ムカデは見た目がグロテスクなため、苦手な人も多いでしょう。
また、ムカデによる被害は見た目だけではなく、毒を持っているため噛まれると非常に深刻な事態になります。
この記事ではムカデのトラブルに関する情報をご紹介します。
ムカデの習性や被害事例、駆除費用について解説しているので、ムカデ被害にお悩み方はぜひ参考にしてみてください。
ムカデは日本全国に生息しており、特に暖かいところに多く生息しています。暗いところで生活することが多く、湿気があり、暗い場所を好みます。非常に薄い身体をしており、家のわずかな隙間から入り込んでしまうことも少なくありません。
人に噛みつくことがあり、噛まれると非常に強い痛みがあります。さらに毒を持っているため、噛まれるとその後しばらくは強い痛みに悩まされるでしょう。
ムカデは虫を食べる生き物で特にゴキブリを好んで食べる習性があります。そのため、ムカデの被害を抑えるためにはゴキブリの発生を抑えるための対策が有効になります。
具体的には、掃除を行い食べかすなどを残さないこと、水分をしっかりと拭き取っておくことです。これらの対処をし、きれいな状態を維持しておけば、ムカデに入られにくくなります。ただし、細かい隙間でも入り込む可能性があるため、夏場はきちんと窓がしまっているか確認しておくことをおすすめします。
ムカデは虫の中でも生命力が高く、ただの殺虫スプレーでは十分に効果を発揮しない場合もあるため、注意しましょう。
ムカデの駆除のためには専用のスプレーを使うか、お湯を使うことがおすすめです。熱湯に弱くお湯を準備する手間がかかりますが、安全に処理できます。
捨てるときは新聞紙などに包んでからにしましょう。
ムカデの被害事例としては人を噛む可能性があることです。ムカデは噛むと強い痛みがあるだけではなく、強い毒を持っています。そのため、噛まれた場合は慌てずに対処を行う必要があるでしょう。しびれや炎症、かゆみがあり、発熱や吐き気を催すことも。そのような場合はすぐに病院に連れていきましょう。
噛まれた場合、いくつかしてはいけないことがあります。それは冷やすこと、お湯で温めること、毒を口で吸い出す、毒を絞り出すことです。これらの行動は逆効果にも繋がりかねません。
お湯で温めるのは噛まれた直後でかつ適切な温度であれば、効果があります。しかし、温度が低い場合は逆に毒を活性化させてしまうことも。お湯で温める場合は43度以上を維持し、5分間かけ続けましょう。時間が空いてしまった場合はこの対処は避けてください。
ステロイド系の薬を塗ることも効果的です。ムカデに噛まれた場合は噛まれた部分だけではなく、その周辺にまで毒をつけてしまうため、広めに塗布するようにします。
ただし、子どもや高齢者の方が噛まれてしまった場合は非常に危険なため、必ず病院に連れていきましょう。
ムカデが大量発生することで、被害が出てしまう事例もあります。ムカデはゴキブリやノミ ・ダニのように人の家に巣を作るようなことはありません。しかし、肉食の虫でゴキブリを食べる生き物のため、ゴキブリが多く発生するような家の場合はエサを求めて侵入する場合があります。
ムカデは先ほど説明したように強い毒を持っているため、何回も部屋に侵入されるのは非常に危険です。ムカデを発生させないようにするためには、湿気対策をしておくことと、部屋をきれいにすることが大切です。
ムカデは水を好むため、水分が多い環境を作らないようにしましょう。具体的にはキッチンなどの水回り、植木鉢、プランター周りは確認しておくことをおすすめします。また、床下は湿気が多く、ムカデが入り込みやすいため、ムカデの侵入口を作らないことが大切です。
ムカデは暗い場所を好むため、靴の中に入り込んでいることもあります。そのためムカデがいることに気づかないうちに噛まれてしまう事例も少なくありません。
ムカデが多いシーズンはムカデが入りそうな暗い部分には注意した方がよいでしょう。
ムカデの駆除を業者に依頼した場合、駆除費用の大まかな相場は5万円ほどとなります。ムカデは生命力があることは確かですが、他の害虫と比べると繁殖しにくく、個人で対処できる場合も多いでしょう。しかし、噛まれた場合の痛みは非常に強く、2度目以降はアナフィラキシーショックを起こす可能性もあるため、噛まれるような事態は回避するようにしましょう。
ムカデの駆除業者に依頼した場合は、薬剤での散布、床下の除湿、侵入経路を塞ぐことまで行ってくれます。ムカデの駆除だけではなく、再発防止の措置まで行ってくれるため、ムカデに悩みたくない場合にはおすすめできるでしょう。ムカデに噛まれるリスクを気にする必要がないため、安心したい場合にはおすすめです。
駆除だけではなく、予防措置までしっかりとしてくれるため、安心して過ごせるようになるでしょう。
ムカデを個人で対処することはできなくはありませんが、噛まれるリスクがあることと、侵入経路の特定が難しい場合があることがネックです。
ムカデは噛まれると、非常に強みがあり、場合によっては死に至る可能性もあります。
また、侵入口の特定が難しい場合もあり、個人では対処しきれないことも少なくありません。
この記事ではムカデの習性や被害事例、駆除費用について解説しました。
ムカデはそれほど数が多いわけではありませんが、噛まれると強い痛みがある上、毒まで持っているので非常に危険です。
個人で対処できないことはありませんが、害虫駆除業者に依頼した方が安心して駆除してもらえるでしょう。
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