽に依頼するため、提示された高額な経費を断りづらく泣き寝入りしがちです。

こうした被害を避けるには、「無料」という広告を鵜呑みにせず、具体的な料金プランを事前に確認しておく必要があります。 説明が曖昧な場合は契約を急がず、別の業者との比較するのも有効です。



頼んでいない家財を勝手に持ち出された


依頼した不用品以外にも、家にある価値のある物まで意図せず持ち去られてしまうトラブルも報告されています。例えば、家具の隙間に置いてあったアクセサリーやまだ使用中の家電などが勝手に回収されるケースです。
不用品かどうかの確認を怠り、見境なく回収してしまう悪質業者は、持ち出した物品をすぐに転売するなどの違法行為に及ぶことがあります。被害者が後に気づいても、既に品物は戻らないという事態が起こり得ます。

作業当日は必ずスタッフの動向を見守り、不用品の範囲を明確に伝えることが大切です。気になる物品がある場合は先に別の部屋に移しておくなど、トラブルを未然に防ぐ工夫が大切です。



ビデオデッキ回収なのにリサイクル料金を請求された


テレビなど特定の家電はリサイクル法の対象ですが、ビデオデッキやカセットデッキは対象外のものが多く、一般廃棄物としての処理が可能です。 しかし、これを悪用して不正にリサイクル料金を請求する業者がいます。
知識のないまま依頼者に有料のリサイクル手数料を上乗せし、利益を得るのが典型的な手口です。本来かからない費用を徴収され、依頼者が損をします。

回収を依頼する前に、自分が処分したい家電がリサイクル法の対象かどうかを自治体や信頼できる情報源で確認し、適正な処分費用を知っておくと安心です。



チラシやネットの広告と実際の請求価格が違った


「お得な定額パック」「全てが込み込みの料金」と広告している業者に依頼したところ、実際には処分費用などの名目で追加料金を請求されるケースが報告されています 。
誇大広告や虚偽表示で顧客を集め、作業日当日に高額な請求をする手口も確認されており、納得できなくても支払いを迫られる被害が報告されています。

複数業者からあらかじめ見積もりを取り、宣伝内容と実際の金額が大きく異ならないかを比較することが大切です。 広告が過度に魅力的な場合は、最終的な請求額とのギャップに十分注意が必要です。



回収された後で不法投棄が発覚


不当な業者に任せると、回収された品が適切な処分ルートを経ずに不法投棄される可能性があります。不法投棄が見つかった際には、場合によっては依頼者側も責任を問われることがあるので厄介です。
業者が回収後にどのように処分しているかを確認しないまま依頼をすると、後になって自治体から問い合わせを受けることもあります。実は回収業者が許可を持っていなかったり、許可外の方法で処分していたりと、違法行為が疑われるケースも多いです。

信頼できる廃棄ルートを確保しているかなど、事前の確認が欠かせません。公式サイトや実店舗の有無、処分方法の開示にどの程度誠実に対応しているかを見ることも重要です。



高額な金品を強引に押し買いされた


不用品回収を装って自宅に上がり込み、骨董品や宝石など高価な品を強引に買い取る事例があります。 明らかに市場価格より安い金額での買い取りを迫られ、後になって大きな損をしたと気づくケースも多いです。
正規の古物商許可を持たない業者が行う取引は、問題が発生しても対応が難しくなります。

業者選びの段階で許可証の有無を確認し、不用品回収と同時に売却を検討する場合は、信頼できる店舗や専門業者への相談が望ましいです。



家具や家に傷を付けられた


大型家具や家電の搬出時に、壁や床、ドア枠などを傷つけられる被害があります。業者が保険加入をしていれば修理費の負担をするなどの補償対応が期待できますが、悪徳業者の場合は補償を拒否されることが多いです。結果として修復費を負担させられ、連絡先さえ不明になる二次被害も報告されています。

こうした事態を避けるため、契約前に業者が保険に加入しているか、補償制度を整えているかを確かめる必要があります。 万が一のトラブル時にスムーズに連絡できる窓口があるかどうかも重要です。

3.悪徳な不用品回収業者の特徴

危険な業者に共通する特徴

不当な請求をする業者と、見積もり金額に驚くシニア女性のイラスト

優良な業者はいい口コミが多かったり、ていねいなスタッフが揃っていたりするのと同様に悪徳業者にも共通する特徴が見受けられます。
不用品回収でトラブルを避けるためにもまずは悪徳業者に多い特徴を理解しておきましょう。 住所や料金が不明瞭、必要な許可がないなど、不審な点がある場合は注意が必要です。

会社の住所・連絡先が確認できない


所在地や連絡手段が曖昧な廃品回収業者は危険です。 実際の住所が空き地だったり、電話が繋がらなかったりなど、責任を回避する手口が多く報告されています。 作業後に不具合が起きても連絡が取れず、補償が受けられないケースが目立ちます。
住所や連絡先が明確に示されていない業者は早い段階で候補から外し、信頼できる相手かどうかを再検討する必要があります。



チラシやネット広告で「無料」を宣伝する


無料回収を強調して宣伝する業者には注意が必要です。聞こえは良いものの、実際には運搬費やリサイクル手数料、オプション費用など、後から様々な名目で高額支払いを迫られるケースが多くあります。
依頼者が「無料だと思っていたのに」と混乱する間に作業が進み、最終的に非常識な金額を請求するのが主な手口です。クレームを入れても、誇大広告を指摘できないよう巧妙に文言が仕込まれていることも少なくありません。

本当に費用がかからない理由を明確に示せる業者以外は、簡単に信用しないことがトラブル回避のコツです。



近所を拡声器付きトラックで巡回している


大音量で巡回するトラックの業者は慎重に見極める必要があります。 許可のない回収や、その場で契約を急かす手口があり、後から金銭トラブルに発展する可能性があります。
正式な見積もりを提示せず、軽トラックで突然回収を始める業者も報告されています。 飛び込みで回収を持ちかけるサービスは便利に見えても、正当な許可や説明を確認しないまま依頼するとリスクが高いです。
安易に声をかけてしまうと、トラブルが起こりやすいため、飛び込みで持ち込んでくるサービスには十分な注意を払いましょう。



突然、家に訪問してくる


アポなしで訪問し、強引に契約を迫る業者は危険です。 利用者の冷静な判断ができない状況を狙って契約を取るため、法外な料金を要求されることがあります。
無料見積もりを口実に家に上がり込み、不用品以外の物まで査定される被害が報告されています。 見覚えのない訪問は身の安全も含めて警戒し、連絡先や業者情報が不明な場合は依頼を回避するほうが安全です。



事前に見積もり額を提示しない


「大丈夫、安くするから」とあいまいに話され、具体的な金額を伝えない業者はトラブルの元です。作業後に突然「これだけの量なら十数万円になります」など、法外な請求をする場合があります。

依頼者が納得できる見積書や請求書を発行しないまま現場で口約束だけが進行するのは非常に危険です。うまく技術を駆使して回収時間を長引かせ、工数を理由にさらに上乗せするなどの手口も報告されています。
事前確認をきちんと行った上で、正式な文書にサインすることや契約書の写しをもらうことが大切です。



空き地などで回収品を集めている


収集場所が不透明な業者は、その後の処分方法も不透明である可能性が高いです。契約したあとにどこへ運び、どう処理しているのかが分からないのは不法投棄に直結するリスクがあります。
適切な処分ルートを持っている正規の業者であれば、廃棄物処理施設やリサイクルセンターなどの行き先を説明できます。空き地や人気のない場所で密かに回収品を一時保管しているような業者に依頼するのは立証も困難になるため注意が必要です。
利用者が後に責任を追及されることも考えられるため、信頼性のある保管場所や処理フローを確認することが大切となります。



見積り金額が曖昧で書類の発行がない


口頭だけの見積もりや契約は、後日トラブルの温床になります。
書面がなければ正しい契約内容を証明できず、法的対処が困難です。 追加請求や作業当日の値上げをされても、書類がなければ反証が難しくなります。

必ず見積書を取り交わし、料金や作業範囲を双方で確認する習慣を身につけることが重要です。



必要な許可を取らずに営業している


無許可の業者は違法行為の可能性が高く、依頼者も被害を受けるリスクがあります。 一般廃棄物処理業や産業廃棄物収集運搬業などの資格を持たないと、適切な処分が難しいためトラブルに直結します。
無許可業者に依頼した結果、不法投棄や違法転売に巻き込まれたケースがあります。 公式サイトや営業所で許可証を公開している業者を選ぶことで、安全性や補償対応が期待できます。

4.危険な不用品回収業者の被害にあったときの対処法

迅速に各種専門機関に相談

国民生活センター 東京事務所の写真

危険な不用品回収業者も言い換えれば「悪徳のプロ」です。どんなに気を付けていてもかかわってしまう可能性はゼロではありません。

もし、悪質な回収業者とトラブルになった場合は、早めの相談や具体的な対策が重要です。 一人で抱え込まず、公的機関や専門家の力を借りることで被害を最小限にできます。

消費者センターへ連絡する


料金トラブルなどの消費者被害は消費生活センターへ相談が有効です。 公的機関が仲介に入ると、業者への対応や交渉をスムーズに進めやすくなります。
高額請求の根拠が不明な場合や、契約書の不備があるときに相談する事例が多いです。

領収書やメールなど、やり取りの証拠を用意し、消費生活センターの助言をもとに正しい交渉を進めると被害軽減につながります。



高圧的な態度や窃盗は警察に連絡する


契約上のトラブルだけでなく、脅迫や暴力的な言動を伴う場合、窃盗にあたる行為が疑われる場合は警察への連絡が必要です。被害を警察に相談しておけば、あなたの身体的・財産的安全を守るために動いてもらえます。

悪徳業者の中には「警察沙汰にすると面倒になる」と恐喝まがいの言葉で黙らせようとする者もいますが、決して屈してはいけません。
一人で対応するのが不安な場合は、近隣住民や家族、友人に協力を仰ぎ、複数人で守りを固めることも選択肢です。安全が第一ですので、状況によっては自治体や専門家のサポートも借りましょう。

5.無料で不用品回収ができる理由

悪徳業者と優良業者では無料の理由が違う

無料の不用品回収のイメージ画像

「無料回収」と宣伝されている場合、転売などで収益を得ている可能性があります。 売却できる品目が多ければコストをカバーできるため、実質的な無料が成立する仕組みです。
例えば、まだ売れる家具や家電を中古市場で販売できる見込みが高ければ、回収のコストをカバーできます。

一方、悪徳業者が偽りの無料をうたい、高額請求に至るケースもあります。
無料回収と言われた場合は、その根拠や回収品の処分方法について明確な説明を求めることが必要です。

6.危険な不用品回収業者とのトラブルを避けるためにできること

事前リサーチで危険な業者を遠ざける

相見積もり(業者)のイメージ画像

安全に処分するには、事前確認と準備が不可欠です。 所在地や許可の有無、口コミを調べ、不安があれば他の業者も検討します。 相場とかけ離れた安さや高額見積もりには警戒が必要です。

過去の実績や口コミを確認する


公式サイトの実績や利用者の口コミをチェックすると、業者の評判を把握しやすいです。 満足度やクレームの有無がはっきりし、トラブル傾向を見極められます。
SNSや第三者レビューで不審な評価が多い業者は避けるなど、複数の媒体で評判を調べるのもよいです。 一つのサイトだけで判断せず、全体的な傾向を見て安全かどうかを判断するのが賢明です。



複数の業者から見積もりを取り、相場を知る


料金や対応の良し悪しは一社だけに依頼したのでは分かりにくいものです。複数社から見積もりを取り寄せ、料金、回収方法、アフターサービスなどを比較検討することで、適正価格かどうかが見えてきます。
極端に安い金額を提示された場合は、何か裏があるかもしれないと疑ってみるのもトラブル回避に繋がります。
最近はオンラインで簡易見積もりが頼める業者も増えているので、忙しい方でも複数の選択肢を検討しやすくなっています。
電話やメールでの問い合わせ時には見積もりの根拠を具体的に尋ねるのが有効です。



必要な許可を得ている業者を選ぶ


自治体が定める一般廃棄物収集運搬の許可や、リサイクル品の扱いがある場合は古物商許可など、法令で必要な許可をきちんと得ているかどうかの確認が不可欠です。
無許可業者は不法投棄や違法転売などのリスクが高く、依頼者が被害を受ける懸念があります。
不用品回収業に必要な許可は、自治体のサイトや環境部局で公開されている場合がある ので、疑わしい際は行政に直接問い合わせるのも一つの手段です。



必ず名刺・見積書・領収書を受け取り保管


文書を残さないまま契約すると、後日トラブルへの対処が難しくなります。 書面があると金額や作業範囲を証明でき、追加請求などに対抗しやすいです。 見積書や領収書があれば消費者センターや警察に相談するときもスムーズに対応できます。
あいまいな口約束は避け、書類の確認と保管を徹底することが被害防止につながります。



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危険な不用品回収業者の見分け方

7.危険な不用品回収業者のまとめ

危険な不用品回収業者に関わらないポイントまとめ

悪徳業者のイメージ画像

悪徳な不用品回収業者に依頼すると、多額の請求や不法投棄など重大なトラブルに巻き込まれる可能性があります。 事前に会社情報や許可の有無を確認し、複数社から見積もりを取ることで、安心して不用品を処分しやすくなります。

万が一トラブルに遭ったら、消費生活センターや警察などの公的機関に相談すると被害軽減が期待できます。
必要書類をきちんと用意し、料金や処分方法が不透明な業者を避けることで、安全かつスムーズに不用品処分を進められるでしょう。

監修

ゴミ屋敷片付け・汚部屋清掃 ゴミ屋敷バスター七福神

ゴミ屋敷片付け・汚部屋清掃 ゴミ屋敷バスター七福神

創業14年、ゴミ屋敷片付け・汚部屋清掃の専門業者。年間実績20,000件以上を誇る。長年の経験で培われた独自のノウハウと、専門教育を受けた熟練スタッフによる丁寧かつ迅速な作業が強み。

手が付けられないほどのゴミ屋敷も、豊富なスタッフ数と車両数を駆使し、最短1日でのスピード解決を実現。プライバシーに配慮した秘密厳守の対応で、ご近所に知られる心配もない。

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<資格・著書・受賞歴など>

遺品整理士
生前整理士
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