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洗濯機が漏電している!その原因と主な対策を紹介

公開日:2022.4.28 更新日:2024.4.11
洗濯機が漏電している!その原因と主な対策を紹介

洗濯機を動かす時に漏電が発生した経験はありませんか。漏電は感電や火事といったトラブルを引き起こす原因となりますので、一刻も早く対処しなければなりません。今回は洗濯機の漏電が発生する原因とその対処法について詳しく解説していきます。

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1. 漏電が起きるメカニズム

初めに、洗濯機を含めた家電製品が漏電するメカニズムについてご紹介します。

コンセントから発火している写真

漏電とは、電線に何かしらの異常があって電気回路から電気が漏れ出す現象のことです。通常家庭や公共の場所などで使用されている電気は、何らかの異常が発生すると漏れてくることがあります。

電気配線および電気を使用する製品には、漏電するのを防ぐ目的で絶縁処理がされています。ですが電線が損傷したり、耐久年数が長くなったりすることで、漏電がもたらされることに。また耐水性を持たない家電製品に水がかかると、漏電が引き起こされることがあります。

漏電と言うと、感電でビリっと感じるイメージを思い浮かべる方も多いと思います。しかし、漏電による影響はそれだけではありません。

感電の影響度合いが強いと、重傷を負ったり、場合によっては死につながる危険性もあります。また漏電の規模によっては、建物の火災が引き起こされることもあります。

このように、電気の漏電は自分はもちろん、近隣に対しても悪影響を及ぼします。ですので、日頃から漏電対策はしっかりと行う必要があります。漏電で電気が使えなくなることを想定して、非常用電源や懐中電灯など、用意できそうなものは準備しておきましょう。

2. 洗濯機が漏電する原因

ここまで漏電が発生するメカニズムとその影響について述べてきました。ここでは洗濯機が漏電を起こす原因についてご紹介します。

コンセントに水が入り漏電している写真

・ビニールコードの劣化
洗濯機をつなぐのに必要なコードは漏電を引き起こす原因の一つ。このコードが劣化していくと、漏電リスクが高まります。コードの耐久年数が経過していくと、次第に覆っているビニールが破けていき、隠されていた電線が露出されるようになります。今まで覆われていた電線が露出してしまうと、洗濯機本体に水が触れやすくなり、漏電してしまうことになります。特に使用を開始してからある程度の年数が経っている洗濯機は、コードの劣化が生じている可能性があります。コードを確認してみて、老朽化していたら交換するようにしましょう。

・電気系統の浸水
洗濯機の電気系統が浸水すると漏電が引き起こされやすくなります。洗濯機本体に水が入り込むことによって、漏電が生じることに。市販されている洗濯機には防水加工こそされてはいるものの、経年劣化していたり、水漏れすることによって、電気系統が水に浸かる可能性があります。

この他モーターをはじめ、内部に付いている部品が故障していると、水漏れが発生することがありますので注意する必要があります。

3. 漏電した時の対処法

万が一、洗濯機の漏電が起こったとしても、次のような対策を講じていれば感電などの危険性を少なくすることは可能です。

洗濯機の修理を行う事業者の写真

・洗濯機のアース線をつないでおく
まず、アース線はしっかりとつながれているかどうか確認しておきましょう。アース線は漏れた電気を地面に送るために付いています。このアース線がきちんとつながれていれば、たとえ漏電が引き起こされたとしても感電してしまう危険性が最小限に抑えられます。もし洗濯機を配置している箇所のコンセントにアースがない時は、工事業者に依頼してアースが付いたコンセントを設置してもらうことをおすすめします。

・日頃から洗濯機やその周辺を調べておく
洗濯機の漏電は、本体の経年劣化によって引き起こされることが多いです。まずは洗濯機の使用年数を確認してみましょう。また排水口やコンセントの周りが汚れていないかどうか確認してみることも大切。こうした箇所の汚れも漏電の原因になることがあります。洗濯機内部の部品についてもきちんと点検しておく必要があります。部品によってはご自身で交換できるものもあるので、なるべく早めに交換しておきましょう。

このようにちょっとした点検をしておけば、少しでも感電や火災などのリスクを減らすことができます。

4. 修理費用の相場

もし洗濯機内部の部品が故障していれば、修理業者に作業を依頼しておく必要があります。作業費用こそかかってはくるものの、専門知識と経験を持ったスタッフが行うので安心です。

洗濯機を点検する事業者の写真

洗濯機本体を修理に出す場合、費用相場としては約10,000円~50,000円になります。またアース付きのコンセントを増設する場合は、約5,000円~30,000円の費用がかかります。

もちろん新しい洗濯機に買い替えた方が望ましいこともありますが、洗濯機を買い替えたばかりであったり、耐久年数から考えてまだ使えるようであったりすれば修理に出しておいた方がいいでしょう。

ご自宅まで業者に来てもらうと出張料が加算されます。作業費用を少しでも安くしたい場合にはご自宅に近い業者へ依頼されるのが望ましいです。

この他、多くの家電メーカーでは無償で故障した洗濯機を修理してくれる期間を設けています。たいていの場合ですと、期間は購入されてから1年以内となります。

またメーカーによっては延長保証を実施しているところもあります。故障した洗濯機を修理に出す前に、一度こうした保証を利用できるかどうかを確認しましょう。もしメーカー保証がまだ利用できるようであれば、まずはそちらを活用してみてください。

5. 洗濯機が漏電したら業者に連絡を

修理業者への連絡は大切。ですが、その前に業者選びの方法を知っておく必要があります。

洗濯機の修理を行う事業者の写真

業者を選ぶ際には、担当者としっかりとやり取りを行うことが肝心。まずはご自身で電話相談をしましょう。業者によっては24時間いつでも電話対応を受け付けています。作業に入る前にはあらかじめ見積もりを取っておくことをおすすめします。

近年では多くの業者が無料見積もりを受け付けています。費用の内訳を確かめておくことで料金設定が適切であるかどうかを確かめられます。時間に余裕があるようでしたら、複数の業者から見積もりを取っておき、比較検討してみるといいでしょう。

最初に見積もりを依頼した業者の修理費用が35,000円だったところが、別の業者だと31,000円になったということがよくあります。

また業者とこちらが疑問に思うことを相談してみて、説明が丁寧かどうかも把握しておくことも肝心。作業内容や費用見積もりの内訳などきちんと話してくれる業者ほど、きちんと修理してもらうことができます。

この他、業者のホームページや口コミサイトなどで検討されている業者に関する意見に目を通しておくのもおすすめ。洗濯機の漏電でお困りの際は、最寄りの修理業者をインターネットでチェックしてみましょう。

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